島根遠征 〜たも網がさがさ団@〜05.09/10

今回は、ひさしぶりに「たも網ガサガサ団」を開催してみました。つまりは、お魚捕り団ですね。
私が自然に深くはまり込むきっかけの一つとなったのは魚捕りですが、近頃は夏の間は虫やら花やらに
忙しくて、たも網を出すのは久しぶり…というわけで島根に住む魚捕り友達のところへ遠征しました。
天気予報では2日とも快晴、きっと大漁旗をふりまわせるな、とワクワクしつつでしたが……
なんと朝起きると満点の曇り空。移動し始めるとかなりのドシャ降りになる始末。

  <1>島根県・江の川流域 

  
それでも悔しいので、友人のフィールドである江の川沿いに、何箇所かポイントを
探しつつ、雨の隙間を縫って網を入れていきますが、あまりめぼしい成果のないまま、
少し上流の瑞穂町付近まで移動してきました。しばらく大雨の音を聞きながら車内待機し、
このまま諦めるか、と話をしていたのですが、ふと雨音が小さくなったのに二人同時に気付き、
思わず網を持ち、ダッシュして川に入ってから、冷静になって大笑い。
「今のうちだぁ、なんて、いつまたドシャ降りになるかわからないのにねぇ」

  
でも、神のいたずらか、しばらくは雨も上がり、ステキな漁獲を楽しむことが出来ました。
わりと大漁の獲物箱(左)と、友人の捕ったかわいいギギの幼魚(右)。

  
かなり大物のカマツカ(左)も捕れましたが、王者の余裕か、逃がしてものんびりしてるので、
水中ヤラセ写真がとれちゃいました。オヤニラミ(右)もたくさん見れました。

  
その他にも、シマドジョウ(左)、ドンコ(右)、カワヨシノボリ、ムギツク、カワムツなど
獲物多数。今回の大目的だったアカザも、友人が首尾よく幼魚を2匹捕まえました。
「3匹先に捕まえたら昼飯をおごる」という賭けをしていたので、私はえらく焦りましたが、
なかなか捕れず、ギブアップ。移動しようか、と最後に網をちょっと入れてみたら…

  
作り話みたいで恐縮ですが、10cm強の大きなアカザ(左)が捕れちゃいました☆
近くでは、友人が奇妙な物体(右)を確認。目玉のオヤジ?とかいいながら
持ち帰って調べると、なんとこいつがオオサンショウオの卵だと判明。
増水で巣穴が決壊して、卵の一部が流出した、ということでしょうか。ビックリ。

  
そのあと、もう2箇所ほどまわりましたが、あまり成果はあがらないまま。最後のポイントでは、
ツリフネソウ(左)が咲いており、近くの水田にはサワトウガラシ(右)も咲いていました。

  
その場所では漁獲高がイマイチだったので、ふらふらとタウコギ(左)や、
ゲンノショウコ(右)などを撮影。その後、また雨が強くなったので、
あきらめて昼食後、視点を変えて別の目的地へ移動しました。

 <2> 島根海遊館・AQUAS 

  
というわけで来訪したのは、この怪しいタワー(?)が目印の、"島根海遊館AQUAS"。
ただ今開催中の、江の川の魚達の展示、「中国太郎の生き物たち」が目的です。

  
というわけで、途中の展示はほとんどすっ飛ばして、一路特別展示コーナーへ。
わりと小規模な展示スペースで、中央にオオサンショウウオの模型が飾ってありました。

  
江の川の魚達が色々と展示されており、いまだ巡り会えぬ、ヤマメ(左)やゴクラクハゼ(右)のほか、
ブチサンショウウオやゴギ、アユカケなども展示されていました。

  
汽水の展示もあり、シロギス(左)やスズキなども展示されていて、全体に充実はしていましたが、
こじんまりとまとまりすぎていたのと、江の川ならではの解説がほとんどなく、江の川にいる
魚を単に集めましたよ、という雰囲気があったので、感想としてはイマイチでした。
その後、友人宅に戻り、漁果の分配。友人の水槽に入ったアカザの幼魚(右)は、いくら見ても
あきないほどの可愛さで友人と二人で見惚れてしまいました。

というわけで、たまにはこういう"たも網がさがさ団"もよいもので。
魚捕りしてると、なかなか写真が撮れないのでご報告するものが少なくなるのが難点ですが、
秋深くなって虫がいなくなった頃には各地でチャレンジしたいと思っております。


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