ゴールデンウィーク2日目は、東海地方にチャレンジしてみました。
前々から再訪したかった桶ヶ谷沼と、憧れの汐前干潟の贅沢三昧。夢の企画は、
昨晩チト呑み過ぎて、二日酔い気味でスタートしたのでした。
しかし今回の旅でよくわかったのですが、デジスコ&普通のカメラの二刀流は、
電車で動くには荷物が重すぎる…なんか対策を考えなくてはいけませんな。
<1> 桶ヶ谷沼 |
というわけで二日酔いのまま岩田に到着。
磐田駅について、バスを待っている間に持参した「静岡の自然」という本を眺めていると、
駅の南1kmくらいの場所がシギチの大ポイントと書かれていたので慌てて急行。
残念ながらコチドリがいただけで、カワウ(左)やコガモ(右)などの堪能。
しばらくうろつくと、チュウサギ(左)や、ケリ(右)などもいましたが、シギチは
完全に空振りでした。時期が悪かったということかしら。
その辺りを良く見ると、マメカミツレ(左)や、ウサギアオイ(右)などの帰化植物が
いろいろと見られてなかなか面白いカンジだったので意外に時間を食ってしまいました。
柔らかな感じのステキなオオフサモ(左)の若葉や、大満開のオオジシバリ(右)などなど
見所多数。う〜ん、次回はじっくりと見たいですね。できればシギチのいる時に。
慌てて桶ヶ谷方面に向かうと、道すがらヒメコウゾの花(左)がなんとも鮮やか。
突然、コムクドリ(右)の小群が現れたのですが、デジスコは設置が間に合わず、
PowerShotで小さな証拠写真が撮れただけでした。
というわけで来訪したのは「鶴ヶ池」。桶ヶ谷池本体より面白いので、本体には永らく行ってない
ような気がしますが、こちらも人気が出たようで林道が整備されていてビックリ。
そこここにフジの花(右)が大満開でした。
モチツツジ(左)も少しだけ残っていましたし、林の中では不思議な形の
オオバウマノスズクサ(右)にも出合うことが出来ました。
「タンザワウマノスズクサ」だそうです。mstさんご指摘ありがとうございました。
スノキ?らしい花(左)も少しだけ咲き残っていましたし、池の端ではなんか妙に黄色い
アマガエル(右)にも会えました。林の中ではキビタキにも会えたのですが、苦労して撮った
のは超逆光でどんなに調整してもなんともならないショットばかり…
鮮やかな色合いのキンアリスアブ(左)を見つけ、ドアップで見るとビックリするぐらい
面白い形をしているタブノキの花(右)などにも出会い、なかなか楽しめました。
スダジイの花芽(左)なんかを見ていると、足元に小さな影。良く見ると、羽化したての
クロイトトンボ(右)でした。とりあえずは、今日の初トンボかな?
その後、しばらくうろつくと、今回の目的のトンボを発見。
やっぱり何度見ても溜息が出る美しさのベッコウトンボです。
ちなみに本州で多産地はここだけ。法律で採集禁止にもなっている超希少種ですぞ。
満足して桶ヶ谷池のほうにある実験池方面に移動すると、途中でえらくドギツイ赤紫の
ノアザミ(左)やら、岩崖一面のミツデウラボシ(右)などを発見。
クサイチゴ(左)も咲き始めていて嬉しくなりましたが、よくよく見るとその中に
ヤブキリの幼虫(右)もこっそり隠れていました。
さてさて、実験池では嬉しいことにベッコウトンボがかなり多数。
というわけで未熟な個体(左)から成熟個体(右)までよりとりみどりで撮影できました。
嬉しくてドアップで撮影しすぎてちょっと反省。
そして、すでに昼過ぎというのに羽化したまま抜殻にぶら下がっている個体(左)も発見。
しばらく撮影しているとツイと飛び去り、かわいい抜殻(右)を残していきました。
ベッコウトンボ以外には、シオカラトンボが1匹と、トラフトンボが1匹、そして早くも
ウスバキトンボが数匹飛んでいましたが、いずれも被写体にはなってくれずしまいでした。
その後の展開は後編で…