北浦にタナゴを狙って 〜2005年ばか納め〜05.12/31

年末のこの日、ワタシは何故か北浦にいました。東京方面の友人に会う用事があったの
ですが、最近どうもタナゴ系にツキがあるので、『そうだタナゴと言えば霞ヶ浦と北浦。
ついでにちょっとチャレンジしよう』といういかにも単純な発想なわけです。
しかし、(1)霞ヶ浦も北浦も東京からは結構遠いぞ(2)霞ヶ浦も北浦もメチャクチャ広いから
ポイントが分からないぞ という大きな問題点は、前日夜地図を開いて気付いた次第です。
まぁ、2005年ばか納めにはちょうどよいチャレンジでしょうか。

 <1> 茨城県・北浦 

  
というわけでやってまいりました。北浦。到着は朝10時。到着一声『広ぇ〜!!
というわけで当てもなく歩き回るとハンノキの花芽(右)をまず発見。

  
池縁の斜面にカラスがいる、と思ったらオオバン(左)だったので大笑い。さすが北浦。
近くではえらく付き合いのいいイソシギ(右)にも会えました。これ、距離にして5m程度でしょうか。

  
網を入れるポイントもわからないまま、ひたすら歩いていくと、「白鳥渡来地」という看板を発見。
近づいてみると、これがまぁ、とんでもないオゾマシいドンチャン騒ぎでした。
家族連れが次々と、餌を撒いて撒いて、鳥達大興奮して大騒ぎ、みたいな。
近年、野生動物の餌付けの是非がよく問題になりますが、ここまでくるといくらなんでも
さすがにどうでしょう。もうこんなん野生生物ぢゃないって。

  
とかシブい顔しつつ、ちゃっかりその大騒ぎに混じって写真撮りまくってきたのはお約束。
というわけでまずは、コハクチョウ(左)と、コブハクチョウ(右)

  
ユリカモメ(左)やオオバン(右)などもメチャクチャたくさんいました。
というかあまりに多すぎて、逆に撮影にすごく苦労しました。カブッちゃって。

  
ホシハジロ(左)と、キンクロハジロ(右・下)もたくさんいました。カモ類はこの2種と
オナガガモのみで、近くにたくさんいるマガモやカルガモは寄ってませんでした。

  
頑張って羽づくろい中のオナガガモ(左)。そして、餌を投げる人々の前で、
すごい勢いでホバリングし続けるユリカモメたち。本当に、ものすごい大騒ぎでした。

  
さて、本来の目的はタナゴ類。というわけで、歩いて運良く見つけた"タナゴ庵"(左)で情報収集
ついでにタナゴ竿を入手。「ド初心者です」とお願いして購入したセット(右)は〆て\2400。
ここは知るひとぞ知る有名なお店とのことで、親切なご主人が、目の保養にどうぞと
とても精巧な継ぎ竿を見せていただきましたが、まぁものすごいキレ〜な竿で♪
「タナゴ釣りは3000円からはじめれるし10万円でも終わらないんです」という一言が印象的でした。

さっそく、教えてもらった船溜まりで竿を組んでチャレンジしてみましたが、
はっきりいって仕掛けのつけ方もよくわからないので、しばらく粘っても当然アタリすらなし。
これはボウズかな、と思いながらふと船の影を見ると、な、なんとそこにものすごい濃さの
魚影があるじゃないですか。思わず竿を放り投げてタモ網を突っ込んでみると…


一網でこれですよ!!! 
数百匹というオーダのタナゴが捕れてしまって大興奮。これが3回捕れました。
90%がタイリクバラタナゴでしたが、それ以外を選別するのがえらく大変でした。

 
というわけで、あっさりGETできた、憧れのアカヒレタビラ!!!
婚姻色の出始めたオス(左)も、まったく色の出ていない個体(右)もいました。

  
タイリクバラタナゴ(左)は大慌てで選別したので、婚姻色の出た個体を撮影し忘れたのが残念。
そのほか、マタナゴらしき個体(右)もいましたが、どこで見分けてよいのかは勉強中。
#後日詳細に確認すると、マタナゴで正解でした。捕れたの1匹だけでしたが…

  
かわいいモツゴ(左)もわりととれました。あとはブルーギルの幼魚も多数。
それから面白かったのはイサザアミ?(右)もいくらでも捕れたこと。

その後も、いくつかの船溜まりをまわりましたが、先ほどのような大ラッキーはそれっきり。
でも船の下で小さなタイリクバラタナゴはたくさん捕まえることができました。

  
こんな大きなブルーギル(左)も捕れました。
そして、最後に面白かったのは、目の前数メートルで泳いでくれたハジロイカイツブリ(右)。

というわけで、年末ラストになかなか面白い一日を経験することができました。
2005年、とびまわったバカな一年の締めくくりとしては悪くなかったような気がします。
てなわけで、皆様、よいお年を☆


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