壮絶な越年旅@〜発作的無為挑戦〜 20.12/27&28

今年の年末年始休暇はなんやかんやと10連休という大スケール。
それでは、初の北海道真冬の鳥見とシャレこんで未見の鳥たちに逢おうか、はてまた、
そういえば年越ししたなかった与那国島でいろいろ探してみようか、
などといろいろ考えもしていたんですが、急激に世の中がアレコレややこしくなったこともあり、
さらに直前がバタバタしていたこともあって、前日になっても完全ノープラン(笑
とりあえず、何を狙うわけでもないけど、年越しは南方で過ごしたい。
愛車とは2月の車検でお別れすることになったので、最後に思いっきり走行距離を延ばしちゃえ。
その2つだけを決めて、あとは出たとこ勝負という、実に私らしいプラニング。
まずは、前々からリベンジしたかった蛾方面の挑戦に加え、
ちょいと面白そうな鳥情報の合わせ技での大遠征からスタートすることにして
ドッカンと大移動したところ、ものの見事な空振り具合になって
あと後で考えてみれば今回の旅の皮切りに非常にふさわしい2日間となったのでした(^^;

<1>12/27 千葉県各所


まずは道中に愛車が達成した記録映像を。33万3,333キロでございます♪
いやはや長らくこき使ったもんですなぁ(笑
実はこのショットが後々けっこう大きな意味を持ってくるんですがそこは後程…

  
昼過ぎになって到着した海岸沿いでは、セグロカモメ(左)に続いて、
なんか不思議なスズガモ♀(右)を見つけて、頭頂の形的にコスズ?と期待するも
すぐさま潜ってどこかに消えちまう、ってあたりからの幸先微妙な皮切り(笑

  
のんびり歩いていくと、えらい近距離に黒いデカい物体(左)が。
これってもしや、とおもうとそれはビロードキンクロ♂(右)だったのでビックリ!

  
あまりに近距離だったのでPowershotでもバシバシ撮影。
うむ、ビロキンこの距離感ってなかなかレアな経験じゃない?

  
不思議そうにこちらを見るショット(左)なんかも撮らせてくれました。
あたりにはスズガモ(右)が集団で潜っていてなかなかにぎやかな雰囲気。

  
さらにのんびりビロキンの潜った瞬間(左)なんぞ撮ったりしたあとで、
ウロウロと周辺を探索すると、ヒドリガモ(右)が大量にのんびりとお散歩中。

  
んで、この場所で一番期待していたヤツは別だったので、頑張って
スズガモの群(左)を見ていくも、さっぱり見つからず、地元の方とお話していると
「今日はものすごく遠いとこにいるんですよ、ほらあの辺」
と教えていただいたところに、いました、狙いのコオリガモ成長♂(右)。
って、デジスコのテレ端でこれなんですよ。ノリ竿の前に白いものが見えるかなぁ…
こりゃどうにもならんな、と思っていたら「この前朝来た時にはすごく近かったのに」
とのお言葉があり、明日も朝イチできてみるしかないナァということに。

  
その後、ちょいとした思い付きで少し離れたエリアをしばらくウロウロしたんですが
こちらは見事なスッ空振りで、キジ(左)やセグロセキレイ(右)が見れた程度。
まぁ、こちらはヒットしないだろうと思ってたんで予定調和なんですけど。

  
んで、夕刻も近づいてきたので今回の最大のターゲットである某蛾を探しに
とある公園を歩くと、クヌギカメムシ類の死骸(左)やら、ハラビロカマキリの卵のう(右)やら
を見つけたものの、明るいうちにはそれっぽい姿は全く皆無。

  
しかし、日も暮れたクソ寒い中をウロウロすると、何度か怪しい物体が
フワリフワリと飛んではくれたんですが、しつこく追いかけてもどこかへふっと姿を消すばかりで
散々探し回るもウスバフユシャク(左)が1度登場しただけ。
樹皮に止まっていたのは怪しいクモ類(右)だけ、という体たらく…

  
しょうがないので別の公園を回ってみると、
ナミスジフユエダシャク(左)やらチャバネフユシャク(右)やらを発見。

  
さらにウスバフユシャク(左)がいたり、隅っこの方にひっそりと
キバラモクメキリガ(右)がいたりもしましたが、

  
ビックリしたのは、この姿のオオカマキリの死骸(左)があったこと。
生きてると思って長生きだなぁと感心しちゃったよ。
あたりを歩き回るも、ナミスジフユエダシャク(右)が見つかった程度。

  
キバラモクメキリガ(左)も登場して、相変わらずミゴト擬態っぷりだなぁと
思っていたら、ふいに羽を立てて(右)いかついポーズになったのが面白かったり。
しかしその後、再び最初の公園に戻り、真夜中までひたすら歩き回ってみたものの
徹頭徹尾まるっきりなんにも登場されず、なんとも寂しい感じのオチになってみたり(T_T)

<2>12/28 千葉県各所 続き 

  
翌朝はそれこそ日が昇る前から気合を入れて再訪しましたが、
近くを群れで泳いでいたハジロカイツブリ(左)や、ウミアイサ(右)にビックリした
くらいで、コオリガモはご不在。まぁそんな予感はしてたんだけどね(笑

  
オオバンの群れ(左)がせっせとお食事している中を見ていると、
近距離にタヒバリ(右)がご登場。うっかりイソタヒバリと言いたくなる風情やな。

  
ハマシギの群れがにぎやかに飛び交って(左)、縦横無尽に
駆け巡った後で比較的近くの磯に降りた(右)のでちょっと見てみることに。

  
すると、その中に1羽怪しいのを発見。おおっと思っていると、隣の方が
「ヨーロッパトウネンが入ってますね」。おお、やっぱそうなんだ。こんなとこにもいるのね。

  
それではさらに近づいて、と思ったら、ふいに上空にハヤブサ(左)が飛んで
なにもかもを飛ばしてしまっておジャンというオチ。
はるか遠くの杭の上(右)に止まってましたが、ここだと獲物多いんだろうなぁ。


次へ⇒

topへ⇒