広島遠征〜花の名所を尋ねて〜05.04/24

今回の目的地は広島の名所、帝釈峡。
こちらは通でなくても有名な、早春の花の名所です。
憧れの花たちにたくさん出会いたくて、時間がもったいないので
無謀にも前日から車中泊の体制でチャレンジしました。

広島県東城町帝釈渓<1>〜AM編〜

4月上旬の山の夜は相当に冷え込みます。
…という当たり前のことを全身もって体感しつつ、すっかり冷え込んで
体がコチコチに動かなくなって目覚めるとうっすらと朝の日差し。
寝なおす気にもならないのでそのまま散策を開始しました。

  
というわけで、国定公園にも指定されている名所・帝釈峡。
ダム湖の周りに広がる雄大な自然は植物の宝庫…ということだけ調べて
ロクに下調べせずに突撃してみると思った以上に広大な場所の様子。
日が暮れるまでに戻れるだろうか、とドキドキしながらとりあえず上帝釈方面に。

     
駐車場のまわりからすでにステキな植物がいくらでも見つかります。
バイカイカリソウ(左)や、トリガタハンショウヅルなどの群落も車を停めていた
すぐそばにあってびっくり。右は可憐なヒトリシズカ。
実はキビヒトリシズカに会いたかったのですが、残念ながらこちらには会えずじまいでした。

  
早朝の渓谷は相当に冷え込んでいますが、路傍にはいくらでも可憐な花があるので
ついついズンズンと歩きつづけてしまいます。
左は岩の間に咲いていたシロバナタチツボスミレ(?)、右は家康様の家紋で有名な
フタバアオイの可愛い花。
のんびり歩いているとようやく日も昇り暖かくなってきました。

  
ミヤマハコベ(左)やスズシロソウ(右)など、白い花たちも
道端の斜面を鮮やかに彩っています。

  
花に歓喜しつつ2時間ばかり歩くと岩場にさしかかりました。
石灰岩質の岩場にはそこでしか見れない植物も多いのです。
というわけで早速見つけたのは、石灰岩地の珍品の代表格クモノスシダ(右)。

  
まわりには様々な花が見られ、イワシデアサダだったようです(左)やかわいいチョウジガマズミ(右)
などの珍品も結構見られました。
奥の岩場への道が落石のため通行止めになっていたのが残念。

  
しかたないので引き返して林道をすすむと、奇天烈な形をした面々に出会えました。
左はキノコの仲間のおそらくチャワンタケの仲間。
右はこれでも立派な植物、ケヤマウツボ。寄生性の植物でこれでも花が満開の状態です。

  
このあたりのヤマエンゴサク(左)は葉が細くて優雅でした。
沢沿いにはボタンソウの仲間も多く、ネコノメソウ、ハナネコノメなど見れましたが、
右のやつは名前がよくわかりませんでした。ボタンネコノメかな?キンシベボタンネコノメでした。

  
しばらく林道沿いを歩くと、再びさわやかな風景の沢沿いに。
各種の花で本当に色とりどりに彩られた道端では
スジボソヤマキチョウ(右)をはじめ、ツマキチョウ、コツバメ、
そしてフタスジサナエなども飛んでいました。

  
ケスハマソウ(左)のかわいい花にも出会えました。
何度か別の場所に会いに行きましたが、ずっとフられていたので出会えて嬉しい限り。
イチリンソウのステキな群落(右)も何箇所かで見ることが出来ました。

  
斜面にはカタクリ(左)の花もポツポツ見れました。そして、限られた範囲でしたが、
タカオスミレ(右)の群落に出会えたのもビックリ。花は終わっていましたが、
関東にいた頃によく見に行っていたので懐かしい気分になりました。
#翌年同じ場所に行って判明。ハグロシハイスミレでした。

  
まだまだ出会いは続きます。左はポツポツと咲いていたミヤマカタバミ。
右は沢の上にほんの数花だけ咲き残っていたチョウジザクラの可愛い花。

  
道端のスミレも一味違いました。
どれもこれもタチツボスミレに見えつつ、よく見るとイブキスミレ(左)や、オオタチツボスミレ(右)も
混じっていてビックリ。まだまだ勉強中の身だから見落としたものも沢山ありそう…


そというわけで早朝6時から、約6時間歩きつづけ、昼過ぎに到着したのが
こちらの食堂のある駐車場のあたり。

実はワタシはぐるりと回る道があるとばかり誤解していたのですが、
食堂でたずねると今までの道をひたすら戻るしかないとのこと。
しかたないので、とりあえず食堂で腹ごしらえして、
見落とした植物を探しながら再度同じルートをたどることに致しました。


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