鶴見川を歩く 〜鶴見川新春ウォーク2日目〜06.1/8

この日も「鶴見川流域ネットワーキング」主催の"鶴見川新春ウォーク"、2日目のこの日は
下流側のウォークとなります。この日もまた天気はどピ〜カン。
諸事情によりちょっぴり寝不足での参加でしたが、集合地点に行くと、昨日とはまた違った、
懐かしい顔にも会うことができ、スタート前から気分が盛り上がりました。

 <1>鶴見川下流 横浜市緑区鴨居〜鶴見区生麦地区 

  
中流になり、川幅も広がり、高水敷のオギやアシも目立つようになった鴨居から2日目のスタート。
参加者はこの日のほうが多いようで100人近く、5班体制のスタートとなりました。

  
さっそく歩き始めると、懐かしい風景にやっぱり心が弾みます。
振り返ると、丹沢の山々の間から、白き富士の高嶺(右)。う〜ん、新春って感じですね。

  
しばらく歩くと、このあたりでは比較的珍しい、オカヨシガモの群れ(左)に会えました。
そうこうするうちに、小机近くの"鶴見川流域センター"(右)に到着。
こちらは、隣接する"鶴見川多目的遊水地"の管理と、鶴見川流域の自然や歴史などに
触れることの出来る様々な展示もある交流や情報交換の拠点です。
そして、2年前まで、私もスタッフとしてオジャマしていた場所です。懐かし〜。

  
こちらでは、"鶴見川流域水族館"として、流域各所の魚や水生生物などの展示も行っていて、
上流・中流・下流の魚を展示した水槽(左)や、流域のハゼ類を展示した水槽(右)など、
工夫を凝らした展示内容が、なかなか人気のコーナーになっています。

  
下流の展示のコーナーっは、ボラの幼魚(左)の群れが見事でした。そして、その中には
関西ではみることのできないマルタウグイ(右)も元気に泳いでいました。

  
鶴見川では源流部にだけ住むアブラハヤ(右)も元気に泳いでいました。
その他にもイロイロと、私のいた頃よりも数段工夫の凝らされた展示にビックリ。
その後、屋上から、工事の進む「鶴見川多目的遊水地」(左)を見渡したりしました。

鶴見川流域センターは、この流域水族館の他にも、工夫を凝らした様々な展示と、
解説を行っています。行ってみたい方は、こちらのHPをご覧ください。

  
流域センターの見学後、またひたすら下流側へ。新羽付近まで来ると川幅も広くなり、
イカルチドリ(右)や、チョウゲンボウをはじめ、色々な野鳥にも出会えました。

  
支流である早淵川との合流点付近には、いつもながら素敵な風景が広がっています。
合流点付近で、鶴見川ではメチャクチャ珍しい、ミサゴ(右)を見ることが出来ました。

  
綱島駅付近で昼食をとり、こちらでも好例の、地元市民団体による美味なる
洋風すいとん(でいいですか?)のサービスがありました。近くではオナガガモの群れ(右)に
会えましたが、当地名物のバリケン君はちょっと遠い橋げたにいたので撮影できず…

  
この地点から下流側は、冬鳥のルートセンサス調査を行う友人のお手伝いで、久しぶりに
野鳥のカウントをしました。じっくり見るとわりと警戒心のないモズ(左)に会えて嬉しくなったり
しましたが、キンクロハジロとホシハジロの大群(右)に出会うと眩暈がするのがちょっと難点。

  
河口も近くなると、ユリカモメ(左)が多くなり、日も暮れはじめるとねぐらに帰る大群(右)が
何度も舞いながら通り過ぎて、カウントしようとしても「お手上げ!」と言いたくなるくらいの数。

  
川幅もぐんと広くなった下流側を歩きつづけ、日が沈む寸前、河口生麦地区に到着。
かつてはボロ小屋の並んで雑然とした雰囲気があって、独特の雰囲気をかもしていたの
ですが、現在は立派な船着場になっており、その姿に、ちょっとビックリしました。

  
鶴見川の河口部では珍しいハシビロガモ(左)や、オオバン、ヒドリガモ、ウミネコなどの珍客を
観察するうちに、ゴールの生麦河口干潟に到着。その後、今回のイベントに協賛頂いた
キリンビールの生麦工場におジャマし、地元市民団体による本当に美味なる鍋と、
美味しい生ビールを頂きました。やれ、ありがたや。

イベント終了後、昔懐かしい顔々と、しばし杯を交わし、互いの近況や、最近のバカ話
などをたっぷり堪能して、心底満たされた気分になってまいりました。
それにしても、懐かしいフィールドを久しぶりに歩くと本当にイロイロな発見の
多いことに驚かされます。これからもずっと参加してゆきたいと思いますので、
TRネットの皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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