涙の信州紀行@〜開田高原豪雨編〜06.7/16

<1> 開田高原周辺 続き 

  
林道が通れなくなったので引き返す途中、雨がさらに強くなったので、ふてくされて
そのあたりに車を停めてしばらく昼寝。目覚めると少し小雨になったので、なにげなく
表に出てみると、なんか怪しいオレンジ色の影が舞っていました。おりょりょ?
というわけで、予想外の展開に感激しながら撮影した、コヒョウモン(左)と、コキマダラセセリ(右)
#同定が間違っていたらだれかツッコんで下さいね…

  
ヒメシジミ(左)もたくさんいて、交尾個体も複数見れました。アザミを丹念に
みてまわると、ヒメキマダラセセリや、コチャバネセセリ(右)も発見。

  
そして、密かに狙ってた蝶にもさっそく出会えました。コヒョウモンモドキです。
まずは、♂の翅裏(左)と、翅表(右)からご紹介。

  
続いて、♀の翅裏(左)と、翅表(右)。う〜ん、シックな色合い☆
でも、やっぱり模様&大きさともウスイロヒョウモンモドキによく似てますよね。当たり前か。
というわけで、数年ぶりの再会を無事果たせたので満足しきり。

  
コヒョウモン(左)も、ばっちり翅を開いた個体も多くて無事に撮影成功。
近くには、羽化直後らしき色合いの淡いハネナガフキバッタ(右)もいました。

  
まわりをうろつくと、ヤマオダマキ(左)やら、イケマ(右)やら咲いていて、
嬉しい限り。怪我の功名といいますか、よいポイントに出くわしたものです。

  
さて、さらにちょっと離れた場所に動くと、こちらではキツリフネ(左)がお出迎え。
多分高地系のヒナバッタの仲間(右)もみつけることが出来ました。

  
嘘みたいに色鮮やかなササユリ(左)を愛でつつ歩くと、嘘みたいによくできた
シャクガ系幼虫(右)を発見。笹にとまっていなかったら絶対に気付かなかったよなぁ。

  
近くにはヒオドシチョウの蛹(左)もありました。ヒオドシチョウであってますよね?
しつこく探すと、密かに大ファンのオオアオゾウムシ(右)にも久しぶりに再会。

  
そして、ここでもコヒョウモンモドキ(左)、コヒョウモン(右)ともに見つけることが
できました。ちょうど最盛期なんでしょうか。いずれにせよラッキーなことで。

  
ヒメシジミ(左)も全開に翅を開いて歓迎してくれました。近くではコキマダラセセリ(右)も
翅を開いてくれて嬉しい限り。雨の中でも粘ってよかったワ。

  
その後、ちょっと下った場所で湿生植物を探しました。道端のシラカバ(左)は花芽をぶら下げ、
湿地の中には一面のミズチドリ(右)。う〜ん、お見事。

  
よくよく探すと、メタカラコウ(左)や、キオン(右)など黄色い湿生植物も
それぞれ1株ずつだけでしたが、咲いていてくれました。

  
よくみると何気に美しいイヌゴマ(左)も群生していて嬉しい限り。
道端には、エゾハサミムシでしょうか、かわいいハサミムシの仲間もいました。

  
このあたりでさらに地図を見て、ぐるぅっと乗鞍方面に迂回する道を選択。
道中の林の中では、オオウバユリ(左)が見事に咲き誇っていました。
そして嬉しかったのは、途中の川辺で、7〜8羽のハリオアマツバメ(右)が飛び交っていたこと。
目の前を飛ぶのでしばし粘ってみましたが、曇天にあんなスピードで飛ぶものが
私のウデで撮れるはずもなく、数百回シャッターを切って、識別できるのはこの1枚のみ(笑

というわけで、大雨の中、なんとかちょっとは成果を見つけれた一日でした。
しかし当然ながら期待にははるか遠い結果で、さらに全身ずぶ濡れ+莫大な疲労。
う〜ん、これをラッキーと呼ぶべきか、そうでないのか?
その後、スーパー林道経由で、夜8時前、なんとか乗鞍高原に到着。
懐かしの場所で空を眺めると、星が見えたので期待しましたが、しばらくすると再び豪雨。
翌日が大変不安な幕閉じとなったのでした。トホホホ(‐‐;


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