<2> 多鯰ヶ池 |
お次に来訪したのはすぐ近くの多鯰ヶ池。
貴重な水生生物の生息地として有名な場所ですが、現地に行ってみると、驚くほどに
バスだらけになっていて、そこら中に釣り人がボートを出していました。嗚呼!!!
駆除用の人口産卵床(右)が何箇所かに設置してあったので、成果を祈るのみです。
それでもうろつくと、ホシクサ(左)や、エゾミゾハギ(右)など、湿地ならではの
植物も沢山見つかって、よい環境が残っていることがわかります。
池の中をのぞき込むと、ちょっと見にくいのですが、ビリンゴ(左)がたくさんいました。
近くでは立派なサトクダマキモドキ(右)もみつけちゃいました。
水中には面白い雰囲気の水草(左)を発見。ササバモとかでしょうか。
水際には、陸上型になっている個体(右)もありました。
さらに細長い沈水植物(左)も発見。アイノコイトモとかでしょうか?水草は難しい。
近くでは不思議な突起のある植物(右)も見つけました。でも、こいつはよく見ると突起ではなく…
よく見るとそこいら中に、こんなカンジの幼虫(左)がウジャウジャといました。
正体不明ですが、一匹だけいた成虫(右)からみると、ジュンサイハムシかなぁ?
水辺のアシには、チャバネセセリらしい蛹(左)も発見。
近くにはシロネ(右)のかわいい花もいくつか咲いていました。
さてさて、狙いの海浜性昆虫は、といいますと、一箇所だけいい環境を発見し、
そこで念願のカワラハンミョウをバシバシ撮影しちゃいました。とはいえ、
警戒心が強いので、これだけ近寄るのが精一杯。ハラビロハンミョウにはフられちゃいました。
ほかにも、スナゴミムシダマシ(左)なども発見。オオコフキコガネの死骸(右)も見つけました。
ハネカクシの類もいたのですが、素早すぎて被写体にはなってくれませんでした。
砂浜ではアオスジアゲハ(左)も吸水していました。
その後、再度鳥取砂丘にチャレンジしようとすると、台風の影響かかなりの強風と高波(右)
が襲ってきて、あたり一面が暗くなってきました。
それでも、ここでくじけちゃ男じゃねぇ、とか訳のわかんない気合を入れつつ、
再度、砂丘の通称オアシス周辺をしつこく散策。
すると……突如、何の前触れもなく、天が裂けたかのような大豪雨が発生、
遮るものとてない砂浜の上の哀れな男を襲い、あっという間に濡れネズミに仕立てました。
ほうほうのていでクルマに戻ったものの、着替えもなく、途方にくれながら
雨が止むのを待つうちに、そのままうっかり3時間ばかり寝てしまい、きっちり、しっかり、
お約束どおりにカゼをひいちゃったので更新が遅れた次第です。トホホ。