再会の濃い日〜曇天にボヤきつつ〜  20.6/20

この日は実になんともビミョーな展開となりました。
ちょうどいい時期だし、やはり但馬のゼフを見に行かないわけにゃいかぬ
ということで、突撃することにしたんですが、
ついでに前々からあこがれていた某花を見に行くことにしたら
(これはさらに後日の挑戦に向けての面白い前振りになるのですが)
首尾よく見れはしたものの、意外に移動に時間がかかって
遅くなったなぁとドキドキしつつ到着したら、いつもの山は中途半端な曇天状態(^^;
結局天気の神様のご機嫌は中途半端なままだったんですが
ちょうどいい時期だったこともあって、山の上では懐かしい面々の大集結で
いろんな方々と四方山話をのんびり楽しんでみると、
すごいタイミングに重なってお祝いを言えたり、ようやくの出会いがあったりと
生きものじゃなくて人との出会いが実に濃い、という面白いストーリーとなったのでした♪

<1>京都府墓所
 

  
というわけで、まず早朝に立ち寄ったのはとある街中の公園。
そこそこ気合を入れて歩き回れど、まだ若いマンネンタケ(左)と、
実をつけたヤマゴボウ(右)があったくらいで期待していた物件は大空振りに。
ただし、これが後々の伏線となったりするのはここだけのヒミツ(笑

  
んで、ワクワクしながらやってきたお次の地点では、歩きはじめるとすぐに
ナツノタムラソウが次々とご登場!すっごい濃い紫色ですごくステキじゃん♪
タムラソウ系は、珍品もふくめていろんな種類を見てきたんですが
なぜかナツだけみたことなかったんですよね。ようやくの出逢いで嬉しい限りです☆

  
沢沿いを歩くと、落ちかけのダイモンジソウ(左)を発見。増水の影響なんか?
すっかり花は終わっていましたが、シソバタツナミソウ?(右)なんかも見つかります。

  
んで、意外なあたりでは、クモキリソウ(左)なんかも見つかったんです。
結構花盛りなんで、花のアップ(右)もきっちり激写。やっぱり可愛らしいですよね♪

  
ナツノタムラソウ(左)はけっこうあちこちにありましたが、
ちょっと時期が終わりかけな雰囲気。それでもアップ(右)でとると艶やかですが。

  
崖沿いには、すっかり花が終わっていましたが、かなりいい雰囲気の大株(左)もありました。
イイ雰囲気の株(右)も点在していましたが、ビシバシなショットは撮れず。腕の問題ですね。

  
探し回ると、けっこうあちこちに咲き残りのナツノタムラソウ(左)が見つかるので、
さっき以上に艶やかなドアップ(右)も撮れちゃったりとか。ほんま美人な花やなぁ〜

  
さらに周辺を探し回ると、ギボウシ類(左)を発見。これってキヨスミギボウシかな?
ナツノタムラソウ(右)は葉も含めた全景も何とかGETできました。

  
山すそを歩いてみると、落下しているカヤラン(左)を発見。
さらに、結構ビックリしたのが、群生していたクモキリソウ(右)。こりゃお見事☆

  
さらに少し離れた場所でもクモキリソウの大群落(左)があったので
花のドアップ(右)もバシバシと撮影。こいつはなかなか楽しいですやん♪

  
そのあたりにもナツノタムラソウはパラパラとご登場。うん、可愛い。
来年はもうちょっと盛りの頃に再訪して、バッチバチのショットを狙うことにしよ。

  
林縁にはカンアオイ類(左)もパラパラとありました。このあたりはどの種類?
キヨスミギボウシ(右)もあちこちにありましたが、だいたいが見下ろす角度で…

  
チョイと見事だったのは、一角に咲き並んでいたミズタビラコ。
ド普通種ではあるんですが、咲き並んでいるとなんとも魅惑的ですなぁ☆

  
あたりにはムラサキニガナ(左)もありました。花はあまり開いてなかったけど。
チョイと意外なあたりでは、ギンレイカ(右)なんかもご登場。

  
すごく位置にしているキヨスミギボウシ(左)も発見。花のアップも撮っておきゃよかった。
あとは、絨毯状にびっちり咲いているユキノシタ(右)に驚いたあたりで
この場所での挑戦は終幕とし、いつもの山へ急いだのですが
これが意外に距離があってすんごく手間取ることに…
んで、ようやく到着したらなんと山の上はすっぽりと雲の中なんです。そりゃないぜベイベ(T_T)

