迷走式お盆④~どっ空振りな日~ 25.8/16
この日は迷走式の不思議なお盆旅の第4日。
んでもって、めちゃくちゃどうにもならないくらい見事な空振り日でした。
本来はお久しぶりにお会いしたい蝶や直翅系をメインに据えて
ついでに昨年手ひどく殻ぶった某花も探そう、というプラニングだったのですが
いろいろまとめてビックリするくらいにヒットしなくて
しかも久しぶりに訪れたらポイントがわからなくなってしまっていたり、
お盆休みだったのでめちゃくちゃ人だらけで全く散策にならなかったり、
どうにもしまらない展開がずっと続いたもんで
慌てながらあちこち走り回ってみたんですが尻切れとんぼ(T"T)
この時期に無計画チャレンジは無謀だったなぁと痛感する展開となったのでしたf(^^;
| <1>長野県各所 |
というわけで、まずは昨年手ひどく空振りしたアズミノヘラオモダカの
リベンジということで目星をつけたエリアを歩きはじめると、
センナリホオズキ(左)やらコバギボウシ(右)やらが次々見つかります。
んで、ここじゃないかと睨んでいたポイントでは、オモダカ(左)やら
ミゾカクシ(右)やらが大量にあったものの、やっぱり本命は御不在で。
サワトウガラシ(左)もけっこうあちこちに咲いていらっしゃいました。
イヌノヒゲ系の花芽(右)もあったけど、これはどの種類になるでしょうかね。
タマガヤツリ(左)もあって、ものすごい大群落(右)になっている場所も。
こんだけゴチャッと群生していると見事ですよね。
妙に紅葉したアゼナ(左)も発見。ここまで色鮮やかだと見ごたえあるな。
林縁をのぞいてみると、イヌゴマ(右)なんかもパラパラと咲いています。
コオニユリ(左)もごちゃっと咲いてました。これは植栽の名残かな?
場所を変えると、水中で咲いているオオハンゴンソウ(右)があってビックリ。
あんたら強いのは知ってたけど、そんな抽水植物みたいな生き方もできるのか…
あたりにはナツズイセン(左)もごちゃっと並んでいる場所がありました。
ミヤマアカネ(右)も賑やかに飛び交っていたので何枚かパチリ。
さらに場所を変えると、めっちゃくちゃ一面のオモダカ(左)があったり
無数のセリ(右)があったり、面白い場所はけっこうあるんですが本命だけはずっと不在。
小さな池にはジュンサイ(左)が咲いていたので、花のドアップ(右)も撮ったり。
よく見ると地味な花びらとド派手な雄蕊、って面白いスタイルですよね。
んで、お久しぶりのシンワスレナグサもゴチャッと咲いていらっしゃいました。
逸出もんとはいえ、まとまって咲いていると風情があって綺麗ですなぁー
さらにユウガギク(左)が咲いていたリ、目の前をキジ(右)が横切ったりしましたが
やっぱりアズミノヘラオモダカはご不在。かつての確認地は開発されてしまったかな…
それでは、ということでお久しぶりの草地に行ってみると、
カワラケツメイ(左)やらオトギリソウ(右)やらがあったりしましたが、
どうも今年は野焼きをしなかったみたいでえらく草が濃いんです。ありゃりゃ。
不穏に思いつつ歩き回ると、キキョウ(左)やらマツムシソウ(右)やらも
あったり悪くない環境は残っていましたが、期待していた某直翅系珍品は
全く見つからず。まぁ草が濃すぎてめちゃくちゃ探しにくかったし…
マダラスズ(左)は何度かご登場されたんですが、キミじゃないのよね~
意外なあたりでは、ここでもタチコゴメグサ(右)が見つかったりしましたが、
その後もしばらく粘れど狙いのブツは見つかりそうにないのでさらに場所を変えることに。
んでちょっと大きく移動してやってきた場所では、ナンバンハコベ(左)やらヒルガオ(右)やらが
イイ感じに咲いていましたが、歩いていくと狙いの蝶を以前見た場所は
どこだったかさっぱり分からなくなっていることが発覚。これはちょいとツラいぞ(+"+)
水田に下りているキベリタテハ(左)なんてビックリな出逢いはありましたが
こいつもこの直後に大飛びしちゃったので撮れたのはこれだけ…
悔しいのであたりをうろうろすると、真っ赤に熟したリンゴ(右)があったりします。
ヒメジュウジナガカメムシの成虫(左)も発見。これくらいの標高だともう成虫なのね。
あたりにはボタンヅル(右)も満開だったりしましたが、やはり狙いのエリアは見つからず
しょうがないのでさらにもう1箇所ゲレンデっぽい場所に転戦しましたが
着いてみるとこちらはマウンテンバイクの大会をやってるみたいで
人だらけで散策できる雰囲気じゃなくてスゴスゴと退散。なんかついてねぇぞ(T"T)
よく考えるとこのエリアにもアズミノヘラオモダカの記録がある場所があったので
そこを歩いていくと、コシロネ(左)やらミズマツバ(右)やらが見つかります。
可愛らしく咲いているハシカグサ(左)なんかを見つつうろうろすると、
ひょっこりとヘラオモダカ(右)がご登場。でもアズミノじゃない普通の方やねこれは。
すっかり実になっていましたが、泥の中から伸びているネジバナ(左)も発見。
湿地性のネジバナとか聞いたことないですが、なんか珍種だったりする?
さらにドキッとさせられたのがこちら(右)。これ、マヤラン系の花が萎れたあとみたいに
見えません?なんかの若葉がしおれて偶然そう見えてたみたいでガックリ(笑
あたりをうろうろすると、ミヤマカラスアゲハが賑やかに飛んでいる場所もあって
既に薄暗い中でしたが、粘るとそこそこ小マシなショットも何枚かGET♪
さらにじっくり歩いていくと、水田脇の水路にヘラオモダカがごちゃっとまとまっている場所を
見つけて興奮するも、アズミノは全く混じっておらず、ちょっとガックリしたあたりで
日も沈んでしまってこの日の挑戦は終幕とせざるをえなくなったのでした(^^;
というわけで、実になんともビミョーな感じの1日でした。
蝶方面も直翅系もビックリするくらいにヒットしなかったですし、
蝶方面は結局ほとんど挑戦すらできなかった展開ばっかりだったし、
ついでに記録のある場所を回れば見れちゃうだろうと
安易に考えていたアズミノヘラオモダカは、けっこう分かりやすくエリアを
絞り込んでの挑戦だったというのに全く見つけられませんでしたし…
アズミノヘラオモダカについては場所が絞り込めそうな情報はたいていちょっと古めで
かつこの種類はどうも同じ場所にずっとある感じでもないのかな、
というのがこの日ひたすら探した結果の感想だったり。
(どなたか有力な情報があったら是非こっそり教えてくださいませ!!)
あと、珍品直翅類の生息地で野焼きがされていなかったっぽい所が気になりますが
そのあたりの生息確認も含めて、来シーズンも挑戦せざるを得ないですね。
珍品直翅系と、今回見に行けなかった蝶たちの健在と、
アズミノヘラオモダカ探しには三度目の正直が到来することを祈っておきましょう。