超発作式南国旅②~ドはずれ日~ 25.4/6
この日は実にわかりやすく計画倒れしまくりの悲しい1日でした。
前夜が朝まで遊び回ったこともあってフラフラだったんで
そのまま比較的近いエリアで遊ぶという選択肢もあるにはあったんですが
せっかく前の日にタカナベカイドウを見れたのであれば
こいつも見ときたいよね、という短絡的な思考回路で大移動したら
まさかの絶対確実なはずのものがみつからないという半べそな展開からの開幕…
そこから思い切って阿蘇に足を伸ばしてみたものの、
こちらは想像以上に季節感が遅れている感じでちょっとどうにもならず
早めに引き上げて途中でもう何箇所か、と思ってたら
トラブルが発生しちゃったりして諸々間が悪い展開続きになり、
な~んかむちゃくちゃ不完全燃焼感満載な流れとなってしまったのでした(T"T)
<1>熊本県各所 |
というわけで、寝不足でフラフラになりつつやってきた某施設では、ゲッケイジュ(左)が
咲いていたリ、リュウキュウコザクラ(右)がゴチャッと咲いていたりします。
ツクシスミレ(左)もありました。昨日の夜見たのとは雰囲気がちょいと違うような。
ちょいと意外なあたりではヒレフリカラマツ(右)も咲いている株を発見。
んでけっこう楽しみにしていたヒゴミズキは、ほぼ完全に花が終わっていて残念!
んで、このあたりでイージーに見つかるはずのツクシカイドウがなかなか見つからずに
ちょっと焦りはじめたり。花が終わってたとしてもさすがにわかると思うんだけどナァ…
悩みつつうろうろすると、早くも花芽をつけたツクシムレスズメもありました。
こいつもいつか自生地に花を探しに行かなきゃいけませんナァ。
シロバナムベ(左)は大満開の株がありました。ちょっと驚いたのは、
キイセンニンソウ(右)もあったこと。空振り続きだし、花の時期に再訪しちゃおうかしら(笑
リュウキュウアセビ(左)も可愛らしく咲いていました。
オキナグサ(右)も、ちょっと盛りを過ぎ始めた感じでしたが、まだまだイイ雰囲気。
さらにうろうろすると、頭上すぐでカワラヒワ(左)が求愛らしき給餌をしてました。微笑ましい。
ヒメイズイ(右)もありましたが、まださすがに花が咲いているわけもないわけで。
そういやお初だなのツクシチャルメルソウもあったのでじっくり撮ってみたりしたんですが
その後もひたすら探し回っているうちに、ふと写真の背景にある樹と電柱は絶対にここだ
という場所があることを発見。ということは、この手前にないということは、
この場所のツクシカイドウはもう枯れてしまって存在していないということなのね(T"T)…
というわけで、絶対確実だと思っていたものにスッ空振りをくらうという想定外すぎる
事態に傷心しつつ、とりあえずは阿蘇方面に移動してみることに…
んで、かなり大移動してやってきた草地では、
歩きはじめるとすぐにキスミレを発見。でもあからさまに出始めたところな感じで、
他の花とか期待するべくもない雰囲気が満載なんです。これはしくじったか(^^;
ヒゴイカリソウかなって葉(左)はありましたが、まだこのサイズ。こりゃあかん…
と思いつつ歩いていくと、足元に怪しい物体(右)が。あれこれって?
それはまさかのミチノクフクジュソウだったのでした。まだ咲き始めな感じでしたが
ここで自生株に逢えるとは思っていなかったので結構ビックリ♪
まだ花芽の株(左)もいくつもありましたから、本当に出始めな感じですね。
その後はあたりの野焼き跡(右)を広範囲にウロウロしながら花探しをしてみることに。
すると、キスミレ(左)はあちこちにありはしたんですが、花は咲いていても
葉がめっちゃ出始め(右)な感じで、これはさすがに他のものを探す方がおこがましい
って感じ満載。フライング覚悟ではありましたがここまでだと手厳しいなぁ(+"+)
探索範囲を広げると、葉の広がっているキスミレ(左)もありはしました。
キタテハ(右)も飛び交っていましたが、落ち着きがなくてこんなショットが撮れただけ。
ミツバツチグリ(左)もありましたが、めちゃくちゃ固い花芽だけ。
フキ(右)も伸び始めたとこだったり早春っぷりがすごい。もう4月なんだけどナァ、とか
思いつつひたすら歩き回りますが、想像以上に何もなくてしばし放心状態に(^^;
しょうがないので大移動していく途中で、お久しぶりのエリアを通ったのでのぞくと
大満開のミチノクフクジュソウがお出迎え。こういう場所だと割と普通に咲いてるのね。
ハナネコノメ(左)もずらりと咲き並んでいて、ちょっとだけでしたが
その中にコガネネコノメ(右)が咲いていてくれたのもなんとも嬉しい感じでした。
タムシバ(左)もいい感じに咲いている株がありましたし、
ちょっと距離はありましたが、ヤマエンゴサク(右)も可愛らしく咲き並んでいたりします。
葉上でご休憩中のエンマコガネ類(左)を見たりしつつさらに探すと、
ホソバナコバイモ(右)もギリギリ咲き残りの株に遭遇。
でもそれ以上の成果はなかなかなかったので、仕方なくお次の目的地へ…
んで、やってきた場所では、このエリアで一度見てみたかったレンプクソウを
花芽(左)、咲き始めの花(右)ともキッチリとみることができたり。
実はこのエリアのものは大陸系遺存種のマンセンレンプクソウだとする文献が複数あるので
それであれば未見の種、ということで一度見てみたかったんですよね♪
しばらくじっくりとマンセンレンプクソウ?の花(左)や花のアップ(右)を撮ってみたり。
問題は、マンセンレンプクソウの識別点がはっきりと明示されている
文献もサイトも全然見つからないこと。そうなると判定はシロウトには事実上無理やな(^^;
花は中途半端にしか咲いていませんでしたが、アズマイチゲ(左)も発見。
花芽をつけたイチリンソウ(右)なんかもありました。
その後は出発地点に戻りつつ数箇所チェックして行く予定だったのですが、
途中で落石を踏んでズレた瞬間に道沿いの側溝にホイールを擦ってしまって
あわててレンタカー会社に報告したりしているうちにムダに時間を浪費してしまって
結局どこにも立ち寄る時間が撮れないままの帰路となってしまったのでした(T"T)
というわけで、まさかのドはずれ日でした。
いやもうそうとしか表現ができないですよね、この展開は(T"T)
T氏はこの日アラゲサクラツツジを見に鹿児島南端に行くというお話だったので
そちらにご一緒するかどうかかなり悩んだなんですが、
そこからは帰路がちょっと大変そうだなぁというのもあったものの、
せっかくだからツクシカイドウもまとめて見たいし、
こちらは植栽モンだから行けば確実だし、リスク回避で、とか
思ってたのがまさかの確実なものがなくなってるオチでしたからホンマ想定外。
そこからの阿蘇も、せっかくだから足を延ばしてみよう、からの
ここまでド早春だとホンマにどうにも探しようがない、でしたし
そっからは追加挑戦できないまま時間切れでしたし、まぁどうにもならん(^^;
辛うじて気になっていたマンセンレンプクソウ?は見れましたが
これもいまいち正体不明なのでヒットと喜んでいいのかどうかが微妙だし…
まぁ適当な動き方しかしていないからこーいう日もありまさぁな
外れの分はいつかの大ヒットに向けての運気貯金だと思って諦めときましょう(笑