平日がさがさ団?part3 〜近場ガサガサ団C〜05.11/10

本日も勤務時間の調整で突然半日の休日が出現、こりゃありがたやと
久しぶりの"平日ガサガサ団"を実施いたしました。前回は芦屋まで行って遅刻をしたので
今回は近場の溜池のトンボにリベンジという短絡的な目論見でのスタートです。

  <1>姫路市北部近辺

  
まずは夏のうちに目をつけていた溜池を来訪。すると、水位がめちゃくちゃ下がっていて
池の中を歩けるようになっていたのでビックリ仰天。池沿いの道がないので、前回は奥まで
チェックできなかったのですが。残された水面には、関東だと貴重種のクロモ(右)が繁茂してました。

  
まだ割と冷え込んでいた時間だからか、トンボはほぼ皆無。
でもステキな赤い実を連ちゃんで発見しました。
左はヒヨドリジョウゴですが、右の実は名前がよくわからず調査中……

  
次に別の池に来訪すると、ヨメナの群落(左)や、マユミの鈴なりの実(右)など
かわいい秋が出迎えてくれました。

  
前回キトンボにフられた池を歩くと、水を抜いたらしく水位が極端に下がっていてビックリ。
そして、ブラックバスの死骸が累々と干上がっていた(左)にさらにビックリ。
でも、歩くと水底にバス釣りの擬似餌(右)が本当にたくさんありました。
関東から関西に移って最初に驚いたのは、溜池の数の多さと、そのほとんど全てに
必ずブラックバスが放されていること。人が近づける場所は本当に徹底的にバスがいるので
びっくりしたものです。バスにはかわいそうですが、こういう駆除も必要かもしれません…

  
池では今回もミジンコウキクサ(左)を多数みました。中央の大きなのが普通のアオウキクサ
ですからサイズがわかるでしょうか。期待していたトンボはというと、キトンボが
一瞬だけ飛んだほかは、マユタテアカネ(左)とナツアカネ、アキアカネでした。

  
次に来訪したのは、5ヶ月ぶりの「伊勢自然の里」。
軒先から干し柿がさがっているのが秋の風情を深めていてイイカンジです。
うっかり見に来そびれていたミズトラノオ(右)はすっかり花が終わってました。

  
うろつくとアザミの仲間(左)や、咲き残りのゲンノショウコ(右)等を発見。
アザミの仲間は、やっぱり識別が難しい。誰か教えてくださいませ……

  
えらく立派に咲ききったノコンギク(左)など撮影していると、期待していた
キトンボ(右)も1度だけ出現してくれました。でも警戒心が強くてこれが最接近撮影。

  
水辺の幸せの四葉のクローバー、デンジソウ(左)も密生してましたし、
池一面にアカウキクサ(右)がミッチリあったのが結構驚きでした。

  
近くには立派な実をつけたチョウセンアサガオ(左)も発見。
畑のあぜ道に、ヤマラッキョウかと思いきや、逸出したらしきラッキョウ(右)も見つけました。

  
そうこうするうちに時間が迫ってきたので、今回もトンボはダメかなと思いながら、
帰路に何気なく別の池に立ち寄りました。すると、ノイバラの赤い実が美しく彩る池の中には
えらく立派なアメリカザリガニ(右)がウロウロとしてました。

  
んで、そこで思いがけず、キトンボを大量に発見。
水面を飛んで縄張りを張っている個体が多かったのですが、静止している個体(左)も
何匹か見つけました。けっこうホバリングするので、しばらく飛翔写真をと狙いましたが、
手動マニュアルのヘボいマイデジカメでは撮影不可。
でもそうやっているうちに、思いがけず交尾中のカップル(右)を発見、撮影できました。

というわけで、短時間でしたが、なかなか面白き一日でした。
ミズネコノオとナニワトンボについては、来年リベンジせねばなりませんね。
こうやって次々と宿題が積みあがっていくので、もうすでに来年の年間行動計画が
ほぼ埋まりつつある今日この頃です。頑張らねば☆


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