関東突撃旅 〜懐古とリベンジの旅@〜05.09/17

この週末は、久々に関東遠征としてみました。いくつか用事ができた上、ちょうどうまく重なり
合うように、いくつかの昔懐かしいコミュニティでの集まりがあったりからです。
その隙間時間は、2年前、関東を離れる直前に、挑戦してフられた生きもの達に
リベンジしてしまおう。そんなド贅沢かつ無計画な思考回路の猪突猛進型の旅となりました。

   栃木県・鬼怒水辺観察センター

最初の目的地は、いきなり遠方の栃木の鬼怒水辺観察センター。
しかし、前日に計算を間違えて池袋で終電をくらい、仕方ないので朝まで夜の街をうろついて、
そのまま4時半とかの始発でスタートしてみたりしたもので、なんと最寄駅着が早朝7時(笑
時間も余ってるし、歩いていってみるか、この何気ない決定が思えば地獄への一歩なのでした。

  
本当に早朝からスタートした証拠に、まだカラスウリ(左)が咲いていました。
一面の、なんとものどかな田園風景の中をひたすら歩きます。

  
えらく立派なミズワラビ(左)や、繊細な雰囲気のスゲの仲間(右)など、ステキな水田雑草を
いくつも見つけながら、意気揚揚と歩きますが、いくら歩けども目的地に近づく気配なし。
最寄駅からタクシー15分、と書いてあったので1時ちょっとも歩けばと思ったのですが…

  
ようやく鬼怒川についたころには真夏のような日差し。でもさらにここから下流側に数キロ。
途中でノシメトンボ(左)など観察しながら歩くと、思いがけず、ピンク型のヒナバッタ(右)を
発見しましたが、もうちょっとアップで、と近づくと逃げられてしまいました。

  
そうこうするうちに、ようやく目的地の水辺観察センターに到着。なんと10時になっていました。
「石橋駅から歩いてきました」と挨拶すると、「ウソ、16キロくらいあるはずだよ」と感嘆されました。
小休止のあと、さっそく整備されているトンボ池のあたりを探索開始。

  
うろつくと、さっそくマイコアカネ(左)などが現れて気分が盛り上がります。
真昼間なのになぜかのんびり止まっているギンヤンマ♂(右)も撮影できて感激。

  
ノシメトンボ(左)、アキアカネ(右)などは交尾個体を多数見れました。
しかし、右の写真のアキアカネはなにやってるんでしょうか、どなたか解説お願いします(笑

  
「オオバン池」という池(左)と、5つのトンボ池が整備されているのでトンボ類は多数。
この時期ならではのアオイトトンボの集団産卵(右)も見ることが出来ましたが、
今回も目的の一つである某シジミチョウにはフられてしまいました。

  
しかし、前回はフられたこんなヤツラには出会えたのでとりあえずは大願成就。
まずは、アシの間を縫うように飛び、近くに止まらないのでなかなか撮影が出来なかった
美麗種、マダラヤンマ。またそのうち、もうちょっとマシな写真を狙いたいもので。

  
こちらも超貴重種のオオキトンボ。個体数は少ないようで、4〜5個体を
みかけただけでした。当地でも厳重に保護を進めているとのことです。

  
池にはアサザ(左)や、ホザキノフサモ(右)などなど様々な水生植物を
観察することが出来ました。ゲンゴロウやタガメも住むという良好な環境だそうです。

  
懐かしく、そして嬉しかったのは、ヒメシオン(左)との再会。
近くにはタコノアシの群落(右)もありました。

というわけで、リベンジはまぁまぁ成就したといってよいのでしょうか。
本当は夕方にマダラヤンマがたくさんあつまってくるんだけどね、という話に
強烈に後ろ髪をひかれながら帰路につきました。最寄のバス停までご親切にも送って
いただいたセンターの職員の方、本当にありがとうございました。
しかし、『睡眠僅少+炎天下を8時間歩き通し』というのは強烈で、その後久しぶりの友人との
再会に感激したのですが、意に反して、ほとんど話もしないうちに泥のように寝てしまいました。


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