MODOKI再訪〜1年ぶりの大満喫〜06.6/17

この日は、1年ぶりに「ヒョウモンモドキ保護の会」の観察会に参加してまいりました。
ヒョウモンモドキを堪能した挙句に、いろいろな動植物まとめて楽しんでやろうと、
かなり虎視眈々ともくろんでいったのですが、「晴れのち曇り」の天気予報が
大嘘つきのペテン野郎だったので、ちょっと予測外の展開に。
それでも結局、成果盛り沢山の大変楽しい一日となりました。

<1> 広島県賀茂郡の湿地

  
結構早起きしてしまったので、昨年ヒョウモンモドキ幼虫発見未遂をした(笑)湿地を再訪。
昨年見つけた沈水植物の正体が気になっての来訪ですが、到着するとすぐに
ハンミョウ(左)に遭遇。イヌツゲ(右)の花なんかも満開でした。

  
なんかえらく綺麗なガの仲間(左)が交尾しているのを発見。湿地の草を見ると
ツマグロイナゴモドキ?の幼虫(右)なども発見。でも、昨年沈水植物のあった
小さな池は見つかりませんでした。埋まっちゃったのかなぁ。

  
と、ここで大事件発生!!!!
なにげなく見た水路沿いのキセルアザミの葉の上に、図鑑で何度も眺めた
色合いの物体が…ヒョウモンモドキ終齢幼虫じゃないですか!!!
大興奮しながらバシバシと撮影。結局1年越しで巡り会えたんですねこの場所で。
しかし、今日は成虫観察会の日。いいのかキミ、まだこの状態で?

  
興奮も冷めやらぬままうろつくと、湿地には上陸寸前のニホンアカガエル(左)が多数。
よくみると、シュレーゲルアオガエル(右)ものっそりと佇んでいました。

  
さてさて、このあたりはハッチョウトンボが多い場所。ということで
色鮮やかな♂(左)やら、模様も鮮やかな♀(右)やらを多数撮影。

  
羽化して間もない、未熟な個体(左)もいたので撮影していると、この日2度目の仰天。
このまだら模様……ヒョウモンモドキの蛹(右)じゃないですか!!!
まさか野外で見れるなんて思っていなかったので、もう有頂天。

  
湿地を後にしても、興奮が冷めないので周りをウロウロ散策。すると、ママコナ(左)
やら、ソクシンラン(右)やら、小さな花が鮮やかに咲いていました。

  
花盛りのコアジサイ(左)を撮影していると、足元に大きな影。これがビックリすることに
ムラサキトビケラ(右)でした。こんなところにもいるんですねぇ。

  
さてさて、そうこうするうちに時間になったので、集合場所に移動。
車で移動して辿りついた観察ポイントは実によさそうな里山の光景が広がっていて、
さっそくノシメトンボ(左)やら、脱皮直後のコガタコガネグモ(右)やらを発見。

  
小さな池には、ヒメコウホネ?(左)が咲いていました。よく見ると、水面には
ニホンアカガエル(右)をはじめ、トノサマガエルやクロスジギンヤンマなど、大変賑やか。

  
ウラギンヒョウモン(左)もさっそく登場してくれました。そして、この日の主役、
ヒョウモンモドキは、突然なんと交尾態(右)で出現。離れた場所にとまってヤキモキ
しましたが、しつこく粘っていると突然手近に飛んできてくれました。ラッキー♪
#左はウラギンスジヒョウモンになっていたので書き直しました(^^;

  
色鮮やかなササユリ(左)も何箇所かで花を咲かせていました。水路沿いの
小さな湿地には、モウセンゴケ(右)も鮮やかに色づいていました。

  
主役のヒョウモンモドキ(左)は、時々遠くに出るだけなので、テレコン使ってもこの程度に
しか撮影できませんでした。そして、なんとこの場所でも蛹(右)があって参加者一同
大興奮。しかし識者によると、どうもこの蛹は色合い等から見て、死んでいるようだとのこと。

  
個人的にはそれ以上の大発見は、すぐちかくにあったオオヒカゲの蛹(左)。
探すと、蛹化不全で死んだ幼虫(右)もいました。話を伺うと、このあたりではオオヒカゲは
決して稀な蝶ではないとのこと…見にこなきゃイカンですな、これは。


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