鶴見川を歩く 〜鶴見川新春ウォーク1日目〜06.1/7

この日は、毎年恒例のイベントに参加してきました。一昨年、私が実家に戻るまで
お世話になっていたNPO、「鶴見川流域ネットワーキング」主催の、"鶴見川新春ウォーク"です。
新年の2日間で、東京都町田市の源流から、神奈川県横浜市の河口まで、鶴見川沿いの道を
42.5キロ歩くというイベント。毎年いろんな発見がある、とても素敵なイベントです。
本来はもちろん源流から歩くつもりだったのですが、前日になって夜行バスを一日間違って
予約していたことが判明(笑)。上流から3キロほど下流側の図師大橋からの合流となりました。

 <1>鶴見川上流 町田市下小山田〜横浜市緑区鴨居 

  
さっそく、懐かしい顔々に挨拶して、一緒に川沿いを歩きます。
懐かしい風景を見て、私が関東を去ったあとで完成した多自然型改修の地点(右)に
感激したりしながら、ひたすら歩きます。懐かしい風景に見とれていると、
うっかり、歩いているところや川の写真が少なくなっちゃいました。こりゃ大失敗。

  
この真冬なのに、チャノキ(左)はまだ花をつけていました。そして、驚いたのは、
自分で名札をくわえているカツラの木(右)。引っ張ってもビクともしませんでした。

  
要所要所でリバーガイドによる解説があるのもこのイベントの魅力。
鶴川近くのワンドでは、ひさしぶりに川の中にヤナギモの群落(右)を見れました。

  
川面にはカモ類が多く見られましたが、都市域の川ならではでしょうか、いわゆるマルガモ、
マガモとカルガモの雑種が何匹も見られました。色合いが中間的なのがわかります?

  
川べりではこんなに立派に色づいたワルナスビの実(左)も発見。
近くのフェンスにはキヅタ系の青い実(右)もありましたが、こちらは正体やいかに。

  
鶴川駅の近くには、太陽電池で動く様々な仕掛けを庭先に展示されている方がいて、
新春ウォークの名物となっています。今年の新作(左)と、昨年度の作品(右)。うん、さすが。

  
鶴川あたりから下流側はカモ類が多数。コガモ(左)、マガモ、カルガモ、オナガガモ等々。
カモを狙っていると目の前にスズメ(右)がとまったので、そちらも激写。

  
川崎との市境近くの恩廻公園あたりで昼食を取り、さらに下流側へ。歩き始めると、
ユリノキの実(左)や、本当に見事なイイギリの実(右)などを見ることが出来ました。

  
その他にも、歩きつづけると、ピラカンサス(左)や、カラスウリ(右)など、
いろいろな実を堪能できて、得した気分になってきます。

  
市ヶ尾では、地元市民団体による好例の甘酒のサービスがあり、体がほっと温まります。
甘酒を飲みながらふと見ると、サンシュユの真っ赤な実(右)を見つけました。

  
さらに下流になると、日もかげりはじめ、かなり寒くなってきます。
このあたりから時々河原にイカルチドリ(右)やイソシギを見かけました。

  
カワセミ(左)も何度も現れましたが、アップで捕れる距離には来てくれませんでした。
そして、ビックリしたのは川辺の木の上に突然登場したニワトリ(右)。何してたんでしょ?

  
そうこうするうちに、完全に日も暮れた頃、夜景も鮮やかな鴨居駅前に到着。
新春ウォーク一日目のゴールです。ゴール地点では、こちらも毎年恒例の、地元市民団体に
よる焚き火とトン汁のサービスがありました。今年は串焼きのお餅も登場。
歩きつかれた体に、しみじみ美味でした。

というわけで、久しぶりに歩きましたが、やはり楽しいイベントでした。
個人的には新春ウォーク、上流側は2年ぶり。所々で変わり行く街並みに驚き、
変わらぬ川の流れと生きもの達に心安らぎ、たゆまぬ市民団体の方々の活動に
感激した一日でした。これからもずっと参加してゆきたいと思います。
本当にオススメのイベントですので、近隣の方は是非ご参加ください☆


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