梅雨時ガサガサ団A 〜ドシャ降りの山裾&池編〜05.07/03

というわけで、梅雨時のガサガサの第2段です。
車中泊の宿で目覚めると、まぁ見事なドシャ降りでのスタート。
やまぬ雨、こもる湿気、そして草を掻き分けるたびに黒々と濡れ、
ビッタリとまとわりつくズボン。これらの連続技にちょっとシンドい1日になりました。

 <1>上月町周辺

    
というわけで最初に来訪したのは上月町。
狙いは、やっぱりゼフィルス系ですが、雨が止まず、寒く、暗い。
それでも林縁ではオカトラノオ(左)や、オトギリソウ(右)などを見ることが出来ました。

  
カワラナデシコ(左)も見事に濡れぼそっています。
その後もムラサキシキブ(右)など、林縁の花を見て回りますが、
この日はゼフィルスは完全な空振り。まぁ、わりとイイ感じの雨でしたし。

  
飛竜の滝まで足をのばしてみると、オウギカズラ(左)が小さな花をつけていました。
ちかくではコツゲ(右)の群落をみつけたほか、何種類かのシダ類を観察
しましたが、滝の周りはものすごく暗くて撮影はNG。

  
ミヤマカワトンボ(左)は雨の中にもかかわらず飛び交っていましたし、
近くではコチャバネセセリ(右)も活動していました。

  
近くの水田地帯に移動し、少し雨がおさまるとモンシロチョウ(左)が
たくさん舞い始めました。水路ではヤマカガシ(右)も発見。
しばらく撮影してると、軽快してエリ?を広げ始めました。フシギなポーズ。
私は、かねがねからこのポーズがツチノコの正体じゃないかと勘ぐっているんですが…

てなあたりで、雨でも虫は活動しているらしいけど、山裾は撮影に向かないと
結論付け、それならばいっそ、とちょいと走って加古川の池まで移動しました。

 加古川市・七つ池

久しぶりに来訪したのは、加古川の七つ池。
ウラナミジャノメに会えないかなぁ、と期待したのですが、到着したトタンお約束の豪雨。

   
というわけで雨の日の七つ池は、それはそれで幽玄な雰囲気。
歩き始めると、さっそくかわいいネジバナ(右)が出迎えてくれました。

   
嬉しかったのは、ウチワヤンマの羽化殻(左)がいくつも見つかったこと。
もっと足場のしっかりしたところで羽化するのかと思ったら、こんな池縁の小枝なのでビックリ。
よくよく見ると、羽化し損ねたらしいウチワヤンマの死骸(右)も見つけました。

    
その他にも、オオヤマトンボ(左)や、コフキトンボ(右)の羽化殻多数。
ワタクシ、昆虫採集はしないのですが、羽化殻はコレクションしているので狂喜乱舞しました。

  
池では、コフキトンボ(左)だけは活発に活動していました。
ある場所では大群(右)も確認。撮影のために近寄ると桜吹雪のように周辺を
飛び交って爽快でした。その他、ウスバキトンボ、コシアキトンボも観察できました。

  
アオモンイトトンボ(左)も何箇所かで見つけました。
何箇所かで見た面白い光景はこちら。枝の上で休んでるアメンボ(右)。
多分翅を乾かして、これから飛び立つのでしょう。

  
池縁ではニワゼキショウ(左)がかわいい実をぶらさげていましたし、
メリケンムグラ(右)のかわいい花も見れました。ちなみにどちらも帰化植物。

  
イシモチソウ(左)もありましたが、雨で完全に横倒し状態でした。
そして驚いたのは季節はずれ?のオオアワダチソウ(右)。本当は、もっと夏ですよね。

と、こうやって探しているうちに大事件発生。
なにげなく見下ろしたアシ原にアオヤンマが一瞬飛んだんです。
大慌てでなにも考えずに、胸まである草地に突撃し、なんとか憧れのトンボの撮影を、
と無我夢中になったのですが、アオヤンマのいた地点に着く直前に豪雨が再来し、
当然アオヤンマは姿を消して、全身ずぶ濡れのバカ一匹が取り残されました。
とりあえず車まで戻ったものの着替えもなく、当然しっかりカゼを引く、と。
後先考えぬ無鉄砲さだけではいけない、というのが本日の教訓ですね。ヘックシ。


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