<1> 東京都・高尾山 続き |
さて、雨の中、野草園を歩きつづけると、チョウジソウ(左)が満開だったり、
ヤマブキソウ(右)が辛うじて残っていたりとステキな出会いが続きます。
大満開のラショウモンカズラ(左)を撮影していると、すぐ脇にユキザサ(右)も咲いていました。
長らくユキザサの花にはどうしても会えなかったもので、嬉しい限り。
ムラサキツリガネツツジ(左)もありました。最近こっち系のツツジが気に入っています。
近くにはキスゲ(右)の清楚な花も咲いていて、雨粒が妙に似合っていました。
久しぶりに見るクマガイソウ(左)も数株咲き残っていてくれてラッキー。そして、
憧れのギョウジャニンニク(右)がきれいに咲いていたのが最大の収穫ですかね。
というわけで、満足して野草園を後にし、ひたすら登っていきます。
途中でシャクナゲ系の花(左)やベニドウダン(右)などの植栽もなかなかきれいでした。
期待していたエイザンスミレ(左)は葉がいくつかあっただけで花は見つからず…遅かったか。
近くの岩場にはイワヒバ(右)がたくさんついていて、改めて驚きました。
そうこうするうちに、雨どころかかなりの霧まで出てきてどうしようもない天気に。
道沿いにあったトキワマンサク(右)もなんか濡れ細った感じです。
ようやく山頂のビジターセンターについて、休憩すると、窓際に妙な樹木(左)を発見。
満開に花をつけているこの植物、職員さんによると、カシワとコナラの雑種"コガシワ"とのこと。
外に出ると、生粋のカシワらしきもの(右)も花をつけていました。
キブシ(左)はさすがに実になっていて、霧の中揺れていました。その後、しばらく
周辺をうろついて、コガクウツギ(右)なんかを発見。
ここでもかわいい感じのタチガシワ(左)を発見。キンラン(右)もありましたが、
いずれも暗い林床で、撮影はえらく難儀でした。
ジュウニヒトエの咲き残り(左)やら、ジャニンジン(右)やらも見つかりましたが、
期待していたスミレ系の花とかは全く見つからず、雨も止む気配がありません。
道沿いのトチノキ(左)が花をつけていましたが、ズーム撮影にはどうにもならない暗さで
頑張ったけどボケボケ。キッコウハグマ(右)の芽生えもいろんな場所で見つけました。
道端のクサイチゴ(左)を撮影していたら、足元の枯れ葉から怪しいモノが首を覗かせました。
これが、数年ぶりに見るクガビル(右)でした。う〜ん、雨の日ならでは、でしょうかね。
この後、雨にも負けず木影沢に回ろうと思っていたのですが、カントウカンアオイ(左)や、
サンショウソウ(右)などを撮影していると、なんとズームをかけるとカメラが異常終了する
という非常事態が連発。どうやら湿気のせいらしいので、泣きながら下山しました。
というわけで、全くどうにもならない一日でした。
しかし、今回の来訪をきっかけにちょっと調べてみると、現在頑張って探している
植物が、高尾山には結構あることが判明。関東にいる時代には、そんなに熱心に
訪ねなかったので、ちょっと悔しい限りです。そういう後悔が古今と頃多いので、
そのうちもう一回だけ首都圏に住んでみたいなぁ、と思う今日この頃。さてはて。