昨日の霞ヶ浦挑戦でちょっと疲れた&てきめん風邪気味になった本日。
それでは、〆はのんびりとあそこでも行ってみるか、ということでやってきたのは
湘南江ノ島。ついでに弁財天によって一日遅れの初詣と洒落込もうというわけです。
ところがこの日、関東は朝からどんよりと雲が広がり、到着した頃には小雨が
パラつきはじめ、驚くくらい寒〜〜いスタートとなりました。
<1>神奈川県・江ノ島 |
というわけでやってまいりました、約2年ぶりの江ノ島。予想外にかなりの人手で、
さらに若いカップルが多いのにも驚きましたが、こちらの目的は観光ではなくて自然。
というわけで歩き始めると、カモメ類の群れ(右)が早速目に入ります。
今回確認できたのはウミネコ(左)と、セグロカモメ(右)、そしてユリカモメ。
ウミネコは左の写真のような若い個体がけっこう目立ちました。
海面をよく見ると、キンクロハジロ(左)や、ホシハジロ、そしてちょっと遠かったですが、
スズガモの群れなども確認。そして、江ノ島といえばコイツですよね、トビ(右)。
ちなみにこの写真、街灯がついてるのわかります?それくらい暗かったんですよ。
そんな感じでいろいろ見ながら江ノ島の橋を渡り終わると、あっけなく目的の鳥に
出会えました。白黒の模様もあでやかなミヤコドリです。今年はいると聞いていたので
楽しみにしていたのですが、この日は3羽見ることができました。しかし、数カット撮影後、
目を離したほんの1分ほどの間にどこかに飛び去り、そのまま2度と会えませんでした。
さて、島内を歩き始めると、まだまだ咲いている花を発見。イソギク(左)が咲いているのは
予測していたのですが、リュウノウギク(右)がまだ咲いていたのにはビックリ仰天。
ユズリハ(左)や、シャリンバイ(右)などのかわいい実も観察できましたが、このあたりで
かなりのドシャ降りに。傘を持ってない私はずぶ濡れになってしまいました。新春初濡れ(笑
慌てて崖の下に逃げ込んで、しばしそこで磯の生物を観察。
タマキビ(左)と、アラレタマキビ(右)かな?今度こそ合っているでしょうか。
面白かったのは、潮溜まりの中でみつけたたくさんのフナムシ(左)。
こいつら、いつもは岩の上にいるのに、冬は潮溜まりの中で越冬してるんですねぇ。
近くには縁の色も鮮やかなミドリイガイの殻(右)もありました。
いつまでたっても雨がやまないので、しょうがなく傘を買って、弁才天方面へ。
すると、カミヤツデ(左)やフユザクラ(右)などの花がひっそりと咲いていました。
こういう時期はシダ植物が妙に気になります。ということで、海岸ならではの
オニヤブソテツ(左)と、なぜか江ノ島には多いホウライシダ(右)。
こういった枯れ穂もよくみるとなかなか味わい深いもの。
エノシマススキ(左)と、ハマエノコロ(右)。いずれも、海浜性植物です。
しばらく島内をぐるぐると回って、タイワンリス(左)や、イソギクの実を食べているスズメ(右)
などを見ることができましたが、いつまでもやまぬ雨と寒さに疲れ果ててギブアップ。
「今年も怪我せずバカができますように」とだけ神様にお祈りして引き返すことにしました。
本当はこの日は懐かしいポイントをいくつかめぐる予定だったのですが、天候が回復せず、
雨にたたられてずぶ濡れだったので、全部諦めて早々に帰路に着くこととなりました。
というわけで、新年早々、2連チャンで天候にたたられて、今年の運勢は"凶"と出た
ような気がします。さてはてこれからのガサガサ運勢、どうなりますことやら。