おぼんthe山紀行A〜室堂平から五色ヶ原〜06.8/13

おぼんthe山紀行、2日目の今日は、室堂から高山地帯を練り歩き、花の名所として
名高い五色ヶ原までいこうという工程。コースマップで5時間程なのでさほどすごい
距離ではないのですが、道中いろんな花や高山蝶やら狙いまくろうと思っているので、
結構余裕を持ったプランを選択したような次第です。体力にも自身がないですし(^^;
それでも、よくよく考えたら、スタートからゴールまでずっと2000mオーバー地帯な
わけで、個人的初体験の高度だったこともあるのかもしれませんが、予想外に息が
切れまくって、汗まみれの中、トシを実感した一日でもありました。

<1>室堂〜浄土山

  
山小屋の早い朝飯をかっくらって、さっそく外へ飛び出すと、日の差す前の
地獄谷方面(左)はなんともいえない光景。感嘆しつつ、崖の上のタカネハハコグサ(右)越しの
月なんて構図の写真を撮って遊んだりして。

  
室堂をウロウロすると、昨日は気付かなかったシコタンハコベ(左)を発見。
そこここにあるミヤマキンポウゲ(右)も朝日に映えてキレイです。

  
なんとも見事なイワイチョウ(左)をめでつつ歩くと、可愛いエゾムカシヨモギ(右)も
発見。うん、やっぱ一度歩いただけじゃ、見尽せないものですねえ。

  
というあたりから、一の越方面への登山道をえっちら登ります。人がかなり多いのに
ちょっとビビりましたが、振り返れば、はるかなる山々の見事な景色☆
そして、なにげに花ははじめての出会いになる、コバイケイソウ(右)にも出会えました。

  
登っていくと、道端にヒメクワガタ(左)やら、やたら背の低いミヤマタネツケバナ(右)やら
面白いものが次々出るので、次々後続の人に抜かしてもらったりしてもう大変。

  
かわいいミヤマイ(左)もそここで満開に咲いていましたし、岩場ではミヤマダイコンソウ(右)
なんかにも会えました。息切れしてるのに、写真を撮るたびに、ぐっと息を呑んで
シャッターを押すもので、あっというまにヘロヘロ、フラフラ。

  
ハクサンイチゲ(左)も見事な株がいくつも見られました。そして、ビックリしたのは、
突然上空を舞い始めたチョウゲンボウ(右)。キミ、こんなとこにもいるのかね?

  
道脇には、ウラジロナナカマド(左)の清楚な花も多数。そして、ヘンテコな形の
ミヤマクワガタ(右)も出現して感激。しかし、虫のミヤマクワガタとはえらい雰囲気の差ですな。

  
そうこうするうちに、一の越に到着。まわりの岩山を見渡して、しばし圧倒されつつ
休憩を取ります。皆様はここから雄山を上るのがお約束コースっぽいんですが、凄い傾斜
なので、ヘナチョコな私はさっさと諦めて五色ヶ原方面へ進みます。
すると、岩場にさっそくタカネツメクサ(右)が出現。

  
そして、さっそくチシマギキョウ(左)とイワギキョウ(右)がそここに出現して大興奮。
他にも高山植物多数。イワヒバリがそこらでさえずり、上空にはアサギマダラや
ミヤマカラスアゲハが舞って、もう天国のような気分になりました。

  
タカネヒゴタイ(左)などを愛でつつ、あるいていくと、いつの間にやら浄土山に到着。
ちょっと霧が出てきましたが、山向こうのガレ場の雰囲気がなんともいえません。

  
そこで、なにか蝶が飛んだので、追いかけてハイマツの方まで行ってみると、
なんとそこにライチョウが堂々と立っているじゃないですか!!!
よくよく見ると、可愛い雛連れで、全くひるまないもので、いそいそと
写真を撮りまくってしまいました。なんとも嬉しい限りで☆

<2>浄土山〜五色ヶ原

  
喜びのあまりスキップしつつ(嘘ですが)、浄土山から下り始めると、ミヤマリンドウ(左)が
たくさん咲いていました。そして、岩場には、ミヤマキスミレ(右)を発見!!!
高山系の黄色いスミレは初めてなので嬉しくて再度スキップしちゃったりして。

  
少し進むと、岩場沿いの雪渓を渡るコースに出ました。その辺りから、周辺にお花畑が
ポツポツと出現し、さらに気分が盛り上がってきます。まずは満開のハクサンフウロ(右)

  
ミソガワソウ(左)や、ミヤマトリカブト(右)なんかもたくさん咲いている場所が
あったので、嬉しくてイソイソと撮影。私、トリカブトの花は大ファンなんですよ。

  
こちらもかわいいミヤマホツツジ(左)も大きな株を所々で見れましたし、
やたらかわいいイワハゼ(右)も咲いていて、息切れと興奮の両方でゼェゼェ言いながら
バシバシ写真撮りまくり。メモリの残数の減りが早いことったらありゃしません。


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