上郡&赤穂 〜近場ガサガサ団Part.2〜05.08/12

本日はお盆の連休初日。
本来はすぐにでもどこかにすっトんで行きたいところですが、夕刻より
友人との約束ができたため、久々の近場ガサガサ団としてみました。

 @ 上郡町 万勝院〜安室ダム周辺

  
というわけで、まずは隣町の上郡へ。
車を走らせていると車窓から真っ赤なキツネノカミソリ(左)が一面にある場所を発見。
近くにはこれまた妙に色鮮やかな粘菌の仲間(右)も見つけました。

  
近くではヒメキマダラセセリ(左)が求愛行動をしていたり、
大きなモモスズメ(右)を見つけたりして、本日もやっぱり心が盛り上がってきます。

  
近くの水路では産卵中のオニヤンマ(左)を見つけて、オンボロデジカメでしばし格闘。
さらにうろつくと、なぜか羽化直後のアブラゼミ(右)にも会いました。何してんだこんな時間に…

  
近くにある万勝院の近くの雑木林をあるくと、キマダラモドキ(左)にも出会えました。
何匹か飛び交っていたのですが、撮影できたのはこの個体だけ…
近くでは大き目のキリギリス類(右)も発見。憧れのヘリグロツユムシ、かな?ヤマクダマキモドキでした

  
さらに飽きずに近くの溜池のあたりを散策。すると、コガンピの群落(左)に会えました。
近くのアケビのつるには、小さな小さなアケビコノハの幼虫(右)が2匹もついていました。

  
ヒメウラナミジャノメ(左)の求愛からカップル誕生までの一部始終を見てしまいました。
ちかくのハナショウブ?の葉にはイチモンジセセリの幼虫(右)が歩いていました。
勘違いかな、そいつは食べれないはずだぞ、キミ。

  
さらにさらにうろついて、安室ダムの近くへ行くと、オオヒキヨモギ(左)が咲いていました。
コイツは全国的には希少種ですが兵庫だと割と珍しくないんですよね。
近くではミカド型に近い雰囲気のミンミンゼミ(右)も見つけました。

  
ダムの近くにはコオニヤンマ(左)や、ショウジョウトンボ(右)などが飛び交っています。
コムラサキやチョウトンボもいたのですが、撮影には失敗……

  
その後、さらに近隣の山道をかき分けるように登ってみました。
この辺りにあるという幻の花、カミガモソウを狙っての所業で、この時期の恒例行事(笑
当然幻の花は見つかりませんでしたが、アオカナブン(左)や、羽化直後のガの仲間(右)など発見。

  
面白かったのはクロコノマチョウの幼虫(右)がたくさんいて、蛹(右)もいくつも
見つかったこと。なお、顔が全体に黒い個体とヘリだけが黒い個体がいる事に
気付きましたが、これって齢の差とかなんでしょうか? …もしかしてウスイロとか?

  
ホソアシナガバチの巣(左)も見つけました。ムモンホソアシナガバチかな?まだ不勉強。
沢沿いでは小さな小さなヤマトウバナ(右)がたくさんあります。
図鑑の絵あわせだと"コケトウバナ"と言いたくなるけど、兵庫だと淡路にしかない超稀産種
らしいので、これでもやっぱりヤマトウバナなんでしょうネ。詳しい方、教えてください。

  
面白いものも見つけました。ヒメヤブランの根際を覆っている、これでもキノコの仲間(左)。
図鑑で見つけた時には驚きました。名前は失念したので、近日中にUPします。ロウタケのようです。
近くには、女性に割と人気のあるエサキモンキツノカメムシ(右)もいました。

  
沢沿いでよく見るヒノキゴケ?(左)はフワフワした感じがなんともたまりません。
近くには野生のサンショ(右)が鮮やかな実をつけていました。

  
近くではツユムシ類の幼虫(左)も見つけました。時期的にエゾツユムシでしょうか。
さらにうろつくと、ビックリな昆虫を発見。マツムシモドキ(右)です。
イメージ的にもっと南方系だと思ったのですが、このあたりにもいるんですねぇ。
乗っかっていた葉に妙に執着してて、その葉をつまんで帰ると、入れ物にいれずに車まで
持ち帰ることが出来ました。手に乗せると、カジカジ齧りはじめるあたりがメチャかわいい☆

 A 赤穂市南部

  
その後、赤穂市南部にある、「赤」の字の植え込みのある山(名前失念)へ向かいました。
道中のスーパーで昼飯を買い込んで、車に乗ろうとすると、首筋をでかいイモムシ(左)が
歩き始めたもので、思わず少女のような悲鳴をあげてしまいました。
どうやら上郡からずっと私の背中を闊歩していたらしいんですが、スーパーの他のお客さんは
どう思ったのかしら。とりあえず赤穂で撮影後無罪放免。名前はただ今調べ中…
イモムシ放免後、歩き回るとカノコガの幼虫(右)をたくさん見つけました。

  
このあたりは、ミカヅキグサ(左)のある小さな湿地が点在しているのですが、
狙っていた湿地性のチョウはまたしても空振り。
最後に見つけたのは、小さな木の枝に着いていた不思議な不思議な物体(右)。
おそらく、カイガラムシ系の分泌物でしょうが、いわゆるケセランパサランに見えませんか?

といったあたりで、時刻も差し迫り、本日の探索終了。
狙いはすべて空振りだから、成果多数とはいえませんが、連休の初日としては
まぁまぁよいスタートだったのではないかしらん。


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