涙の信州紀行@〜開田高原豪雨編〜06.7/16

この日は、待ちに待った信州突撃。図鑑を眺めて繰り返した夢想をイザ現実のものに、
って前夜の雨にもめげず突っ走ったわけですが、空模様は途中からドえらい豪雨に変身。
本当は初日は乗鞍の予定だったのですが、下に記すような按配でたどり着くことすらできない
お話にもならないスタートでした。とっさに目的地を変更して開田高原に向かいましたが、
その後の泣けてくる顛末は本文をお楽しみくださいませ。雨男の面目躍如です。
誰か、この身に降りかかる呪いを解いてくれませんか(ToT)

<1> 開田高原周辺

  
というわけで、初手の話から致しますと、一眠りしつつ、乗鞍付近まできたのは夜中の1時。
ところが、途中の「安房トンネル」がなんと土砂崩れで通行止め(左)!!!
あわてて乗鞍スカイラインを目指すも、こちらはマイカー規制。んで、夜中に林道も危険なので
スカイラインの係員の勧めで、翌朝一番のバスで突撃と決めて宿にしましたが、
翌朝目覚めると、ちょっと向こうが霞む程の、台風並みの大豪雨(右)。なんてこったぁ〜。

  
バス来ないよなぁと思いながら待っていると、実は豪雨による運休(左)。もう、笑うしかないナ。
地図を睨むも迂回できそうなルートもないので、急遽目的地を開田高原に変更。
道中で、植栽のヤナギラン(右)などを愛でつつ、なんとか移動。

  
ちょっとだけ小雨になったので、うろついてみると、色鮮やかなヤマホタルブクロ(左)やら、
カラマツソウ(右)やら、雨の中にも高原らしい花が咲き誇っていて嬉しくなります。

  
歩き始めると、さっそくヒメシジミが出現。雨にも強いのか、♂(左)、♀(右)とも
多数活動していて、とりあえず「チョウチョの写真」が撮れたので一安心。

  
道端に咲き誇るオトギリソウ?(左)を撮影していると、小さな影。
この日最初の、そして唯一のトンボであった、アオイトトンボ(右)でした。

  
その後、ちょっと山っぽい方面へ移動。葉の半分がピンクになるミヤママタタビ(左)や、
枝分かれの多いトリアシショウマ(右)などをさっそく発見しました。

  
道端にはなんか不思議な格好のアザミ類(左)を発見。種類は…誰か教えて〜。
花のアップを撮ろうと近づくと、キスジホソマダラ(右)がやたら群れてました。なんで?

  
しばらくウロウロするも雨はやまず、クロヒカゲ(左)と、ヒメキマダラヒカゲを見たのみ。
小さな小さな、ナデシコ系の花(右)も咲いていましたが、正体やいかに。

  
その後も雨の隙間を狙ってはそのあたりの面白そうな草地を練り歩きます。
すると、ソバの花(左)が咲いていたり、小さなマルアワフキ(右)がいたり。

  
鮮やかに咲くノリウツギ(左)を撮影していると、小さな影。この日最初のセセリチョウ、
ヒメキマダラセセリ?(右)でした。スイマセン、ちょっと同定に自信ナシです。

  
シロシタホタルガ(左)もいましたが、側面からしか撮影させてくれませんでした。
近くでは、やはり高原、クガイソウ(右)も咲いていてイイカンジです。

  
さらに別の場所を練り歩くと、色鮮やかなクルマバナ(左)を発見。
林の中には、オオウバユリの花芽(右)がずらりと並んでいて、なかなか壮観でした。

  
ウドの花(左)も咲き始めていましたし、ヨツバヒヨドリ(右)はそこここで
大変鮮やかな群落を作っていて嬉しい限り。蝶がとまっていないのが残念ですが。

  
ヤマザクラ?の赤い実(左)を見つけ、その木蔭にサワギク(右)を発見した頃
から再度かなりの大雨に。仕方ないのでしばらく車に篭りながら地図とにらめっこ。
「おや、こっちからなら林道で迂回して乗鞍に行けそうだワイ」とさっそく移動をはじめました。

  
道中、増水した川沿いには、オオハナウド?(左)が濡れそぼっていました。
そして、向かった林道では、あと一山超えればという地点で、一切脚色ナシの本当に
すぐ目の前を走っていた車が止まって人が降りたと思うと、ゲートを閉めたんですヨ。
寸時間に合わず、大雨による通行止めを食らってしまったわけで、泣きながら引き返しました。


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