懐かしの高尾山〜ドシャ降りの関東再訪〜06.5/13

ゴールデンウィーク明けのこの日、私はなぜか関東にいました。というのは翌日に
毎年恒例のイベント、「鶴見川源流祭」に参加するので、どうせなら前日から、ということで。
少し前に友人と話をしていて高尾山の話が出て、懐かしくなったところだったので、数年ぶりに
高尾山でエイザンスミレとムカシトンボでも見るか、という大変無計画な来訪となりました。
しかし、お天気の神様が、ここまでトコトン機嫌が悪いのは計算外だったのです(T_T)。

<1> 東京都・高尾山

  
というわけで、夜行バスで到着後、早々に高尾山口駅に着いたとたんに、大粒の雨(笑
道端にセリバヒエンソウ(左)やら、ツルカノコソウ(右)やらを見つけるも、すでに
撮影にならないくらい暗いので、帰ろうかなぁとしばし思案してみたり。

  
ミヤマキケマン(左)が咲き残っていたり、ヤブデマリ(右)が咲いていたりしましたが、
歩き始めたとたんにさっそく結構な勢いの雨。トホホホホ。

  
ヤブニンジン(左)もかわいいい花をつけていましたし、大変芸術的な紋様のガ(右)に
出会ったりもしましたが、なんせ暗い&寒い。
#右の妖艶な蛾はキアミメナミシャクというお名前でした。

  
タカオスミレミヤマスミレだそうです(左)もありましたが、ド暗かったので写真はイマイチ。
ミヤマネコノメ系の実(右)が一面についている場所もありました。ヨゴレネコノメ、かな?

  
途中にはかわいいコバノタツナミ(左)も数株発見。そして、面白かったのは
不思議な雰囲気を漂わせているタチガシワ(右)。ガガイモ系はひょうきんで大好きです。

  
林床にはそこここにカントウミヤカマタバミ(左)がありますが、花は全然見つからず残念。
ブナの芽生え(右)もたくさんあって、かわいい双葉にしばらく見惚れました。

  
ヤマツツジ(左)やガマズミ(右)など、見ながら汗だくになりつつ登っていきますが、
雨のせいで湿気が強いので全身蒸れて気持ち悪い限り。ちなみに、この日はデジスコ一式、
着替え、土産等々で20kg近い荷物になっていたのですよ。後で散々バカにされましたが(笑

  
雨ならでは、ということで種類はわかりませんがマイマイ類(左)など見ていると、意外な発見。
石垣にびっしりとクモノスシダ(右)がついていたんです。ありゃ、ここにもあるんだ。
あとで調べると、さすがは関東屈指の植物の名産地、石灰岩系の植物も結構あるんですねぇ。

  
というわけで、オオツクバネウツギなんてみつけちゃったりして。
地元の産地を訪ねてもみつけられていないのに、さすがは高尾山。関東にいるうちに
もう少し足繁く通っておけばよかったなぁと、痛切に後悔してみたりして。

  
うろうろすると、カントウカンアオイ(左)が花をつけていたり、ホウチャクソウ(右)が満開
だったりと、ステキな発見は続きますが、なんせ雨の勢いが収まらない。

  
雨の勢いと重い荷物にくたびれたので、ひさしぶりの野草園(左)で一休み。
入ってみると、クジャクシダ(右)がなんともきらびやかにお出迎え。

  
エビネ(左)や、ホタルカズラ(右)などがさっそく見れましたが、この頃には
さらに雨が激しくなって、まともに写真が撮れないくらいでした。

  
少し雨宿りをしてから続きを見ると、オキナグサの実(左)や、ヒメシャガ(右)を発見。
野外で見てみたくてもなかなか見れない植物が見れるのがこういう場所の楽しみですね。

  
というわけで、岡山の産地に行きそびれつづけているスズラン(左)もここで撮影。
フェンスにはハンショウヅル(右)が絡んでいました。


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