お約束な探索〜良風やはり吹かず〜  19.10/5

この日は、毎年この時期恒例のトライアルでした。
そうこの時期には必ずこの場所に来ざるを得ない、というあの場所での
飛来アカネ探求です。うん、来ないわけにゃいかんのよ(笑
あわよくば少し前の台風の残したなにかがないか、
などという甘い考えもなきにしもあらずではありましたが、
おそらく今年はまだ早いだろうナァという薄々感じながらの来訪は
やはり長年培ったカンは伊達でないと実感する事態に(笑
それではともう一箇所転戦するもパワー切れで中途半端に終わるという
微妙にしまらない展開ばかりの1にちとなったのでした(^.^;

<1>島根県各所

  
というわけで、少々寝坊してゆっくり気味にいつもの池に到着すると、
すぐさまネキトンボ(左)とアジアイトトンボ(右)が登場されましたが、見渡してみても
あからさまにアカネ類が少ないので、時期尚早な雰囲気がプンプンに(^^;

  
それでも、水辺を歩いていると、なんとオナガアカネが登場!
こりゃ一応期待できるのかな、と興奮しましたが、結局見つかったのはこの1♂だけで
しかもなんか早々にどっかに飛んで行っちゃったまま見つからなくなるし…

  
大満開のミゾソバ群落(左)には、アカタテハ(右)なんかも吸蜜に訪れていました。
その後も探索範囲を広げれど飛来アカネは出ないナァと思っていたら
ふいにOさんが登場されてビックリという一幕もあったりとか♪

  
Oさんは以前ここでマンシュウを見られているので、その時のオハナシとか、
いろいろ四方山話をしながら再び池の周りを歩きますが、マユタテアカネ(左)が
出てきたくらいで、オナガアカネは再登場されず。むむ。
よくみると、イヌタヌキモ(右)が数花だけ咲いていたりもしましたけど。

  
さらに周辺をウロウロしますが、アキアカネとネキトンボばかり…
やっぱり今年はまだ飛来アカネには早かったのかな、という雰囲気ですな。
可愛く咲いていたコナギ(左)や、遠くで産卵しているギンヤンマ(右)なんぞ見てから、
とりあえずこの場は諦めて別のポイントを探索してみることに。
マンシュウはやっぱ強敵だナァ。ヤツに会えるのはいつの日になることやら。

  
んで、転戦してきたのはいつものポイント。次々飛び出すタシギに驚きながら
水田をのぞくと、ミゾカクシ(左)やら、陸生型になったアゾラ類(右)やらを発見。

  
さて、わくわくしながらいつもの水路沿いを歩きますが、
じっくり探せども登場するのは、ノシメトンボ(左)とアキアカネ(右)ばかり。
うん、この場所にオナガアカネがいないんじゃ、やっぱり今年はまだだわ(^^;

  
しょうがないので周辺をウロウロすると、可愛く咲いているヒメジソ(左)を発見。
水路には、ちょっと遠かったんですが、ヒドリガモ(右)も飛来していました。

  
ここで地面の上を怪しく飛ぶヤツ(左)がいたので、この飛び方で翅の付け根に色が
ついてるから、こいつはスナアカネだろう、とメチャクチャ興奮しながら慎重に接近していったら
ショウジョウトンボの老熟♀だったというサプライズも。まぎらわしいな(笑
近くの休耕田には、お約束のヒメシロアサザ(右)も見つかります。

  
実意にい雰囲気に咲いているキカシグサ(左)もあったので、
花のアップ(右)もとってみたりとか。アップで見ると予想以上に可愛いな♪

  
あたりにはシャジクモ類(左)もぱらぱらありました。お名前は当然わかりませんが…
ヒメミズワラビ(右)も相変わらず豪快な株が大量に繁茂。

  
んで、いつものあたりに咲き誇っているヒメシロアサザを愛でてから、
これ以上成果はなさそうだったので、思い切って大きく場所を変えてみることに。

<2>広島県某所

  
さて、お次にやって来たのは1月ぶりの山域。歩き始めるとすぐ、
すっかり実になったナベナ(左)やら、可愛いナガミノツルキケマン(右)やらを発見。

  
林の中を歩きまわってみると、ぱらぱらとサンヨウブシを発見。
ちょっと暗い場所に咲いているとイイ雰囲気ですよね〜

  
んで、期待していたトウヒレン類は、すっかり花の終わった株が1つだけ。
これは、セイタカトウヒレンでいいのかな?

  
さらに周辺をウロウロすると、シロヨメナ(左)が咲き誇っていたり、
シラネセンキュウ?(右)があったりささやかな発見が続きます。

  
ちょっと不思議だったのは、こちらのトリカブト類。
側溝の横からめちゃくちゃツル状に垂れ下がってるもんで、これってまさかの
ハナカズラかと思いましたが、そんなわきゃないわけで(笑
なんかの拍子に倒れこんだサンヨウブシってことですよね、こりゃおもろい。

  
草むらに絡み付いている個体(左)もありました。これもサンヨウブシだよね?
などと思いつつ歩いていくと、ナギナタコウジュ(右)も多数確認。

  
さらに探索範囲を広げると、田んぼ脇の斜面にアキチョウジ(左)やら、
ツリガネニンジン(右)があちこちに並んでいてなんともエエ雰囲気をかもしてたりします。

  
そんな中にキバナアキギリ(左)もぱらぱらとありました。
なんかギリギリ咲き残ってる感じのツルニンジン(右)も発見。

  
うろうろしていると、道を横切っているマムシ(左)を発見。
のんびりしていたので顔のどアップ(右)も撮ってみたりしましたが、
真昼間からこんだけオープンランド闊歩してるのって珍しくない?

  
その後さらにウロウロすると、イキオイよく咲き誇っているタムラソウが
見つかったりしましたが、さらにもう一箇所と思ったものの時間が中途半端で
早めの終幕、というメチャクチャ中途半端な〆となったのでした。

いうわけで、微妙にしまらん展開の1日となりました。
まぁ、飛来アカネは、ダメかなぁそれでも万が一ヒットすれば大きいし、
なによりも”挑戦し続けることに意義がある”みたいな意識もあってのトライアル
だったりするわけですが、やっぱ予想通りというオチ(笑
といっても憧れのマンシュウに会うためにはひたすら通い続けるしかないし
これからもこの場所に毎年足を伸ばすんだろうナァ…
そのお次の山の方も、期待のトウヒレン系はすっかり花の終わった1つだけで
ついでに探してみよう、ってやつらはすべて空振りだったし、
な〜んかものすごい不完全燃焼感がハンパない(^^;
ちなみに、この翌日はそのままのんびりと中国山地あたりを
うろうろしようと思っていたんですが、ちょっとこの日のしまらなさが妙に悔しくて
気分転換にどかんと遠出することにして、なぜか途中でカツオ食ったりしたのでした(笑


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