西風を求めて〜播磨雨風編〜06.6/25

この日は、昨日に引き続き、ゼフ探しと決めていました。もともとの天気予報は曇りのち雨
だったのですが、昨日確認すると曇りのち晴れになっていたので小躍りして、目的地を
上月町あたりの雑木林に設定。あれこれ想像してニヤついていると、前夜から結構な
雨になったので、もしかしてと思いましたが、目覚めると見事な雨でした。あと戻りかい!!
というわけで半べそでスタートしたゼフ探し播磨編です。

<1> 上月町周辺

  
とりあえず、ナラガシワの林があるあたりに来てみますが、探す勘所もわからない
上に、雨が続いているのではっきりいってお手上げ状態。ヤマトクロスジヘビトンボ(左)や、
死骸でしたが、割と珍しい?オオツノトンボ(右)を見つけたのが成果かな?

  
クリの花(左)はいたるところにあるので、丹念に見て回りますが、わずかに
オオチャバネセセリ(右)がいたくらいで成果は全くなし。トホホ。

  
なかなか雨もやまないので、サカキ(左)や、クララ(右)なんかの花を撮影して
ウサを晴らしますが、天候は一向に変わる雰囲気もナシ。

  
ホタルブクロ(左)が満開に咲き誇っているあたりで、よくよく見ると
ウスキツバメエダシャク(右)を発見。清楚な感じでいいですよね。

  
さて、ちょっと林の中に踏み込むと、オオゾウムシ(左)や、コクワガタ(右)といったあたりも
見つかりました。大物クワガタ系がいなかったのが残念ですが。
このあたりで、かなり雨が強くなったので、嫌気がさして別のポイントへ移動しました。

<2> 砥峰高原周辺

  
お次は、深い意味もなく、砥峰高原方面へ。途中で、道上にかわいい花(左)が散っていた
ので、頭上を見上げると、これが見事なアブラギリ(右)でした。ラッキー。

  
雨の中ですが、道沿いでは、サワギク(左)や、ノリウツギ(右)などが
次々と見つかるので、そのたびに車を停めて濡れながら撮影。

  
驚いたことに、大満開のシラキ(左)をみつけました。感激しましたが、大変暗かったので、
アップで撮影(右)すると、ブレブレ作品の嵐。むむ、無念じゃ。

  
やがて、砥峰高原に到着。草地を歩くと、地面に無造作に産まれたモリアオガエルの卵塊(左)や
こんな天気でも元気一杯なヨツメトビケラ(右)などを次々と発見。

  
イナゴモドキらしき幼虫(左)や、クルマバッタモドキかな?という雰囲気の幼虫(右)など
バッタの仲間は雨の中でも元気に飛び回っていました。

  
意外だったのは、トキソウ(左)がかなり多くあったこと。昨年は数株見ただけだったんですが、
見る場所が悪かったのかな?ニシカワトンボ(右)も雨の中活動していました。
やっぱりトンボは活動してるんだ、と思いながら、しばらくウロウロしましたが、他には成果
もないまま、ずぶ濡れになったのでギブアップして、車道に戻ると…


え??
車道沿いのなにげないススキに、目的のヒラサナエがいたのでもう仰天。

  
しばし追っかけて、おなか一杯撮影をしました。結局この日見たのは、このメスだけでしたが、
雨の中でもムリヤリ来てみて、ずぶ濡れになったかいがあったというもの。

  
車道沿いのササの葉裏では、ルリタテハ(左)が雨宿りしていました。そして、
人がほとんどいなかったからでしょうか。突然道端からニホンジカ(右)が飛び出したので仰天。
テレコンでもう一枚、と思ったら、さっそうと風のように走り去りました。

といったあたりで、カメラが湿気で誤動作するようになったので、諦めて
次の目的地に移動したあたりから、続編でお届けいたします。


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