この日は午前中は勤務先の所用でツぶれたので、午後から加古川の河口干潟に突撃。
前回、嵐の中でハゼ捕りに大失敗していたので、リベンジをかねた干潟の生物観察です。
この日の大目的は、あこがれのハクセンシオマネキ。潮のタイミングがイマイチでしたが、
まぁなにか見れるだろうと突撃してみたら、ウェダーを忘れて泥まみれな1日でした。
<1>加古川河口干潟 |
というわけで、加古川の河口干潟に突撃。砂浜を歩くと、マテガイ?の呼吸管(右)を
みつけて懐かしい気分。潮干狩りとか子供のとき以来やってないですしね。
カコボラとかでしょうか?アカニシだそうですわりときれいな貝殻(左)も見つけましたし、
コウロエンカワヒバリガイホトトギスガイだそうです(右)の貝殻もなかなか美しい雰囲気でした。
なにげに見落とされてますが、二枚貝で一番美人なのは、私はアサリ(左)だと思います。
わびさびな雰囲気の模様とその多様性、もっと見直されても良いのではないかしらん。
そんな感じで貝殻探しをしていると、生きているヤマトシジミ(右)もころがっていました。
さてさて、さがしはじめると、シオマネキ系らしき巣穴と砂団子(左)はあったのですが、
いくら探しても主は不在。多分、警戒心が強くて、近づく頃には隠れちゃうんですね。残念。
丹念に砂の上を探すと、海浜性らしい小型のゴミムシ(右)を見つけました。
あるきまわると、そこら中にアシハラガニの多いこと多いこと。
近くではずっとミサゴ(右)が飛び交っていて、時折大きな魚を捕らえて飛び去るシーンも
みれましたが、私のポンコツデジカメではなかなかアップの撮影はできませんでした。
河口近くのアナアオサの茂るあたりにいくと、トゲアメフラシが驚くほど多数
いくらでもというくらいの数で歩き回っていました。青い模様がアクセントでかわいいでしょ?
さらにうろうろして、カワアイらしい巻貝(左)や、アラレタマキビカワザンショウガイ類だそうです(右)
などをみつけましたが、この頃には泥にはまって長靴が両足ともすっかり泥まみれ。
それでも諦めきれずにうろつくと、ヒメアシハラガニ(左)やガザミ(右)など、
いろんなカニに出会えました。目的のハクセンシオマネキにはフれましたが。
この日も全力で威嚇するハマガニ(左)に数回遭遇。
長い目を潜望鏡のように突き出す、オサガニ(右)にも会えました。
最後に悔しいので、タモ網をだしてしばしガサガサと網入れしてみました。
30分弱の成果は、ビリンゴ、ヒメハゼ、マサゴハゼ、チチブ、それとコトヒキの幼魚。
でも撮影用水槽を忘れたので現地写真はないんです(笑
うろうろしてると、突然すぐ近くにホウロクシギ(左)が出現。
私のオンボロデジカメでこれだけアップで撮影できたので、結構な至近距離なんですよ、これ。
そのあと、まるで警戒心のないモズ(右)にはもっと至近距離で撮影させてもらいました。
帰りがけに少し上流側を歩くと、ハマアカザでしょうか、真っ赤に色づいた個体(左)を発見。
近くでは、アキノミチヤナギ(右)が花をつけていました。こんなに可愛い花だと、初めて知りました。
というわけで自宅に帰ってから、水槽で撮影した獲物をご紹介。
まずは小さなシラタエビ?(左)と、たくさん捕れたヒメハゼ(右)。
おなじみのビリンゴ(左)と、本当に小さくて撮影が大変だったマサゴハゼ(右)。
実物は1cmくらいですから、フラッシュの光を回すのがえらく難しくて、これが精一杯。
というわけで、目的のハクセンシオマネキこそ逃しましたが、
いろいろと面白いものをゲットした一日でした。
加古川河口には、潮の良いタイミングで、今度は忘れずにウェダーと
撮影用水槽を持参して(笑)、近日中に再訪したいと思います。