実家に一番近い、しっかりした池がこの場所。毎回帰る度によってはイトトンボ類の顔を
拝むことにしている。
老人ホームの裏手は栗栖側の流域境になる。近くに実は小さな沢があり、かつてミルンヤンマの
幼虫を確認しているので、今回は楽しみにしていたのだが、寄ってみると防砂ダムの改修工事で
目も当てられない状態になっていた。回復までには今しばらくかかりそうだ。
気を取り直して、池へ。
池付近にはモチツツジが鮮やかに咲き、ツルアジサイの残り花も見える。あともう少し早く
訪れていればさらに多くの花に出会えただろう。
カメラを構えながら歩くと、不意に足元から飛び立ってはるか遠くに消えた影があった。一瞬
しか見れなかったが、コオニヤンマ。今回最初のサナエトンボである。
池にはショウジョウトンボの姿が目立ち、ヒシが浮かぶ水面にはギンヤンマが飛び交う。草むらを
かき分けるようにして踏み込むほどに、次々とイトトンボ類が飛び交う。再会を果たしたいと
切望していたホソミイトトンボも一瞬だけ姿をあらわしてくれたが、カメラ片手に慌てる私を
あざ笑うようにするりと草の隙間に姿を消してしまった。またこれで来シーズンまでおあずけ
である。トホホ。
前回確認したオオヤマトンボは今回は見れず、トンボ類の新顔は確認ならず。
下手の堤防にはキリギリスの幼虫がたくさんいたが、こちらもなかなか被写体になりたがらない。
よく探すとフキバッタ類の幼虫もいた。このあたりに分布しているのは、どの種類だろう。
ヒョウノセンフキバッタなのか?キンキフキバッタなのか?地元情報にはまだ疎い。一度ぜひ
秋に確認せねばならないだろう。
○確認した主な生物○
ホオジロ
ギンヤンマ・コオニヤンマ・シオカラトンボ・ショウジョウトンボ・コシアキトンボ・
クロイトトンボ・アオモンイトトンボ・ホソミイトトンボ
キチョウ・スジグロシロチョウ・カラスアゲハ・キアゲハ
キリギリス幼虫・フキバッタ類幼虫
モチツツジ・ツルアジサイ・キショウブ・シロツメクサなどなど
HDD破損によりデータがトんでおり、あいまいな記憶に基づく部分があります
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