広島蜻蛉探求旅〜1年ぶりの八幡原〜06.6/11

<2> 八幡湿原〜深入山

  
懲りずにさらにうろうろすると、えらく綺麗なコチャバネセセリ(左)を発見。
近くの葉上には、シュレーゲルアオガエル(右)も鎮座していました。

  
ヨツボシトンボ(左)は昨年に比べると少し少ない感じかな?
昨年は撮影できなかったモートンイトトンボ(右)もなんとか撮影に成功しました。

  
オオイトトンボは多くて、産卵シーン(左)もよくみかけました。しかし、ハスの花の中に
産卵しているカップル(右)を見たのはビックリ。その場所、いいんですか?

  
羽化したての雰囲気のモノサシトンボ(左)もいました。そして、湿地脇の林縁で見つけたのが
右の花。ヤマルリソウの咲き残りだろうな、といいかげんに撮影したのですが、後で調べると
これが愛知・長野・広島にしかない超貴重種のハイルリソウだったようです。しまった〜。

  
サラサヤンマ♂(左)もパトロールをしていたのでしばし飛翔写真にチャレンジ。偶然1枚だけ
ピントの生きてる写真が撮れましたが、残りはブレブレ・ピンぼけ・エトセトラ。
その後歩いていると、なんと♀(右)の産卵シーンにまで出合ってしまってラッキー。

  
ハバチ幼虫を捕獲したクチブトサシガメ系(左)を撮影して、立ち去ろうとすると足元に影。
ちょっと見にくいですが、これがなんと交尾中のヒロシマサナエ(右)だったりしました。

  
さらに、羽化直後らしき色鮮やかなヒオドシチョウ(左)にも遭遇。近くのサワオグルマには
黒化個体らしい雰囲気のウスバシロチョウ(右)も見つかりました。

  
山盛りの成果に気をよくして、お次に来訪したのは深入山。
歩き始めるとすぐ、倒木に色鮮やかなクリストフコトラカミキリ(左)を発見して感激。
ミヤコイバラ(右)をはじめとして、面白い植物も結構咲いていました。

  
ササユリらしきつぼみ(左)など見つつ、沢沿いに上がると想像外の花に遭遇。
なんとも豪華なヤグルマソウ(右)です。こんなところにあるんですねぇ。

  
道端の葉の上には、バッタ類の幼虫(左)が群れていました。秋にはセグロイナゴが
多かったから、それかな、と思いますが、幼虫期には群れるんですか?
沢沿いに歩くと、ひさしぶりにマムシ(右)にも遭遇。撮影してると威嚇されました。

  
沢沿いから道に迷い、うろうろすると、ミヤマナルコユリ(左)や、ヤブレガサの花芽(右)や
面白い出会いが続きます。やがてようやく登山道に復帰。勇んで登リ始めると…


ざざ〜〜〜っ!!!
フイにものすごい豪雨が襲ってきました。デジスコを持っていたので慌てて木の下に
隠れると、ものすごい大粒の雨… ん?大粒にも程があるぞ?
よくみると、これがなんと雹(ヒョウ)。直径5mmから、大きいのは1cmくらいの大粒です。
いやいや、いくら山地でも、もう6月ですよ。これ、アリなんですか?

  
というわけでほうほうの体で逃げ出して、再度八幡原につく頃にはウソみたいに
晴れ上がっていたので再度ビックリ。ちょっと離れたあたりを散策すると、
ヒミズの死骸(左)を見つけたり、マルバフユイチゴ(右)の花を見つけたりしました。

  
暮れなずむ夕陽の中、大全開に翅を開いて日光浴をするヒメキマダラヒカゲ(左)にも遭遇。
交尾中のクロヒカゲ(右)も撮影できました。ミスジチョウも多かったのですが、
全然静止しないので一枚も撮影できなかったのが残念。

  
最後に、アカショウビンを探してもう一度ウロウロすると、池で産卵中のクロスジギンヤンマ(左)を
発見。ちょっと距離があったので、デジスコで狙うと、意外なくらい鮮明に撮れました。
デジスコは焦点距離が短いから、面白い応用がいろいろと出来そうですねぇ。
日も暮れた頃にはふいにコサメビタキ(右)も出現。シャタースピードはなんと2秒とかの
とんでもない条件でしたが、なんとか1枚だけ写っていました。

というわけで、めっちゃくちゃもリ沢山の一日でした。昨日、今日と本当にイイことずくめ
だったので、天罰が当たったのが昼間の雹だったのかな、ってくらいのラッキーな2日間。
そして、雹のせいでお約束どおり、キッチリ風邪を引いたのはまぁ、しょうがないですかね。
しかし、ここもまた季節を変えて再訪したいですねぇ。次こそはアカショウビンを狙うぞ!!!


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