カゼ気味な半端日〜但馬再挑戦〜06.9/23

この日は、先週あったウスイロヒョウモンモドキの生息調査をサボってしまったので、
その罪滅ぼしを兼ねて、但馬へ向かうこととしました。とりあえず現地で勝手に追加調査
をかまして、華々しい成果でもあげてお詫びに変えようかなという厚かましい魂胆です。
ついでに、あれもこれも、といろいろと期待を膨らましまくって当日を迎えたわけですが、
先週のムリがたたったのか、風邪が完治せず、ちょっとフラフラしながらのスタート。
どうにも力が入らず、半端な1日で終わってしまいました。トホホホ。

<1>ハチ高原周辺

  
さっそく現地に到着すると、一面のみごとなススキ原(左)の、銀色の輝きに心奪われます。
ものすごい光景ですねぇ。草むらのふちには、フシグロ(右)なんかも咲いていました。

  
うろうろすると、クロバナヒキオコシ(左)も多数発見。なんか可愛いタデ系の花(右)
をはじめ、地味ながら面白い雰囲気の花が続々と見つかってちょっと嬉しくなります。

  
秋のこの時期はやっぱり野菊、ということでゴマナ(左)なんかも発見。そのくせ、夏の
花であるシシウド(右)などもしっかり咲き残っていて、競演しているのが嬉しいですね。

  
昨年は気付かなかったのですが、なんとモリアザミ(左)もけっこうありました。
その他、オオバアザミ?(右)がそこここで花盛りでしたが、やっぱりアザミは良くわからん。

  
ジャコウソウ(左)も予想外に結構咲き残っていました。清楚な雰囲気の花もいいですが、
はじめて見た実(右)は、なんか予想外に無骨な雰囲気だったのでビックリ。

  
水気のある場所では、そこら中でオタカラコウ(左)が満開に黄色い花穂を掲げていました。
そして昨年は1株しか見れなかったシオガマギク(右)は群落をたくさん発見☆

  
さて、秋といえば鳴く虫。ということで、最初に見つけたのはまだ幼虫のエンマコオロギ(左)。
え、まだ幼虫でいいんですかアナタ?近くにはホシササキリ(右)もいました。

  
そして、この日爆裂に多かったのが、ヒロバネヒナバッタ。♂(左)、♀(右)ともに
やたらめったらたくさんいて、そこら中でシュルシュルと鳴いていました。

  
木陰にはサラシナショウマ(左)も1株だけまだ白穂を残していてくれました。そして、
タニソバでしょうか、ちょっと不思議な感じのタデ系の花(右)も発見。葉が真三角ですね。

  
アキチョウジ(左)も少しだけありましたが、あまり花付きの良い株はありませんでした。そして、
アケボノソウ(右)も発見。近くには多産する湿地もあるんですが、ここは一本だけでした。

  
まだまだ硬いツボミでしたが、センブリ(左)もありました。もう少ししてからが楽しみです。
そして、一箇所だけ、ホツツジ(右)が咲き残っていたのにも結構ビックリ。息が長いですな。

  
嬉しいことにウメバチソウ(左)もポツポツと咲いていました。まだ咲き始めかな?
ちなみに私はこの花は、花自体も好きですが、玉のようなつぼみ(右)の大ファンなんです。

  
今回もきっちりと羽の短いコバネイナゴ(左)が多数いました。この種類は地域差が激しいですね。
さらに幼虫(右)もまだ結構居たので不思議な感じ。今年はもしかしてまだ季節が遅れてますか?

  
今回、たくさん見かけて驚いたのが全身真っ黒なエゾスズ。♂(左)、♀(右)ともにやたら
たくさん集まっているポイントがありました。この類は良く見るとかわいいですよね。
#よく調べると、こいつはどうもヒメスズのようでした。よく似てるなぁ(^^;

  
そして、案外と多くて驚いたもう1つの種類は、カンタン。♀(左)、♂(右)ともたくさんいました。
なかなか鳴いているところが撮影できないので、今年の課題にしてるんですが、この日も失敗。

  
一番驚いたのは、まだまだ元気なナキイナゴ(左)。うわぁ、長生きだねキミ。
その他、ハネナガフキバッタ(右)等々、多種の直翅類と戯れ遊ぶことが出来ました。


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