広島蜻蛉探求旅〜1年ぶりの八幡原〜06.6/11

この日は、約1年ぶりの八幡湿原へ来訪。昨年ほとんど撮影できなかった
ヒロシマサナエにリベンジしつつ、なんかしら面白い花の1つ2つくらい会えるだろう、
そんな安易な考えのもと、なにひとつ下調べもせずに突撃したような次第でしたが、
道中、ド肝を抜かれるような突発的天候に遭遇し、それ以上に仰天するような
成果も盛り沢山の、相乗効果モノスゴイ一日になろうとは想像もしなかったのです。
いやはや、いろんな意味で本当に盛り沢山の一日でした(^^;

<1> 八幡原湿原

  
全開で経験済みですが、ここは朝もやとカキツバタを撮影に来る人が多いので、早朝は
寝ているとゴソゴソうるさい限り。でもしっかり寝て7時ごろから散策開始すると、
さっそく、ツリバナ(左)やら、ナガボノナツハゼ(右)やら、ステキな花を発見。

  
アキグミ(左)やら、ヤブデマリ(右)やら、魅惑的な花はそこら中に咲いていました。
カキツバタ見て「今年はもう終わりかねぇ」といってる場合じゃないと思うんですがねぇ。

  
うろうろすると、さっそくオオカワトンボ(左)が登場。道沿いのサワフタギには、
奇抜な色合いのシロシタホタルガの幼虫(右)がたくさんいました。

  
さらに奥に歩いていくと、ものすごい一大事が発生!!!
下草にとまっていたのは、なんとハルゼミ(左)。ご存知の方も多いと思いますが、
こいつは声は聞けども姿を見ることがメチャクチャ難しいセミなので、もちろん私は初撮影。
大興奮しながら、松の木にとめてヤラセ写真(右)もばっちりGET。

  
そのあたりで道端の湿地に足を伸ばすと、えっ、というぐらい簡単に
ヒロシマサナエを多数発見。♀(左)、♂(右)とも撮影に成功しました。

  
気をよくしてズンズン歩くと、テンナンショウの仲間(左)を発見。名前は…誰か教えて下さい。
近くではバイケイソウの花芽(右)がかなり大きくなっていました。

  
林床にはチゴユリ(左)がまだ咲いていたので、撮影していると、ヘンな影を発見。
よくみると、羽化に失敗したヤマキマダラヒカゲ(右)でした。

  
そして、林の奥でもう1度、ハルゼミ(左)に遭遇。今度はバイケイソウの葉上にいました。
さらにまわりを調べてみたら、羽化殻(右)もいくつかあったのでもう大興奮。

  
ちょっと奥の湿地には、スゲハムシの仲間(左)や、クロルリトゲトゲ(右)など、魅惑的な
小甲虫がいたので、ドアップ撮影にチャレンジ。成功率は5%くらいでした。

  
チャルメルソウ(左)はさすがに全て実になっていました。近くではヨツバトビケラ(右)
がヒラヒラと舞っていて、なんともイイ感じでした。
そして、この頃にはなんとアカショウビンの声が響き始めたので仰天。
大慌てで探しまくりましたが、当然姿は見れませんでした。

  
よくよくみると、リュウキンカ(左)も数花だけまだ咲いていてくれました。
湿地のそこここにはまだまだ満開のレンゲツツジ(右)もたくさん。

  
さて、さらに粘ってみると、ヒロシマサナエは次々と登場。前回苦労したのがウソみたいに
♂(左)、♀(右)ともバシバシにいいショットを撮らせてくれて嬉しくなります。

  
さらに、このあたりで、こちらも期待していたコサナエが次々出現。
♀(左)、♂(右)ともバチバチと撮影しまくりました。

  
ふいに道端の木に、なんか色鮮やかなカメムシの仲間を発見。
調べてみるとアオクチブトカメムシっぽいのですが、こんなに群れるんですか?

  
さて、一通り奥の林を歩いて、手前側の湿地に戻ると、シオヤトンボ(左)多数。
コサナエの♀(右)が産卵行動をしていて、飛翔写真もなんとか撮れました。

  
びっくりしたのは、よくよくみるとマルバノキがいくつか生えていて、実(左)も
みれたこと。撮影していると、すぐ近くでナミヒカゲ(右)が日光浴を始めました。

更なる成果は続編で…


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