この日は、久しぶりのホームグランドにやってきました。1年に一回の大イベント、
「鶴見川源流祭」に参加するためです。鶴見川源流ネットワーク主催のこのイベント、
関東時代はスタッフとしてずっと参加していたので、今でもやっぱり欠かせぬイベントなのです。
本当は早朝から周りを歩くつもりだったのですが、うっかり寝過ごしたので、会場に直行。
昨日よりはだいぶマシな天候だけど、かなりの雲で開催の危ぶまれる天気でしたが…
<1> 東京都・小山田緑地 |
というわけで、曇り空の小山田緑地に到着。歩き始めると、ヒメウツギ(左)が満開に
なっていたり、キンラン(右)が咲いていたりと、さっそくステキな感じです。
池に繁茂する帰化植物のナガバオモダカ(左)も花をつけていましたし、谷の奥では
ニガキ(右)も小さな花をつけていて、嬉しい限り。
モウソウチクの竹林(左)は今年はタケノコ排除をしなかったようで、新しい竹がたくさん
伸びていました。林床には、ミヤマナルコユリ(右)も色鮮やかに咲いていました。
その後、まだ時間があるな、とちょっと足を伸ばして、エビネがある秘密の場所を訪ねました。
少し早かったのか、全てツボミでしたが、今年も健在を確認。よかったよかった。
途中の建物にはクロオオアリの女王アリ(左)が雨露に濡れていました。
小山田緑地に戻ると、石垣にはホラシノブ(右)が健在で鮮やかでした。
エノキの葉につく無数の虫こぶ(左)に感心しながらあるくと、源流祭の会場である
みはらし広場に到着。ハリエンジュ(右)の花が満開で、それはそれは見事でした。
この日は若い学生さん多数であまりお手伝いすることもなかったので、管理所に挨拶に。
道中、キリ(左)やらホオノキ(右)やらがえらく鮮やかに咲き誇っていました。
管理所では、保護増殖中のホタルカズラ(左)が結構増殖していてビックリ。
ここの名物、タツナミソウ(右)も満開に咲いていました。。
管理所付近の林を久しぶりに散策すると、キンラン(左)が多数。
ササバギンラン(右)も一株だけ咲いていて、ちょっと嬉しくなります。
シュンラン(左)も何株か咲き残っていてくれました。そして、一番のビックリは
オオハンゲらしき花(右)を見つけたこと。ここでは初認です。
でも、オオハンゲにしては口の部分が茶色く色づいている…正体や如何に。
ちょっと裏の谷戸にまわると、ハナウド(左)が木陰で花をつけていました。
もしかして咲いてないかな、と期待していたシラキ(右)は残念ながらつぼみすらナシ。
その後、友人と共にさらにうろつくと、オカモトトゲエダシャクの幼虫(左)を発見。
普通は黒っぽいと思っていたのに、こんなに緑色なのは始めてみました。
広場に戻って休むと、ナキイナゴの幼虫(右)も多数飛び交っていました。
さてさて、そうこうするうちに源流祭は賑やかに開幕。今年は和光大学の竜鼓座の
祭り囃子が大変素晴らしく、例年以上に盛り上がっておりました。私もしばらくどっぷりと
懐かしい顔との再会、近況の交換等々、大変に濃厚な時間を過ごしました。