<3> 島根県立宍道湖自然館・ゴビウス |
雨が降ってきて、成果も少なく、やるせなくなったので突撃したのが
こちらの"島根県立宍道湖自然館・ゴビウス"。宍道湖および周辺の島根の淡水魚などに
関して、とてもとても充実した展示をしている場所です。初来訪ですが、感激しました。
大型水槽もいくつもあるのですが、すごいなぁと思ったのは、宍道湖の環境を再現した水槽(右)では、
ホシハジロが2匹飼われていて、泳いでいるんです。写真上のほうに見えるでしょうか。
というわけでさっそく展示を見ていくと、クルメサヨリ(左)だとか、キヌバリ(右)だとか、
各種ハゼ類にヨウジウオ類などなど海水系の魚の展示も充実していました。
淡水魚の充実ぶりはいうまでもありません。ゴギ(左)などの渓流魚、クロヨシノボリ(右)
などの淡水ハゼ類などが豊富に、それも工夫されて展示されています。本当に見事。
近年発見されたイシドンコ(左)も展示されていて感激しましたし、イトヨ(右)をはじめ、
イシドジョウ、アカヒレタビラなどのRDB種の展示にも力が入っていました。
ホンモロコ(左)や、カネヒラ(右)など、一般的な魚の展示も、力を抜かずに
うまく環境を再現して展示してある辺りがなかなか優れものです。本当にオススメ。
ニホンヒキガエル(左)や、各種カエル・サンショウウオ類などの両生類の展示もありましたし、
カミツキガメ(右)をはじめとする帰化生物の特集も行われていました。
ヒラテテナガエビ(左)などの甲殻類や、ゲンゴロウ類などの水生昆虫も多数展示されてました。
館の周辺はビオトープになっていて、イヌタヌキモ(右)などの水生植物も見ることが出来ました。
本当に楽しい場所でしたので、今後もなんどか再訪したいと思ってます☆
最後に、恒例の自宅水槽での写真をアップ。
まずはマハゼの幼魚(左)と、貴重種・シンジコハゼ(右)
ビリンゴ(左)も少数ながら捕れました。初日に捕ったオヤニラミの幼魚 (右)も
元気に泳いでいます。暴れない、これくらいの時期が一番可愛いですね。
アカザ(左)は、普段は物陰に隠れていますが、ライトを消すとごそごそ動いていて可愛いです。
そして今回のビックリは、どこで網に入っていたのか、戻ってからバケツの底で見つけた、
ムカシトンボのやご(右)。そんな渓流な場所には行かなかったので、流下個体ですかね?
というわけで、成果たっぷりの2日間でした。
「たも網ガサガサ団」は、他人に勧めると、もういいトシだしなどと笑って切り捨てられちゃいますが、
実際にやってみるとまず間違いなくハマること請け合いの本当に楽しい行為。
魚との知恵比べ、そして首尾よく手にしたときの達成感!!!
子どもなんかの専売特許にしていたら、あまりにももったいないと思いませんか?
秋深くなる頃から、各地で「たも網ガサガサ団」を開催し、普段見ることのない
ヤゴやら魚やらをご報告差し上げたいと思っていますので、乞うご期待です♪