台風の目は何色だ?B〜阿蘇山麓特攻編〜06.9/18

<1>阿蘇山麓周辺 続き 

  
草地をさらに練り歩くと、ツバメシジミの交尾(左)を発見。ワンツじゃないほうも
やっぱりかわいいもんじゃのぉ。近くにはキハダカノコ(右)もいました。

  
なかなかわかりやすい写真のとりにくい、ショウリョウバッタモドキ(左)も多数発見。
こちらも警戒心が強くてなかなか撮影できませんが、セグロイナゴ(右)もいました。

  
さらにうろつくと、オナガササキリ(左)も発見。尾の長くない♂の方でしたが・・・
ツマグロヒョウモンの産卵(右)なんてものも見ることが出来ました。

  
ツクシゼリ(左)の白い花があったり、ちょっとボロでしたが、アソノコギリソウ(右)が
あったりと、うろつくほどに、やっぱり面白い発見は続きます。

  
そういえば、晴れてきたんだから花開いているかな、ということでヒメノボタン(左)が
咲いていた場所に行くと、ばっちり満開になっていました。しかし、アップ(右)でみると、
おしべの塊が上側にあり、下側に迎え撃つようにめしべがあるんですよね、面白い。

  
ふと気付くと、足元に小さな小さな白い花(左)。よくよくみると、これがアイナエ(右)
なのでした。しかし、小さすぎて、アップで撮ろうとしてもなかなかピントがあわない…

  
そして、嬉しかったのは、花のついているタヌキマメ(左)も数株だけみつかったこと。
アップ(右)で見てみると、どうですこのなんともいえない表情は☆

  
お次に来訪したのは、昨日のうちに目をつけていた池。早速、水面に広がる謎の文様(左)を発見。
これなんだかわかります? 根が腐った上に、風で吹き寄せられて、上下ひっくり返ったまま
吹きだまっているヒシの群落なんです。まるで幾何学模様のようですよね?
近くには、ちょいとかわいい感じの、オオカナダモの花(右)も咲いていました。

  
水辺には不思議な感じの花(左)が多数。ミズの仲間だとは思うんですが…
イヌドクサの群落(右)なんて、ちょっと意外なものも見ることが出来ました。

  
水面には、ムスジイトトンボ(左)がたくさん飛び交っていました。その中に、
♀とも明らかに違う模様の個体(右)がいましたが、オオイトトンボ? ちょっと違うよ〜な…
#アオモンイトトンボ♀っぽいとの指摘を頂きました。しまった三択で考えすぎてた(^^;

  
ほんの数秒でしたが、交尾(左)も見ることが出来ました。
池の縁にはコガマ(右)が多数風になびいてました。これも近畿地方だと稀種なんですよね。

  
ここでも、予想外のビックリが待っていました。
なんか羽化不全の大型ヤンマがいたので、こんな時期にギンヤンマ?と思いつつ
よくよくみると、これがなんとオオギンヤンマ(左)なんですよ!!!
喜びに舞い踊りつつ、近くにあった羽化殻(右)もしっかりと撮影しました。
阿蘇には定着はしていないはずですから、羽化はちょっとした記録かもしれません。
でも、よく考えたら、そりゃこんな台風の日に羽化なんてムチャですわねぇ。

  
最後に来訪したのは、高名な「ヒゴタイ公園」。ヒゴタイのたくさんある
環境ならば、いろいろ面白い花もあろうと期待して行ったのですが、
ただ単にヒゴタイがたくさん植えてあるだけのなんてことない公園なんですね。
もちろん、あこがれの花との出会いはとっても嬉しかったのですが…

  
ちかくが牧場だったので、思いついて牛糞をケッ跳ばしてまわりました。
するってと、オオヒラタエンマムシ(左)やら、カドマルエンマコガネ?(右)やらが出現。

  
色鮮やかなオオフタホシマグソコガネ (左)や、久し振りのゴホンダイコクコガネ(右)なども
出現したので、最後にクローズアップレンズ2枚でドアップ撮影を楽しみました。
薄暗い中でチャレンジしたにしては、わりといい感じで仕上がっていません?

てなあたりで雨も再度強くなり、時間的にも完全にタイムアップ。う〜ん、阿蘇はやっぱ広すぎる。
今回は山頂すら制覇しなかったわけで、またポイントを絞って再訪せねばなりませんね。
それにしても、なかなか成果たっぷりの3日間で、ちょっと癖になりそうな予感…
そんなことを思いつつ、自宅到着時間を計算し、ちょっと青くなりながら帰路へと向かい、
仮眠を取りつつ、自宅にようやく着いたのは夜中の3時。
ちなみに、この3日間の合計走行距離は2,232km。…え〜、お疲れ様でした☆


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