<2>但馬地方某所
 

  
とりあえず山頂に向かうと、お久しぶりの方々がズラリと勢ぞろいされていたので
しばらくはのんびりとご挨拶+近況報告+蝶談議の楽しい時間を過ごしつつ、
シロスジエグリシャチホコ(左)やら、キアシドクガ(右)やらを撮って暇つぶしすることに。

  
うろうろするとツルアジサイ(左)がそこそこいい雰囲気に咲いていたり、
極小サイズの美麗なガ類(右)がご登場されたりしました。
すごいなぁと思ったのは、そこら一面にあったはずの笹が全て丸坊主で、
ものすごく下の方まで見通せちゃうようになってたこと。シカの影響はすざまじいなぁ…

  
意外にまだ咲き残っていたコウライテンナンショウ?(左)なんぞ見つつ
蝶談議にふけっていると、お久しぶりのT氏がご来訪されたので、四方山話をしていると
「実は今日で退任なもんで、明日から毎日山に来れるんですよね」と仰天なお話が。
みんなで口々にお祝いの言葉をかけつつ、そのままの流れで
昔話に花を咲かせていると、いきなりス〜ッと雲が切れて晴れ間が出たんです。
こりゃ退任祝いに晴れ上がるじゃないですか、ってことで盛り上がると
かなり遠かったですが、すっとフジミドリシジミ(右)が飛んできたりして期待が膨らむも、
晴れ間は少ししか続かず、再び曇天に。いやいや、神様、そりゃないっしょ(+_+)

  
なぜか道端に落ちているノコギリスズメ(左)なんか見つつ粘りますが、
どうにもなりそうにないので、下界に降りてみると、オオチャバネせせり(右)に遭遇。
んで、そこでこれまた予想外のY氏ご夫妻にバッタリお逢いしたんです!
んでもって、初めてお会いするBabyが、あまりにも可愛らしすぎてしばし悶絶♪
こちらをじっと見てから、にんま〜と笑うその笑顔、もはや反則です(>_<)!

  
というわけで、メロメロになりつついろいろお話していると、クロナガオサムシ(左)がふらりと
足元を横切ってくれたりとかも。草地の中を見ると、イイ感じに咲いているクララ(右)もあります。

  
可愛らしい感じに赤い実を並べたヒメコウゾ(左)やら、ホタルブクロ(右)やらもありましたが、
諸事情であまりドカドカとした挑戦がしにくい雰囲気だったのがちと残念かな(^^;

  
その後もしばらくいろんな自然談義しながら歩き回りましたが、蝶方面は
ベニシジミ(左)とツバメシジミ(右)が登場したくらいで、期待していた某蝶は登場せず。

というわけで、スタートは大変よろしかったんですが、
その後の展開はイマイチという尻すぼみ感満載なストーリーでした。
なんといっても、ようやく会えたナツノタムラソウはむちゃくちゃ感動しまくりでした。
実は、タムラソウ系は、タジマ、シマジなんてあたりにも早々にお会いした上で、
ミヤマナツからまさかのウスギナツ、テリハナツと遭遇したというのに
なぜか普通のナツだけ見たことなかったんで、ようやくの大願成就ではあるんですよね。
思った以上に艶やかな紫色ですっごくかわいかったし。
その後のまさかの曇天はちといただけなかったですし、期待しまくっていたゼフは
遠めのフジの他はヒサマツとウラクロが遠くを横切っただけでしたが
いつもの面々にご挨拶できて蝶談議に花を咲かせまくり、
T氏にご退任祝いをお伝え出来たり、その勢いで昔話をテンコ盛り楽しめたり、
あげくの果てにY氏ご夫妻の可愛すぎるBabyにメロメロになれたり
探索の成果云々はど〜でもいい、って内容だったのがなんとも面白い限りでした。
ちなみに翌日は所用で再訪できなかったんですが、朝一で『大快晴!雲一つなし!』って
メッセージが某氏から届いて悔しかったのはここだけのヒミツ(笑
年々シカ害も深まって、面白さも減っていってはいる気もしたりはするんですが、
やっぱあの山は、この季節にはかならず通わねばならぬ、
そしていつもの面々に恒例のご挨拶をせねばならぬなぁ、としみじみ思う次第。
来年は可愛いBabyが走り回ってるのかと思うと、それもなんかメッチャ楽しみですしね(^.^)♪


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