MODOKI 探索旅 〜A岡山北部探索〜05.06/19

この日はヤボ用のため岡山に来訪。おかげでヒョウモンモドキの2日目の観察会に
参加し損ねた悔しさに耐え兼ねて、ヤボ用は早々に切り上げ、岡山北部に突撃する事にしました。
目的は、もう一つの「MODOKI」。そう、ウスイロヒョウモンモドキです。

<1> 岡山県阿哲郡周辺某所

  
まずは、目星をつけていたあたりを何箇所かまわってみました。
可憐なササユリ(左)が咲いていたり、意外なほど美しい花を咲かせるマタタビ(右)の花などを
堪能しましたが、さすがにこれは、という環境にはなかなか出会いません。

  
と、ある場所でちょっとよさげな草地を発見。ここらでもしかすると、と思って車を降りると、
なんとウスイロヒョウモンモドキの保護の看板(左)が出ていました。
よしじゃあじっくり探すかと考えていると、目の前の草地をヒラヒラとオレンジ色の影。
いきなり登場のウスイロヒョウモン(右)でした。多分、メス、かな?

  
しばらく近くの草地をうろついてみると数個体だけ見ることが出来ました。
翅表(左)と翅裏(右)をご紹介。この日見たのは全部メスっぽかったような。
個体数は少ないようでしたが、地元住民の協力の元に保護活動が行われている
雰囲気を心強く感じました。いつまでもこの場所で会えることを心から願っています。

  
まわりには他にも面白い昆虫を多数観察できました。まずは、
道端のユキヤナギのまわりをとびかっていたホシミスジ(左)と、関東だとわりと珍品キハダカノコ(右)

  
小型のコオロギ類(左)にも出会えました。私は識別はできないのですが、
おそらく時期的に考ナツノツヅレサセなのでしょう。
右は妙に色鮮やかな、多分、イナゴモドキの幼虫かな?

  
モモブトシデムシ(左)にも一瞬だけ会えました。
近くにはヒメコウゾの実(右)が赤く熟していました。美味でした☆

  
その後、ちょっと時期的には遅めかなと思いながら、淡い期待とともに
ベニモンカラスシジミのいそうな場所を探索。
それっぽい岩場にいくとタチバナモドキ系の白い花(左)が満開で、
エビガライチゴ?(右)の群落にも出会えました。

  
ちょっと近くの沢のあたりを歩くと、ヤマサナエが(左)えらくしつこくホバリングしていて、
オンボロデジカメでも飛翔写真がとれちゃいました(ちょっとピンぼけはご容赦)
近くでは、なにげに初対面のホソクビツクムシ(右)にも出会えました。

  
サカハチチョウ(左)や、かわいいヒメキマダラセセリ(右)などにも出会えましたが、
残念ながらベニモンらしきものは影すら見られませんでした。まぁ、当然といえば当然ですが。

  
葉の妙に小さな、おそらくコバノハナイカダ(左)や、キササゲの花(右)など
代わりに面白い植物との出会いは堪能することが出来ました。

  
近くでは、ナナカマド?の赤い実(左)にも会えました。
そして面白かったのは左の写真の蛹を見つけたこと。多分クロヒカゲかなぁ?

というわけでわりとかし大満足。
しかしまだ夕刻までは時間があったので、湿地の植物に会いに
少し離れた鯉ヶ窪湿原までさらに足を伸ばしてきたので続編でご紹介します。


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