先週末、関東遠征でついに見た「カノコバイモ」。
となると地元関西のコバイモ類が気になるところ。
というわけで「ホソバナコバイモ」を目指して、とりあえず岡山に遠征しました。
本当は西播磨にも1箇所だけあるはずなのですが、まずは現物をみてお勉強ということで…
@ 岡山県栄田町周辺 |
早朝6時に発ち、一路高速をひた走って、まず到着したのが英田町河会。
セツブンソウの群落があるという場所なので早春植物に期待です。
現地につくと、丁寧な保護がされているようで、きっちりとした園路や柵もありました。
一面に早春植物がありましたが、もしかしたらヒネクレモノが1株くらい咲いていないかなぁ
と期待していたセツブンソウ(右)は、さすがに全部実になっていました。
目立ったのは、大きな群落で咲き誇っているヤマエンゴサク(左)。
水色の花がそれはそれは見事で見惚れてしまいました。
一番驚いたのはそこらじゅうに咲いていたレンプクソウ(右)。このあたりでは珍品のはず…
カテンソウ(左)も小さな花を咲かせ始めていましたし、アズマイチゲ(右)やニリンソウなども
ありました。ただ、林の中なのでまだ日が差しておらず、花はうなだれたままでしたが。
園地を堪能したあとで、多分周りにも面白い植物があるだろうとうろついてみると、
早速見つかったのがキバナノアマナ(左)。こちらも見たかった花なので感激!!
近くにはジロボウエンゴサクらしきもの(右)も咲いていました。
すぐ近くの沢まで足を伸ばすと、イチリンソウ(左)の小群落があって、
ようやく差し込んできた日差しに可憐な花を開き始めていました。
沢の近くの林の中にはユリワサビ(右)のかわいい花もありました。
沢沿いを探すとユキワリイチゲの花(左)も点々とありましたが、木陰にあるもので
しばらく待っても花が開く様子はありませんでした。残念。
右は同じ沢で見つけたクロモジ。葉に毛が多く、「ケクロモジ」かな?と思いましたが、
私の力量では識別不能。むむ、まだまだ修行が足りないようです。
てなわけで、なかなかにしてステキな場所でした。
次はセツブンソウが一面に咲き誇る頃に再訪してみたいと思います。