ハチ高原再訪〜ウスイロの保護活動に参加A〜06.5/28

昨夜は、ハチ高原のステキな宿で、ウスイロヒョウモンモドキの保護について熱い話を聞き、
美味い鍋とステキなお酒を楽しみ、たっぷりと面白い蝶談を耳にし、と充実した一日でしたが、
続いてこの日もウスイロヒョウモンモドキの調査の準備と、現状把握のために生息地をまわりました。
その後は、フラフラといつものように周辺をうろついてみたりと、盛りだくさんの一日。
でも、なんか気まぐれな天候に翻弄された一日でもありました。さてはて。

<1> ハチ高原某所

  
とりあえず遠足の日の子供のように、ぱっちりと6時に目が覚めたので付近を散策。
すると、そこらの民宿の庭先に、ナナカマド(左)やらキレンゲツツジ(右)やらを発見。

  
移植保護されているオキナグサの群落(左)もあって、綿毛が風に揺らいでいました。
さらに歩いていくと、アオマムシグサ(右)も発見。そして、この頃からメチャ快晴に!!!

  
さらにしつこく歩くと、ヒメハギ(左)もいくつか発見。イチリンソウ(右)も咲いていました。
高原には朝からカッコウやホトトギスの声が響いて、もう天国。

  
その後、ウスイロヒョウモンモドキの生息地を訪ねると、ここには自生の
オキナグサがあって、花(左)、実(右)とも見ることが出来ました。感激。
なんとミヤマセセリが飛んでたりもしましたが写真は撮れませんでした

  
さてさて、調査用ポールの設置がてら草地をのぞくと、アオハムシダマシ(左)やら、
ドロノキハムシ(右)やら、さっそくかわいい甲虫が目に入ります。

  
オミナエシの芽生え(左)も結構あったので、みんなで熱心にウスイロヒョウモンモドキの
幼虫を探しましたが、見つかるのは実にまぎらわしい色合いのハバチの幼虫(右)ばかり。

  
かなり粘ったのち、名人が1匹だけウスイロヒョウモンモドキの幼虫を発見されました。
真っ黒でかわいい幼虫なのでドアップ撮影にチャレンジ。実物は1cmちょいです。

  
草むらをよく見ると、ナキイナゴの本当に小さな弱齢幼虫(左)も見つかりました。
そして、草地で見つけた、サルトリイバラの超ミニ版みたいな花、こいつは一体なんでしょう?
"サルマメ"という植物のようです。ヒメカカラの亜種なんですね、初めて見ました。

  
スミレ(左)もたくさん花をつけた株をみつけましたし、草の隙間から、
オカオグルマ(右)がひょっこりと顔を出していたりしました。

  
お次に来訪したポイントでは、タニウツギ(左)の花が一面で大変見事。
シロバナタニウツギ(右)もポツポツと交じっていました。

  
大変色っぽい紋様の小さなガ(左)も舞っていました。蝶にも劣らぬ美麗種ですねぇ。
#いろいろ調べるとシラフシロオビナミシャクというお名前のようです。
近くにはイチゴ系の花(右)も咲いていましたが、本で調べても正体はよくわかりませんでした。

  
さらに美しきガを2種類。新芽色で大ファンなアオスジアオリンガ(左)と、
Yさんがみつけてくれた立派なオスグロトモエ(右)。う〜ん、ステキ☆

  
草地をよくよくみると、カナビキソウ(左)も小さな花をつけていました。近くの木陰には
クルマムグラクルマバソウでした(右)の花も多数。どっちも小さいけどかわいいですよね。

  
なんとギンイチモンジセセリ(左)も飛んでいました。なんとも色鮮やかで…
ヨツメトビケラ(右)もヒラヒラと舞っていて、もう見所満載って感じですね。

というあたりで、生息地の確認も終えて、会の活動としては〆となりました。
私はその後厚かましくも、ウスバシロチョウ狙いの方に同行したので、そのあたりから続編で…


次へ⇒

topへ⇒