<2> 兵庫県・浜坂町周辺 続き |
しばらく岩場の峠道を歩くと、意外な花に出会えました。なかなか出会えなかったキセワタ(左)です。
こんな時期に海辺で会えるなんて思ってもなかったので感激というよりはビックリ。
そのあたりにはワカサハマギクの素敵な群落(右)もありました。
峠からおりて近くを歩き回ると、クジャクシダ?らしきシダ類(左)も発見。
近くには、カワミドリ(右)が、まだ紫色の穂をつけていました。
その後、しばらく海辺で海浜植物を探しますが、あまり目ぼしい成果ナシ。
ウミネコの大群(左)が飛んでいて、冬の日本海の雰囲気をかもしていました。
諦めて移動中、車にひかれたタヌキ(右)を発見。秋になると親と別れた若いタヌキの
交通事故がとても増えます。この個体もどうやら若い個体のようでした。
このあと、なぜか峠道に迷い込んでしばらくウロウロ。
でもそのおかげで、真っ赤なイイギリの実(左)や、満開のクサギの実(右)に会えました。
ウロウロしているうちに、有名な余部鉄橋あたりに到着。意外なくらい観光客が多くて、
セミプロ風にカメラを構えたおっちゃんがウロウロしていたのに結構ビックリしました。
歩いてみると、浜辺にはオオバアサミ?(右)がまだ咲き残っていました。
ハダカホオズキの真っ赤な実(左)も見事でしたし、スズメウリの白くてかわいい実(右)も
堪能できました。ちなみに、スズメウリは食べるとちょっと甘いです。ハダカホオズキは毒ですけど。
波打ちぎわにはイソヒヨドリ(左)がたたずんでいていい雰囲気でした。
近くにはヨモギハムシのカップル(右)もこちらもよい雰囲気でした。
しつこく近くをうろつくと、白花のカワミドリ(左)が一株だけありました。
近くにもワカサハマギクっぽい株(右)がたくさんありました。
さらに歩くと、白いセリ系の花(左)を発見。正体はなんでしょう?
晩秋の海岸には欠かせないツワブキ(右)も咲いていました。
その後すこし東に移動して、潮溜まりのタイドプールにちょっと網入れ。
するとアゴハゼ(左)や、メジナの幼魚(右)などが捕れました。
そうこうするうちに悠然と夕陽は日本海に沈んで行き、無計画にさすらった一日も終了。
すっかり冷え込んだ中、上着を忘れた自分を呪いながら、帰路につきました。
というわけで自宅に帰ってから、水槽で撮影した獲物をご紹介。
メジナの幼魚(左)と、かわいいイソスジエビ(右)。
メジナの下のほうに他の魚の死骸があるのは笑ってご容赦を…
というわけで、何一つ計画どおりに行かなかった割に、面白かった一日でした。
浜坂町にはバイカモの大群落があるということですので、タンゴイワガサの花期に
あわせて来訪して見たいなぁと思っております。豊岡の水生昆虫もリベンジしなければ
いけないし、やることだらけでちょっとタイヘンですね(笑