ワタクシの職場は製造業なので、棚卸休暇があってこの週末は3連休。それなら遠出しなくちゃァならない。
ちょうど所用ができたこともあって東海方面に遠出して、ここんところハマりつつあるシギチ方面を
徹底的に攻め込んでみようと決めて、まずは高名な藤前干潟へと車を走らせました。
藤前干潟は、鳥観をはじめて1年くらいの時期、用事のついでに立ち寄って、はじめてみる
鳥たちにものすげぇ感激した思い出の地で、それ以来5年ぶりの来訪。
しかし朝目覚めると、なんだか爆裂な北風が嵐のように吹き荒れるトンデモない一日だったのです。
<1> 藤前干潟 |
さっそく藤前干潟をうろつき始めるとというわけで、魅惑的な看板を発見。
いろいろなシギチが書き込まれていて、否が応でも期待が高まってきます。
しかし、この日の朝は完全な満潮で干潟がゼロ。満潮時の方がシギチが近いかな、と
思ってわざわざ時間を合わせたのですが、これではあまり期待が出来ません。
…ということで、見つけたのは可愛いイソシギ(右)のみ。
コロコロとかわいい声をはりあげていたカワラヒワ(左)や、なんだか妙にふてぶてしい
雰囲気のユリカモメ(右)などなど出会えはするのですが、鳥影は妙に少ない。
そして、なにより強烈な北風がメチャクチャ寒くて、数歩歩くと感覚が麻痺しそうなくらい。
かわいいポーズを披露してくれたホシハジロ(左)など、カモ類は多数いましたし、
婚姻羽の鮮やかなコサギ(右)なども見れましたが、なんせ風が強烈。
カワウはのんびりと羽を干していましたし、カンムリカイツブリ(右)も羽繕いしてたり
しましたが、なんせあまりにも風が強烈で、さらにハマシギすら見つからなかったので
早々にギブアップし、お次のポイントに移動することにしました。
<2> 愛西市の田園地帯 |
次に来訪したのは、愛西市の田園地帯。ここに来たのは理由があります。
「いだかの森の野鳥たち」のHPを拝見していた時に、いろいろなシギチの情報を見つけ、
ずうずうしく管理者の松浦さんに問い合わさせていただいたところ、丁寧な地図付きで
お教えいただいたのがこちらのポイントなんです。松浦さん本当にありがとうございました。
というわけで、さっそくうろうろすると、車の窓から、超至近距離のタシギ(左)やら、
ケリ(右)やらを発見。PowerShotで無事撮影でき、気分が盛り上がってきます。
しばらくすると、田んぼの中にタゲリを発見。
さっそく車からおりてデジスコを構えますが、強烈な風でスコープの先がユラユラと
揺れたり、タゲリの方も風に流されたりであまりきちんと撮影は出来ずじまいでした。
立ててる三脚がズズッとずれちゃうくらいの強風の中で撮影なんて、ムリです(;”;
強風から避難しているのか、シギチの姿もほとんどなくて、時折ケリ(左)がいるくらい。
ちなみにここのケリは警戒心が少なくて、ぼんやり走ってると車で弾きそうなほどでした。
そうこうするうちに、ようやくタシギ(右)が10羽くらい餌とってる水田を発見。
車とビニールハウスの間で風を避けながら、しばらくあがいてみると、
数百枚のブレブレ写真の中、なんとかまともなショットも混じってました。バンザイ。
デジスコはちょっとでも動いているとブレちゃうので一瞬ぼっ〜っとした時に連射するのがコツみたい。
この時は、運良く近くで羽繕いもしてくれました。
そのあとも、しばらくウロウロしたのですが、ハクセキレイ(左)が撮れたくらい。
オオアラセイトウ(右)や、ミズタネツケバナ、タガラシなどの花も見事でしたが、
強烈に吹きつづける北風に嫌気が差し、また、そろそろ干潮の時間だな、ということで
もう一度藤前干潟に引き返すことにしたのでした。