但馬に春を探して@〜雨に泣く一日〜06.4/15

<2> 京丹後市・箱石海岸 続き

  
ちょっと奥に行くと、ゴミの間をチョロチョロ動く影。よく見るとこれがハマシギで、
予想外なくらい近距離での撮影も何カットかさせてくれました。

  
完全に冬羽の個体(左)から、夏羽の色合いがではじめている個体(右)まで
色合いは様々。超曇天の中、しばし粘って撮影しました。

  
浜の奥の方に小鳥が出現。ジョウビタキだろうなと思いながらカメラを向けると、これが
なんとノビタキの♀でした。私が住んでいた神奈川周辺では、春の渡りの時期にはまず
見られないので、この辺りでは春にも見れるとウワサを聞いてなかったら見逃していたでしょう。
ドシャ降りでどうしようもない天気の中でしたが、なんとか証拠写真程度に撮影。

  
ノビタキが飛び去った後を追うと、浜辺にはなんとも清楚な雰囲気の
ハマハタザオが何株も咲いていて、思わぬ出会いに狂喜乱舞しました。

   
近くではハイネズ(左)も地味な花を満開につけていました。
そして、おそらくウンランらしき芽生え(右)も多数発見。夏が楽しみですねぇ。

  
浜辺にはウニの殻(左)などの漂着物も多数。
波打ち際を良く見ると、かわいいスナイソギンチャク?(右)も見つけました。

  
さらに諦めきれずにウロウロすると、今度はダイゼンを発見。
雨の中で数百カット分粘ると、こちらも何枚か近距離で撮影させてくれました。

  
よくよくみると、胸の辺りにかすかに夏羽の片鱗が見えかけているダイゼン(左)を
撮影してると、突然超至近距離にシロチドリ(右)再登場。慌てたらはみ出しました…

  
その後、海岸は諦めて近所の里山をグルグル。淡水性のシギチを期待
しましたが、ダイサギ(左)やアオサギ(右)を見たくらいでした。

  
コバノミツバツツジ(左)が咲き誇っている山裾を歩くと、林の中に
シロバナノナガバタチツボスミレ(右)を発見.

  
うろうろしてみると、なんとそこはイカリソウの大群落でした。
というわけで、ピンクの個体(左)のほか、白花(右)もいくつか確認。

  
あたりにはいろいろな色合いのイカリソウがたくさん咲いていましたが、
雨天の暗い林床なので撮影には大変苦労しました。結果、出来はイマイチ…

  
真っ赤な葉の大変印象的なショウジョウバカマ(左)もありましたし、よくみると
セリバオウレン?の実(右)なども見つけてしまいました。

というわけで、ドシャ降りで、目的の蝶はサッパリでしたが、そこそこ楽しめた一日でした。
各方面濡れネズミで疲れ果てたまま、とりあえず豊岡盆地に戻り、適当な場所で車を停めて
立ちションしてたら、夕闇の中にノビタキらしき影が2羽飛び交っているのを発見。
明日も天気は良くないらしいし、ここから攻めるか。そんないいかげんな結論で、
そのまま車の中で寝てしまった、そんな一日の〆括りでした(笑


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