秋高く但馬の高原にて〜女郎花植栽参加〜06.10/9

3連休最終日は、但馬まで舞い戻って、秋晴れの中ハチ高原で行われた、秋の花の観察会と
オミナエシの植栽会に参加してまいりました。
地元の方々もかなり参加されており、大変にぎやかな様子でかなり心強く感じ、
秋の抜けるような真っ青な空に浮かぶ艶やかな雲に大変いい気分になったりもした一日でしたが、
前夜の計算違い+朝一でかました恒例の飛来トンボ狙いのおかげでかなりの睡眠不足で
ボケボケ…どれくらいかというと弁当持参するのを忘れるくらい(笑
山頂でオニギリ等分けて頂きました皆様、ありがとうございましたm(_ _)m

<1>京都府久美浜町周辺

  
とりあえず、朝市に立ち寄ったのは、京都の久美浜町。昨日がすごい風だったので
これは迷行トンボが飛んできてるだろうという皮算用です。
さっそく歩き始めると、ツユムシ(左)がいたり、ユウガギク(右)を見つけたりとか。

  
色鮮やかなオオミゾソバ(左)も咲き誇り、水田には稀種であるミズワラビ(右)も
あるんですが、なぜか赤トンボが全然いない。ビックリするくらいいないんです。

  
別の意味のビックリもありました。トンボを探しつつ、水田の畝を歩いてると、なんかヘンな声。
あ、足元になんか茶色い塊がある…ヌートリア(左)やんけ。あ、よく見たらシッポ踏んでら(笑
そう気付いて一歩引くと、痛かったのでしょうか、彼はなんか猛然とこちらに飛びついてきて、
仰天して逃げかけた私を尻目に、お次は猛ダッシュで溝の中へ走って消えました。
こんな場所にもいるもんなんだなァ。そう思いながら、彼の消えた側溝を覗き込むと、
同じくアメリカ産のウシガエル(右)がこっちを見上げてました。

  
キクモ?(左)も数株だけみれました。そして、その後、ようやく数匹だけアキアカネ(右)が出現。
思わず嬉しくなりましたが、よく考えたら探しているのはキミじゃないんだよ(^^;
いい環境の湿地がなくなったのと関係があるのでしょうか、こんなハズレは初めてです。

  
なんだかキリリとした雰囲気のヤマトシジミ(左)を撮影し、池の水面にいるコガモ(右)なんかを
観察していると、わりと至近距離の電柱にミサゴがとまったのを発見。そ〜っと近づいて
いる途中、ふいに軽トラックが横に止まり、「鳥見てるの?」と地元のおっちゃんが親しげに
でも大声で話し掛けてきてくれました。嬉しかったけど、当然チャンスはオジャン(^^;
その後しばらくおっちゃんに捕まって時間がなくなり、慌てて但馬方面へ急いだのでした。

<1>豊岡〜ハチ高原周辺

  
さて、一路ハチ高原へ急ぎますが、ふと気付くと、道脇にダイサギ(左)なんかに混じって、
コウノトリ(右)が歩いているのを発見。時間もないくせに思わず一時停止してみたりして。

  
2羽のコウノトリが、のんびりとゆったりと歩いている様子は
なかなか微笑ましいものでした。本当にステキな、但馬ならではの光景ですね。

  
さてさて、大遅刻で到着したハチ高原。おもったよりも大人数なのに驚きつつ
本当に爽やかな満天の青空にいだかれて草原を歩くと、上空高くにグライダーですっけ?
正式な名前はしわかりませんが、ものすごい高度を飛んでる人々がいて驚きました。

  
今回はいつもと違うルートだったんですが、なぜかというと本来は今回通るはずだった道が、
笑っちゃうくらいド派手に崩落していたからなんですよね(^^;) 大自然の驚異を感じつつ、
一面のススキ(左)を愛でながら、気持ちよく歩き続けました。

  
少し熟しはじめたアキグミの実(左)もありましたが、めっちゃくちゃ渋かった(T_T)
マユミの実(右)も魅惑的なピンクに色づいていました。

  
マユミがあるということは、と探すと、やっぱりさっそく、キバラヘリカメムシ(左)を発見。
幼虫(右)もいましたが、幼虫の色合いの方がファンキーでいいですね。

  
草地には、ウメバチソウ(左)がものすごい大群落を作っていました。
そして、センブリ(右)も多数。久し振りにニガ〜〜い葉っぱを味わってみたり。

  
ヨメナ(左)をはじめ、可憐な野菊類も多数見ることができました。秋なんですねぇ。
湿地では、ピンボケですが、ホタルトビケラ(右)も見ることができました。

  
うろうろすると、前回も見つけたヒメスズ(左)、に加えヤチスズ(右)も発見。
でもこの手も似た種類がたくさんあるので、やっぱ図鑑が欲しくなっちゃうなぁ。

  
不思議だったのは、なんか超小型のコオロギ類の幼虫(左)がいたこと。幼虫越冬の
コオロギは少ないので…コガタコオロギかなんかかな? 近くには、翅の小さな、
どうやら ヒョウノセンフキバッタ(右)らしきバッタを見ることができました。


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