琵琶湖遠征 〜トンボとサカナを求めて〜05.09/23

 <2>滋賀県・高島郡周辺

  
その後、しばらく山方面を探索しようとうろつきました。
しばらく行くと、「座禅草群生地」という看板を発見。のぞいてみると、春とは大違いの
茂りに茂ったザゼンソウの葉(左)。散策しようと歩き出すと、足元にヘンなもの(右)を発見。
どうやらアカネズミの幼獣で、親が運んでる途中に私を見て、びっくりして置き去りにして
逃げたという様子。親が再度拾いに来ることを期待して、早々に立ち去りました。

  
その後しばらくまわりの山地をうろついて、コシアブラの花(左)や、褐色型のコバネイナゴ(右)
など見つけましたが、あまり目ぼしい成果がないので湖畔に戻ることにしました。

  
湖に注ぎ込む川の河口部に行くと、汚い写真で申し訳ないのですが、驚くくらい
大量の魚が死んでいて、水中に浮き、河畔では干からびて、ものすごい臭いを発していました。
よくみると、これが全てコアユなんです。第一印象として、生命の無駄遣い、って感じ。

  
こんな風に新鮮なコアユ(左)から、婚姻色の鮮やかな個体(右)まで、本当に
たくさんのコアユが死んでいましたが、水中には元気に泳ぐコアユの大群も見えます。
というわけで、2週間ぶりに"たも網がさがさ団"を開始することにしました。

  
網を入れると、ひたすら死骸と死にかけのコアユが捕れますが、それ以外は
トウヨシノボリがいくらでも捕れるくらい。ここでは外来魚のヌマチチブ(左)も幾つか見つかりました。
その後、場所を買えて数箇所狙いましたが成果はあまりありませんでした。
でも、ネジレモのヒョロ長い不思議な花(右)を見れたので大満足。これでも花、なんですよ。

  
琵琶湖は湖より、近隣の水路の方が漁果があがりやすいと聞いていたので、
近くの水田地帯に移動。網を入れると、さっそくカネヒラ(右)が捕れました。

  
この水路はとても環境が良くて、タイコウチ(左)なども多数見つかりました。
そして、ビックリしたのがダルマガエル(右)がかなり多数いたこと。久しぶりの出会いです。

  
緑色の濃い個体(左)や、ほとんど紋のない個体(右)など様々なバリエーションを見ることが
できました。ここではダルマガエルが多数派で、トノサマガエルは少ないようでした。

  
さてさて、網を入れつづけると、次々と成果が上がります。
ホンモロコ(左)や、ワタカの幼魚(右)などもgetして、もう大興奮。

  
かわいいウキゴリ(左)も捕れました。そして、ビックリ仰天したのが、
スナヤツメのアンモシーテス(右)。琵琶湖周辺の自然の底力をみた気がしました。

  
こんな巨大なドブガイ(左)も見つけることが出来ました。
大満足の帰路、明け放しの窓から何かが飛び込んで顔にぶつかったので、カナブンかな?
と思いながら見るとスズメバチ(右)だったので久しぶりの黄色い悲鳴。
慌てて車外に放り出したスズメバチは、よく見ると見覚えのない形で、
どうやら"キオビホオナガスズメバチ"かな?だとすれば希種なので、二度ビックリ。

というわけで、成果多数の1日。琵琶湖はバイパスを利用すれば、わりと安く早く
行けることも判ったので、今後何度か再挑戦したいところです。
本当は文末にいつもどおり、自宅で水槽写真を添付したいのですが、今回は持ち帰り用
容器のトラブルにより、水槽撮影にもちこめなかったのです。あぁ、残念無念。
そんなわけで、近いうちに琵琶湖遠征・乱獲旅Part2をやりたいと思います。


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