プチっと熊本~けっこうな成果~ 25.8/2
この日は隙間時間的なちょい挑戦と相成りました。
熊本で所用があったので、せっかくだから少し早めに乗り込んでからの
所用までの間のとりあえず近場バタバタ巡り。
ということで、ちょっと安易なあたりを中心に巡ってみたんですが
実働時間がかなり短かったものでたいして期待していなかったものの
意外におおっと思うようなものすごく嬉しい成果も多数到来。
隙間時間でもうろちょろしてみた甲斐があったなぁな展開となったのでした♪
| <1>熊本県各所 |
というわけで、とりあえず式にやってきたのはいつもの某施設。
さっそく歩きはじめると、結構花盛りのタヌキモ類(左)に遭遇。イヌタヌキモでいいのかな?
ヒメシロアサザ(右)なんかも早くもパラパラと咲いています。
こちらも早いなと思ったのは、ホシクサ(左)とクロシオホシクサ(右)。
黒潮の方は茎の先端が葉になっているところが何箇所かありますが、
これは葉化現象みたいなもんなのかな?
立派な実をつけたツクシムレスズメ(左)もありました。
何気にお初のオニホソバシモツケ(右)もちょっとだけ咲いていてくれます。
ハマナス(左)も咲いてましたが、ここで見ると違和感満点やなぁ…
などと思いつつ歩いていると、期待していたキイセンニンソウ(右)を発見。
見上げると、かなり高い位置ながら花も咲いていてくれたので、
興奮しながらバシバシと撮ってみましたが、位置が高いしもう終わりかけなのね…
なんとか頑張って花房(左)や、花単品(右)のアップも撮影。しかし、
やっぱ花だけ見たら区別付かないもんなのね。んでもって、この時期に終わりかけってことは、
今まで探してた時期が遅すぎたって可能性ありそうやなぁ…
早くも綿毛ができ始めている株(左)もありました。
さらにうろうろすると、こちらは咲き始めのホソバオケラ(右)を発見。
さらにうろうろすると、なんと憧れのコバンムグラが咲いていてビックリ。
思っていたよりも意外とフツーな雰囲気なのねアナタ(笑
花のドアップ(左)もじっくり撮影。これは嬉しいですなぁ~
あたりには、分かりにくい咲き方ながらホソバヒメトラノオ(右)もありました。
さらに見ていくと、マルバハタケムシロも結構花盛りの状態でビックリ。
まだ自生状態を見たことはないけど、意外なくらいあちこちでお会いするもんで。
さらに、大珍品タカクマムラサキもあったのでちょっと興奮!
といってもまだ花芽が膨らんでいる状態でギリギリ咲いていなかったのが残念ですが…
花芽のドアップ(左)もじっくり撮影。いつか自生地にも探しに行かなきゃな。
なにげにほとんど会えていない、ウスベニニガナ(右)も数株だけあったりしました。
さらに、ウスギワニグチソウ(左)とミドリヨウラク(右)が並んで植えられている
場所もあったり。どっちも花は終わってますが、それでも特徴的でわかりやすい。
湿生植物エリアをもう一度見ていくと、トチカガミ(左)に続いて、
久しぶりのマルバノサワトウガラシ(右)もありました。そういやしばらく見に行けてないな…
しかしこんなものまできっちり揃えてあるんだからやっぱりここは本当にマニアックな空間ですナァ♪
最後に面白いなぁと思ったのは、お初にお目にかかるアイ(右)。
染料の藍なわけですが、タデ科とは知っていたものの、花咲いてもこんな感じなのね。
あの鮮やかな青のイメージと全くつながらん雰囲気だなぁ…
ってあたりでとりあえず一通り回ったので、もう一箇所だけ転戦してみることに。
お次にやってきたのはお久しぶりのとある水辺。カワヂシャ(左)なんぞ見つつ
歩いていくと、水辺にはごちゃっとボタンウキクサ(右)が並んでいてビックリ。
んで、いたるところにブラジルチドメグサがごちゃっと群生していて
絨毯状といいたくなるくらいの大群生エリアもあったりしました。特定外来生物ですよね。
自然豊かな場所だと思ってたけど、なかなか中身はスゴそうやなぁ。
ナガエツルノゲイトウ(左)までそこら中にごちゃっとあったり。すごい場所やな。
さらにヤナギバルイラソウ(右)がアチコチに咲いていたのも面白かったり。
めちゃくちゃ丸坊主のカラムシ?(左)があったんですが、葉上には大量の
蛹(右)がついていたりもしました。なんて種類になるんだろ。
さて、この場所の狙いは清流性の花、ということでそれっぽいエリアを
ミズタビラコ(左)なんぞ見ながら歩いていくと、すぐにわかりやすい葉(右)を発見。
んですぐ近くに、ありました。お久しぶりのヒメバイカモです。
思ってた以上にごちゃっと花が咲いていてなかなか満開な雰囲気ですやん♪
というわけで、しばらくはジックリと花を撮って遊んでみたり。
最初に見た時は咲き始めの時期だったからポツポツとしか花がなかったのよね。
せっかくなので葉の中に混じる花芽(左)やら、花のドアップ(右)やらを撮って大満足。
ちょうど時間的にもイイ感じになったので、所用方面へ急いだのでした。
というわけで、ついでの短時間かつ安易なプランながら楽しめた1日でした。
最初の訪問地はやっぱりなんやかんやと必ず変なモンに逢えるから嬉しいですよね。
しかも、きちんと管理されてて名札もついてはいるものの、
勝手に見ろ方式で、かついろんな方がいろんな取り組みをやってるっぽいので
じっくり見ていくと“おっとここにこんなものが”的サプライズがあったりするのも面白い(笑
例えば今まで和歌山でものすごい回数探し回っては空振りし続けてきた
キイセンニンソウの花との出逢いがここだったのも面白いし、
この時期にまさかの終わりかけという想定外の知識を得れたのも面白いし。
やっぱこの場所は機会がある度に通うしかないですな。
その後のヒメバイカモも、タチ悪い系の帰化種ばかりの池の一角に
大珍品がひっそり隠れている構図がすごく楽しかったりしました。
この日は時間切れで阿蘇方面まではいき損ねちゃったけど、
そっちも含めてチャンスを見つけては探索するようにしなくちゃいけませんね♪