東播磨の湿地にて〜初夏の昆虫探索旅A〜05.05/29

A 青野ヶ原演習地

というわけで、次なる目的地として選んだのは『青野ヶ原演習地』。
自衛隊の演習地ですが、自然が豊かで昔からトンボ屋には有名な場所。
でも、ここは実は立ち入り禁止の場所なんです。ですから、わたしも入っていません。
でもなんでかデジカメに数百枚の写真が撮れていたので報告します(笑
一応念のために言うと、実際に演習をしている場合はマジで立ち入り禁止。
実際この日も遠くで鉄砲みたいな音がしてビックリした…というウワサです。

    
というわけでこんな物々しい看板があちこちに立っています。
歩き始めるとすぐ、サラサヤンマ(右)が飛んでいました。久々に網で捕獲して撮影。

  
しばらく雨が少なかったからでしょうか、湿地がほとんど干上がっていてちょっとビックリ。
でも水のあるところにはヨツボシトンボ(左)や、ハラビロトンボ(右)など多様なトンボに出会えました。

  
フタスジサナエ(左)や、オグマサナエ(右)などにも出会えましたが、
でも期待していたハッチョウトンボはまだの様子でした。

  
さらにトンボとの出会いは続きます。
播磨の誇る珍トンボ、グンバイトンボ(左 )と、その近縁種になるモノサシトンボ(右)。
撮影できなかったあたりでは、トラフトンボ、オオヤマトンボ、クロスジギンヤンマも見れました。

  
こんな出会いも。左は池縁にあったオオヤマトンボの羽化殻。
そして、感激したのが憧れの昆虫、キバネツノトンボ(右)。何箇所かの草地で見かけましたが、
メチャクチャ警戒心がつよくて、これが最大に近づけたカットなんです。

  
湿地ではわりとおもしろい植物にも会えました。
左は、前々から正体探求中でヤナギバヒメジョオンかな?と素人考えに思っている花。
そして池の縁ではレッドデータブックにも乗っているミゾコウジュ(右)が満開でした。

  
昨日に引き続いてみつけたアギスミレ(左)や、ヒメコウホネらしき葉(右)など、
その他にもステキな湿生植物にいろいろと出会えました。

  
湿地棲のチョウにも期待していたのですが、この日はどこにでもいるツマグロヒョウモン(左)を
見かけた程度。ニホンアカガエル(右)にも出会えたりしました。

  
面白かったのは食虫植物のあたりでしょうか。
一面にモウセンゴケの生えている場所があって、虫を捕らえている姿(右)も見れました。

  
そのほか、コモウセンゴケ(左)やイシモチソウ(右)はもう花をつけていました。
ここでは夏ごろになるとその他にも数種の食虫植物に出会うことが出来ます。

  
ヤマツツジ(左)が満開になっている場所もありました。
そしてビックリしたのは1株だけ見つけたシラン(右)の花。
多分自生だと思いますが、だとしたら貴重ですよね。

 この日はとても満開の上天気で、歩いていると汗が噴出すくらい。
歩いているうちに道に迷い(当然マップもない場所ですから)、かなり歩きつづけたので
車まで戻った時にはヘタッテしまい、探索を終了としました。
でもまだ日は高い…じゃあここはいっちょ、と最後の目的に地に移動したりしたわけです。


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