豊岡&京都北部 〜珍トンボ探求勇み足編〜05.09/25

仕事の都合で飛び石になった連休最後は、豊岡地方に突撃。
昨日、メガネ&オオサカサナエを見たからには、ナゴヤサナエを探さねばならぬ、
というわりとシンプルな理由です。ついでに隣接する今日と北部にも足を伸ばして、
あれこれ見てしまおう、と相変わらずいきあたりばったり型のスタートとなりました。

〜前編〜

   
まずは突然ですが、前編を。豊岡方面に移動する途中、いつものように引原ダムに
立ち寄りました。かなり寒かったので期待していなかったのですが、クロメンガタスズメ(左)や、
あこがれのヘリグロツユムシ(右)などに出会い、予想外の大漁となりました。

  
立派な雰囲気のクロシデムシ(左)も見ることが出来ました。やはり必見のポイントですね。
豊岡方面に進むと、道脇でチョウセンイタチの轢死体(右)も見つけました。

  <1>豊岡地方・出石川

  
さて、夜が明けてみるとかなりマズそうな天候。さっそく出石川でひたすらうろつきますが、
モクズガニの脱皮殻(右)を見つけたくらいで、成果は全くなし。

  
それでも、しつこくうろつくと、可憐な雰囲気のサクラタデ(左)や、国産ミントである
ハッカ(右)などのかわいい花と出会えました。

  
とてもかわいいネムノキの芽生え(左)や、ゴマフカミキリ系?のかわいいカミキリ(右)
なども見ることが出来ましたが、目的のナゴヤサナエは影も形もありませんでした。
時機が遅いのか、天候がわるかったのか、私のウデがヘボいのか…
#右はタテスジゴマフカミキリだそうです。Mikiさんありがとうございます!

   <2>京都府・久美浜町

  
その後、隣接する京都北部の池まで来ました。ここは昨年、スナアカネという激珍トンボが
たくさん見られた場所で、私はきれいにフられたのでリベンジという次第です。
うろつくと、さっそく貴重種であり、花も実も面白い形のゴキヅル(右)を発見。

  
かわいいネコハギ(右)の群落をめでながら歩くと、ちょっとショックな光景を発見。
右の写真の場所、昨年は良好な環境の休耕田だったのですが、ブルドーザが走ってました。
私は昨年ここで、京都府2例目になるムラサキサギを見つけた、思い出の場所なんですが…

  
でも周辺の休耕田はまだまだ健在で、キクモの大群落(左)とか、これでも貴重種、
ミゾハコベ(右)など見ることができて、なかなか良い気分。

  
ミズワラビ(左)や、こうやって見るとものすごく可愛いアブノメ(右)などなど
いろんな湿生植物を見つけて、かなり大満足。

   
どこにでもあるけど、アップで見るとものすごくかわいいコナギ(左)や、
咲き誇るオオユウガギクの群落(右)なども見れました。

  
足元に気を取られ続け、ふと顔をあげると目の前にアオアシシギとトウネン(左)がいたので
かなりびっくり。テレコン付ける間もなく撮影したので、これで200mm相当くらいの至近距離。
次の瞬間、上空をトビが飛んだので、テレコンでのアップは撮影できませんでした。
近くでは、こちらも南からの来訪者、ウラナミシジミ(右)も見ることが出来ました。

しかし、トンボ方面はまったく成果なし。というのも、けっこう寒かったのと、
かなりの強風が吹きつづけていたからで、見つけたのはアキアカネ2匹、ウスバキトンボ3匹、
シオカラトンボ1匹という体たらく。アカトンボ狙いはまた次回、ということで、次は
こちらも1年ぶりの、某海岸地帯に向かうことにしました。


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