ゴールデンウィーク遠征編〜2日目:関東花探索@〜05.04/30

渡良瀬遊水地APM編

というわけで、突発的大事件からようやく戻っての遊水地最探求。
意外なトラブルに時間を取られたので、これはもう一泊だなと
半分決意しつつの探求でした。

  
というわけで時間もあまりないので、ポイントを絞って、
葦原再生地区というあたりを歩きます。水辺にはヒメビシ(左)が
浮かび、湿った場所にはミズバツバ(右)もありました。
これはいずれもレッドデータブックに載っているレア物です。

  
というわけで、探していくと次々と面白いものが見つかります。
左はコイヌガラシ。こんな地味な植物ですがこちらも全国版の
レッドデータブックに載っているというレア物。
右はこちらも意外でビックリ、エビネです。普通は林とかに
あるんですが、湿地の真ん中にもあるんですねぇ。


さらにウロウロと探すとありました。今回の大目的の花、エキサイゼリ。
これがどのくらい珍しいかというと、ここと近辺の川以外には
産地が残っていないくらいの珍品。
しかし、花が咲いていないっ!!!
ということで、明日も更なる探求をしようと決意した瞬間でした。

  
さらにその後、中央エントランス方面にひたすら歩いてみました。
草地の中ではキチョウやベニシジミなどに混じって、ギンイチモンジセセリ(左)も
数匹飛んでいました。右は途中で見つけてビックリ、ケグワの花です。
#自分で調べて気付きました、カジノキです。ケグワには後日帝釈峡で会えました。

  
さらにうろつくと、足元から急にヒバリが1羽、声も立てずに飛び出しました。
あ、これは、と思ってよく探すと、ありました小さな巣にかわいい卵が4つ(左)。
驚かさないようにそっとその場を離れて振り返ると、湿原の向こうに静かに
夕陽がしずんでいくところでした。

ここできれいに物語が閉まればよいのですが、そうはいかないのがワタクシの
ワタクシたる所以。なにがどうなったかというと、このあと沈み行く夕陽を背に
ひたすら湿原の中で迷い続け、迷い続け、真っ暗になった湿原の中でもまだ
迷い続け、車に到着したのは7時半。
ただっ広くて誰もいない空間で迷い続けるのは、本当に怖いですよぉ。
最後の1時間くらいはずっと歌を歌いながら歩いていました。怪しい声が響いて
驚いたという近隣の方、いらっしゃいましたらスイマセン…

というわけで、全身全霊の力を使い果たしてしまったので、夕食だけ済ますと
本当に沈み込むように寝てしまいました。


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