島根遠征 〜たも網がさがさ団A〜05.09/11

2日目の「たも網ガサガサ団」は、友人に所用ができたので、単身で宍道湖へ突撃。
しかし、前日からの荒天は続き、大雨こそ降らなかったもののかなり怪しい空模様。
さらに、川はかなりの増水、と踏んだり蹴ったりの幕開けとなりました。

  <1> 斐伊川下流 

  
まず最初に来訪したのは、揖斐川の下流部。ナゴヤサナエが見られると聞き及んだので
突撃したのですが、これが、川辺は広場状の場所こそ大型機械(左)で刈り込んであるのですが、
川辺はずっと密なブッシュで、なかなか川岸には近づけず、ようやく近づけそうな沈水橋(右)を
みつけても、昨日の雨でかなりの増水で、岸辺には降りれず、ギブアップ。またの機会ですね。

  
ひたすら川岸に下りるポイントを探していると、ジャコウアゲハ(左)や、交尾中のヒメアカタテハ(右)など
いろんなチョウに出会えました。コムラサキはメチャクチャ多かったのですが、ずっと縄張り争いで
喧嘩をしつづけているので、まともな写真は全く撮れず。

  
交尾中のトックリバチの仲間(左)や、セスジイトトンボ(右)なども見つけましたが、
全体的に成果はイマイチ。岸辺に近づけるポイントを見つけなくちゃいけませんね。

  
一箇所だけ、貴重種であるタコノアシの群落(左)を見つけましたが、湿生植物は少なめ。
その他は、マメアサアオ(右)をはじめ、外来植物のすごく目立つように感じました。

 <2> 宍道湖・湖畔 

  
うろついたあと、宍道湖の湖畔に到着。ひたすら広い水面に圧倒されてきました。
水中には、ホザキノフサモ(右)が一面にありましたが、花は見つけられませんでした。

  
葦原の再生実験場?(左)を見つけたので立ち寄ってみると、近くには
早くも北からわたってきたホシハジロ(右)が一羽いました。

  
その場所でちょこっと網を入れてみると、スジ模様も鮮やかなシモフリシマハゼ(左)や、
テナガエビの若い個体(右)などが網に入って大興奮。でも、漁獲は少なめ。

  
こんな小魚(左)も捕れました。う〜ん、ウグイかなんかの幼魚でしょうか。
近くではショウリョウバッタ(右)が力いっぱい産卵中でした。

  
その後、雨が降ってきたので一時"ゴビウス"に非難したあと、時系列はずれますが、
夕刻に宍道湖に再挑戦。湖畔にはイガガヤツリらしきもの(左)も咲いていました。
早速網を入れると、マハゼ等に混じって立派なウロハゼ(右)も捕れました。

  
近くで怪しい光景(左)を発見。なぜかスズキ(右)が3匹打ち上げられていました。
不自然なので、不道徳な釣り人の仕業かもしれません。撮影後、放流してあげました。

  
近くでは、ボラやセスジボラの死骸(左)も結構打ち上がっていてビックリ。
その後もしばらく網を入れて頑張ったのですが、夕陽は容赦なく沈み、やがて暗闇。
悔しいので、ヘッドライトを取り出すと、これが実は夜行性のハゼを捕まえるのには
調子がよいことを発見。ヘッドライトでハゼを探して、そっと網を入れると逃げないんですよ。
というわけで、首尾よく、目的のシンジコハゼも数匹ゲットしました。

道中で立ち寄った、"ゴビウス"での写真、および 捕まえてきた魚たちの
水槽写真は、続きにて報告したいと思います。


次へ⇒

topへ⇒