ゴールデンウィーク遠征編〜1日目:東海花探索〜B05.04/29

B愛知県南部の湿地郡

3番目にたどり着いたこの場所に来たのは本当に偶然でした。
なんとなく伊良湖岬を目指して一路進んでいる途中、
道端に「椛のシデコブシ」というちゃちい看板が見えたんです。
時期には遅すぎるだろうがなにかあるかもしれない、と
急ハンドルでドリフト気味に進路を変更してみました。

    
やはりシデコブシはとっくに花が終わって、実もはじけた状態(左)。
周辺にはモチツツジやクロバイの花はありますが、これといって
目立つ湿生植物はありませんでした。
でも、そこら中にコニワハンミョウが飛び交っていたのが印象的。
敏感でなかなか近づかせてくれませんでしたが、粘ったあげく
中睦まじげなカップルの写真(右)を失礼しちゃいました。

  
少し奥に進んで息を呑んだのはこの光景。
ハンノキ林の林床一面に咲き誇るサワオグルマです。
確かに東海とかにくれば珍しいものではないんですが、昔住んでいた
神奈川周辺では大変な珍品だったので、なかなか想像がしにくい光景。
感動のあまり数十枚も撮影してしまいました。

  
湿地沿いにふらふら飛んでいるのはスマートなニシカワトンボ(左)。
と、独特の飛び方のトンボが一匹、松の幹にへばりつくように
とまりました。間違いありません、ムカシヤンマ(右)です。
撮影後にチャレンジしたら、やっぱり今回も素手で簡単に捕まりました。
ヌけた印象が大好きで大ファンなトンボなんです。

  
近くの林ではモズ(左)の父親が頑張って餌を運んでいる様子でした。
近くに巣があるのでしょう。周辺の松林ではハルゼミの声。
うろつくと面白いものを見つけました。背丈が数センチのキツネノボタン。
小さいのにきちんと花を咲かせています。外来の別の種類でなのかな?

というわけで、何気ない立ち寄りにしては大きな成果に満足し、
夕方までまだ時間がありそうだな、ということでとりあえず伊良湖岬に
向かって車を走らせました。


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