今年のゴールデンウィークは、日取りの有り難さからなんと9連休。
これは四国から九州回って、とばっちし長旅計画していたのですが、所用が次々発生し、
まずは初日は大学時代の後輩の結婚式に出席するために関東日帰りと相成りました。
そこでチョイと情報網を探ってみると、なんと3/4に日帰り強行陣で見たオガワコマドリが
まだ滞在中との情報をGET。大慌てで荷物にデジスコを突っ込んで旅立った次第です。
<1> 神奈川県横浜市某所 |
到着してさっそくカワウ(左)を数羽発見。大急ぎで前回のポイントに行ってみると、
カメラマンが数人ウロウロとオガコマちゃんを探していました。
探していると、遠くにセッカ(右)が数羽出現したので撮影。
セイヨウアブラナ?(左)が大満開の川辺では、タチヤナギ(右)も実になり、季節の移ろいが
感じられます。さすがに長居しすぎじゃないかな、とオガコマちゃんを心配してみたり。
そうこうするうちに、同じく長居組のアオジ(左)と、かなり距離がありましたがカワセミ(右)をを発見。
なかなかオガコマちゃんが出現しないので、常連らしきおじちゃん達と話していると
「いやぁ昨日はすごく出てきて賑やかだったんですけどね。今日この時間まで出てこない
ってことは、恐らく昨日の夜に帰ったようですね」 ……なんですと?
諦めきれずにしばらく周辺をウロウロしながらオガコマちゃん探しを継続。
するとメスアカケバエ(左)がいたり、堂々としたアカミミガメ(右)を見つけたりしました。
アブラムシの群れの中にクサカゲロウの卵(左)を見つけたり、草むらの中で
賑やかに鳴いているクビキリギス(右)を発見したり、なかなかイイカンジ。
かわいらしいナガメ(左)もたくさんいたので、クローズアップレンズ2枚重ねてドアップ(右)の
撮影にもチャレンジしてみましたが、これは中々難しいもので…
さらにうろうろすると、少し離れたあたりにオニグルミ(左)の花を見つけたり、
ハナウド(右)が花盛りだったりしました。
そして、数年来の疑問が再度浮上。
このあたりにたくさんあるヤエムグラの仲間(左)は、普通のヤエムグラ(右)と比べて、
大型で花数がまばらで花色が白くて、明らかに別種の外来種系らしいんです。
図鑑を見るとミナトムグラってのが似てますが、誰か正体を教えてください…
最後に、咲きはじめのカキネガラシ(左)を見て、ハグロハバエ(右)を撮影した
あたりでGIVE UP。諦めて次のポイントへ移動することとしました。
そう、結局常連さん達の見解は正しかったんです。オガコマちゃんの終認は昨日夕刻
だったのです。5ヶ月近く滞在したというのに、なんとも見事なタイミングで(T_T)
<2> 東京都町田市小野路町 |
お次に来訪したのは、1月にも来た小野路歴環保全地域。
見事な谷戸地形の中を歩くと、クヌギの花(右)が満開で嬉しくなったり。
田んぼ沿いを歩くと、ムラサキサギゴケ(左)や、カントウタンポポ(右)など、
どこにもあるんだけどやっぱりかわいい花たちが満開に咲き誇っていてイイ感じ。
そこここに咲くヤマツツジ(左)を愛でながら歩くと、奥にある小谷戸へ。
ここには、この辺りでは超希少種のレンゲツツジ(右)があるんですよ。
斜面にはタマカンアオイ(左)がまだ花をつけていたり、コバノガマズミ(右)
が咲き始めていたりと、ステキな出会いがやっぱり山盛りです。
アカマツのなんとも微笑ましい花芽(左)を見ていると、葉陰に小さな影。
良く見ると、ハチの仲間がジョウカイボン系の虫に捕らえられてるところ(右)だったので、
こちらもドアップ撮影にチャレンジしてみました。
少々天候が不穏になり始めたこの後の話は、続編にて。