ご近所巡り〜濃いめの短時間〜  20.10/23

この日はなんだか実に不思議な展開となりました。
勤務先の時間調整で急に休みになったのですが、ちょっとした用事があったので
遠出もできず、それならば近場をちょこちょこ回ろう、という短絡的計画。
そういえば最近は遠出成分が多すぎて近場挑戦してなかったことですし(笑
ちょいと体調がイマイチだったので遅めのスタートからでしたが、
先週の挑戦から連想しての気になる花を皮切りにして、
ついでにこの時期ならではのお約束な場所なんかもきっちり巡ってみると、
予想外の面白い感じの成果に興奮したりもできたものの
最後の方は早々に時間切れでちょいと中途半端、ってな感じで、
なんともワタシらしい感じの挑戦になったのでした(^^;

<1>播磨地方各所
  

  
まずやってきたのは自宅から徒歩10分くらいの河川敷。
歩きはじめると満開のマルバルコウソウ(左)やらシャクチリソバ(右)やらが見つかります。

  
んで、探すとあっけなく見つかりました。筒咲きの野菊類です。
もう10年以上前からここにだけ小群落があるんですよね。

  
草刈されてしまったようで丈が低い株がほとんどでしたが、いい感じに咲いてました。
ここにはこの筒咲きのものだけが群生していて、遺伝的には安定してるんですね。

  
花のアップ(左)だとこんな感じ。葉(右)をみると鋸歯がないんだけど、総苞片から見ると
ヤマジノギクではない。んで葉にツヤがあるのでノコンギクではない。
他の特徴も合わせるとヨメナでいいのかな。ツツザキヨメナって呼ぶことにすっか。

  
さて、そのままこの時期のお約束のため池に向かうと、マユタテアカネ(左)に続いて、
いきなりオオキトンボ(右)が近距離でホバリングしてくれて大興奮♪

  
池淵で休憩中の個体(左)を見たりしていると、ちょっと距離はありましたが
連結産卵中のカップル(右)も発見。相変わらず元気でんなぁ。

  
池淵の湿地を見ていくと、ニホンイヌノヒゲが実にい感じに大群生。
この類が咲き並ぶと星を散りばめたみたいでステキですよね。

  
その中にひっそりとイヌセンブリ(左)も1つだけ混じっていました。
あたりにはホソバリンドウ(右)なんかもささやかに咲いています。

  
ヤマラッキョウ(左)はまだまだ固い花芽でした。遅いなぁ。
などと思っていると、水辺におもしろげなホシクサ類(右)が大量にご登場。

  
イマイチ確信が持てませんが、これはヒロハイヌノヒゲでいいのかな?
ホシクサ類大好きなんだけど、見分けんのが難しいのが問題なんよね〜

  
さて、水辺を見ていくと、キトンボ(左)も次々ご登場。
コノシメトンボ(右)もホバリングしている個体に遭遇できたりします。

  
アオイトトンボ(左)も何匹も飛び交ってくれました。
すっかり紅葉しきったサワトウガラシ(右)も絨毯状で実にエエ雰囲気。

  
オオキトンボは連結カップル(左)が何度も飛び交ってくれて
それを追った個体が近くでホバリング(右)してくれたりと面白い展開続き。

  
さらに、枝上で休憩しているキトンボ(左)を見ていると、そのまま飛び立って
いい距離でホバリング(右)してくれたりまでしたんで大興奮。

  
その後もしばらく粘ると、いい距離でなんどかホバリングしてくれたので
興奮しながらバシバシ撮影。いやぁ、こういうのがあるとホンマ楽しいなぁ♪

  
さて、その後はちょっと所用を片付けた後で転戦してきた場所では
えらいこと葉の細いアキノキリンソウが次々登場。別種みたいやなぁ。

  
ホソバリンドウ(左)も一段と葉が細いナァと思いながら歩いていくと、
お久しぶりのヤマジノギク(右)を発見。御健在で何よりで。

  
ここのヤマジノギクは、妙に細っこくてヤナギノギク風の面白い個体群なんですよね。
朝っぱらのツツザキヨメナと合わせて面白い野菊をまとめて制覇になったのが愉快な感じです♪

  
花のアップ(左)だとこんな感じ。独特ですよねぇ。
オミナエシ(右)もありましたが、これもちょっと線が細い感じかな?

  
あたりではウンモンクチバ(左)がひょっこり飛び出したりとか。
ピンクと緑の色合いが面白いオンブバッタ(右)なんかもご登場されたりします。

  
ちょいと驚いたのは、薄暗い場所に群生していたこちらの植物。
花が開いていなかったけど、多分イヌセンブリですよね。また確認にこなきゃ。

  
後は池の周りでコノシメノトンボ(左)やらタイリクアカネ(右)やらを見つけましたが
ここらであっけなく時間切れとなって、お次の約束方面へ急ぐことになったのでした。

というわけで、短時間挑戦ばかりでしたがなかなか濃い感じでした。
やっぱり我が地元はなかなか底力がありますナァ。
最初のツツザキヨメナ(もうこう呼んでしまうことにしよう)も久々に見れて
ようやくジックリその正体を探求することができたし、
いつもの池ではオオキトンボ&キトンボをたっぷり堪能したあげくに
結構近距離での飛びモノがエエ感じに撮れちゃったし、
アレコレ面白いオマケもあったし、これまた実に濃い感じ。
最後の場所では、久々のヤナギノギクモドキなヤマジノギクも見れたから、
先週のツツザキヤマジノギクと、朝のツツザキヨメナと
合わせてなんかすごく面白いコンビネーションを経験できた気もしたし。
ここんとこ遠出に偏り気味にはなっていますが
たまにゃ地元のびりもエエもんだと再確認したような次第でございました♪


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