砥峰&雪彦山麓〜初夏の昆虫探索旅@〜05.05/28

神崎郡砥峰高原

しばらくどうも花方面に突撃し続けていた傾向が強かったので、このあたりで
播磨の昆虫たちを探求してみようと、北播磨方面に向かいました。
最初の目的日は、砥峰高原。
トンボ屋さんはすぐにピンとくるでしょうが、狙いはもちろん、ヒラサナエ。

  
というわけでこちらが砥峰高原。一面のススキ原で有名な場所ですが、
今はまだ丈も低く、新緑の雰囲気でステキです。
しかし現場に着いて、ようやく思い出したのですが、よく考えると去年の
ちょうど今ごろここに来て、なおかつヒラサナエにフられていました。
来てから思い出すな、という話ですが(笑

  
まずは近くを歩くと、満開のナツグミ(左)や、テツカエデ?の実(右)
などにも出会えて、気持ちが盛り上がってきます。

  
木道の整備された湿地を歩くと、シオヤトンボ(左)がほんとうにたくさん
舞っていました。周辺にはニシカワトンボ(右)もたくさん見られましたが、
やっぱり今年もヒラサナエは見られず。むむむ…。

  
わりと勢いのよく芽生えていたヤマドリゼンマイ(左)や、色鮮やかなレンゲツツジ(右 )
など湿地らしい植物にも出会えました。

  
ちょっと面白い出会いもありました。
ツボスミレに似て葉っぱの広いアギスミレ(左)。花ははじめて見たかもしれません。
右はフシギな伊達男系の色合いのシリアゲムシの仲間。

  
ネグロセンブリ(左)や、斑紋も鮮やかなヨツメトビケラ(右)など
湿地ならではの昆虫にもいろいろと出会えました。

  
近くでは小さなエゾスズ(左)もたくさん活動していました。
そして右は側溝に落ちていた、ひそかな憧れの昆虫ヒメツチハンミョウの死骸。
あぁ、生きてる時にお会いしたかった……

  
その後、湿原を後にしてしばらく回りの林を歩いてみました。
サワフタギ(左)も今にも咲きそうなつぼみを満開にしていましたし、
そしてその近くではヤマキマダラヒカゲ(右)にも出会えました

  
面白かったのはこちらの比較。
よくにた雰囲気で花色のちょっと違う、タニウツギ(左)とヤブウツギ(右)。
タニウツギはどこにもありましたが、ヤブウツギのほうは数株見ただけでした。

  
近くにはコガクウツギ(左)も満開に咲いていましたし、
林床には一株だけ、鮮やかに咲いたキンラン(右)にも出会えました。

 というわけで、今回もヒラサナエには出会えず。残念。
というわけで、一休みしたあと、近くの名所ということで
実は隣接している雪彦山の方面へと向かうことにしました。


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