北国の鳥見に挑戦〜石川ドシャ降り紀行〜06.2/26

この日も、前日に続いて朝早くに目覚めました。しかし理由は正反対。ものすごい豪雨が
車を叩く音で目覚めたのです。外は完全な荒天で、ちょっと回復しそうにない雰囲気。
数日前までは天気予報はわるくなかったのですが、これはとても撮影とか
出来る条件ではない…でもここまで遠出したのにそれはあんまりにも悔し過ぎる。
というわけで、なんとか無理やり動いてみた記録が以下のとおりです。…はぁ。

<1> 石川県・河北潟

  
というわけで、うろつきはじめました河北潟。ここは広大な面積の干拓地で、
猛禽類の姿が多いことで有名なのですが、まぁごらんのとおりのドシャ降り。それでも遠くに、
噂のオオノスリらしき大きな鳥影(右)も見つけたのですが、出会いはそれっきりでした。

  
最初は本当にものすごい雨で、至近距離のムクドリ(左)でさえ、この程度にしか撮れない始末。
しばらくウロウロしていると、遠くにオオタカ(右)も出現してくれました。

  
餌をわしづかみにしたミサゴ(左)とか、コチョウゲンボウ(右)、そしてハヤブサなども
出現したのですが、なんせ暗い。そして広大すぎてうまく近づけない。

  
頑張ってうろうろして、ケリ(左)や、ミヤマガラス(右)などを見つけましたが、
暗すぎてボケボケのブレブレにしか撮影できませんでした。

  
わりと至近距離でミサゴ(左)を見れたり、ノスリ(右)が何度も見つかったりと、
やはり噂に違わず猛禽類の影は濃かったのですが、いかんせん雨足がおさまりません。

  
あきらめきれずに水田地帯をうろついていると、雨の中餌をとっているコハクチョウの
群れを発見。しかしわりと警戒心が強くて、あまり近づけませんでした。

  
面白かったのは、大雨の中、車でイヌの散歩をしている人(左)を見たこと。おいおい。
その他、キジやタゲリ、タシギなどもいましたが、撮影のチャンスは皆無。
辛うじてキジの尾羽(右)を拾った程度でした。

そうこうするうちに、ちょっと路肩に車を停めて一休み、と車を寄せただけなのに、
ものの見事にスタッグしてしまい、復旧させるのに30分くらい力闘せねばならぬ始末。
こいつはもうどうにもこうにもならない、ということで昼前には早々と諦め、一路南方へ
移動してしまいました。だって、本当に、いやがらせみたいなドシャ降りだったんですよ…

<2> 石川県・片野鴨池

  
お次に来訪したのは、天然記念物にも指定されている片野鴨池。
広大な池に多数のカモがいて感激しましたが、90%はマガモ。遠くに憧れのトモエガモや
ヒシクイもいたんですが、スコープでも小さいくらいの距離。あぁデジスコが欲しい。

  
ガンの大多数は昼間は周辺の田んぼで餌を取っているということで、
さっそく周辺の水田地帯をウロウロと探してみましたが、さすがにそう簡単には見つかるはずもなく
ヒドリガモの群れ(左)や、ミサゴ(右)などを見つけた程度。


うろつくほどに、道を間違えて農道に侵入。間違えた、とバックしたところ、突然車輪が空転。
あれよあれよという間に車体はズルズルと滑っていき、あっという間にこの有様。
完全で非の打ちどころのない膠着状態に陥ってしまいました。
さっそくJAFを呼んだものの、場所が指示できずに右往左往。
通りかかった警察の方に電話を変わってもらって、なんとか事なきを得ました。

  
角度を変えて見ると見事な状態で、JAFの方が到着するまで思わず見惚れてしまいました(笑。
JAF到着後、ウィンチで引っ張ってもらってなんとか脱出したのですが、車が出た後の地面は
こんな感じにザックリえぐれていて、まるで豆腐のようにグズグズの状態。くわばらくわばら。
このトラブルで思わぬ時間をとってしまい、タイムアップ。
ガンとの出会いは幻となってしまいました。

というわけで、全く成果のなかった北国への遠出。
河北潟にはオオノスリ、鴨池にはなんとサカツラガンとシジュウカラガンがいると聞いては
いたのですが、そんなラッキーは片鱗もありませんでした。
悔しいからリベンジ…は、来年にしましょう。もう冬鳥には遅くなってしまうので再会の可能性は
大変小さくなりそうですし、なによりしばらくはちょっとしたトラウマが残っていそうですのでネ(^^;


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